★4 | ベタであることを恐れない、勇気あるまっすぐな映画だ。民族問題の隠喩であろう小ネタが山盛りだが、物語をねじ曲げることなく「ある時代のある若者たちの青春」を描いた映画ですよという絶対防衛線を死守したのは立派だ。 (ペンクロフ) | [投票(3)] |
★1 | 嫌になってまともに見終わることができなかった。「当時」の関西ではありうるテーマも、こじれた「現在」ではまったく説得力を欠き、「一方的」とも思われる内容を打ち出すに過ぎない。エンタテインメント性においても首をかしげる箇所が多く、手法によっては突破口があったかもしれないのに残念な限り。「この程度か。」井筒和幸監督作品は今後観ることがないだろう。 (みか) | [投票] |
★5 | 井筒和幸という人は、その言動から「お前の映画だって、なんてことないじゃんかよっ!」と思われがちだったりするのだが、この映画に限っては素直に認めてあげてもいいんじゃないかと思う。ていうか、認めてあげてください。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★3 | 懐かしい…何もかも。(05・11・21) [review] (山本美容室) | [投票(1)] |
★3 | 放送業界に携わる者として、大友康平 の言葉に震えました。 (stimpy) | [投票(1)] |
★3 | 井筒さんの根底にあるテーマは『ガキ帝国』の頃から全然変わんない。そのこだわりがよろしい。(あっ別に上からモノを言ってる訳では・・・)脇役含めて演者の演技が全ていい!さすが井筒監督、手加減なしだ。 [review] (TO−Y) | [投票] |
★4 | 『ロミオとジュリエット』は本当に素晴らしいプロットだと再認識。このプロットを自分なりに消化して見せる井筒和幸のテクニックに4点。ただこういうテーマにはなんらかの歪みが内包されるんだよなぁ。 (某社映画部) | [投票(1)] |
★4 | 一見対立的に見える「けんか」も [review] (蒼井ゆう21) | [投票(1)] |
★5 | 前半の散漫にみえた数々のエピソードを、葬式のシーンから一気にシンクロさせる構成に、全身の毛穴が総毛立った。これできる脚本家って、なかなか現在の日本映画界にはいないんですよね。三谷さん、クドカン、羽原さん、全員舞台出身の人たちだけど、やっぱり場数をこなしてるからか、群像劇を書くのが上手い。 (Linus) | [投票(1)] |
★5 | 映画の楽しさが満ち溢れている。 [review] (ちわわ) | [投票(8)] |
★5 | 日本と朝鮮の間には越えたくとも越えられないもうひとつのイムジン河がある。それを気づかないことの悲しさ、気づくことの不幸。日本と朝鮮の哀しい関係の歴史がここにある。強引な説明台詞が鼻につく場面もあるが、些細なことと済ませられるパワーがある。井筒、久々のソロホームランである。 (tkcrows) | [投票(3)] |
★3 | ギャグがきちんと決まってない箇所が多く、繰り返しも多いため、ラストまでずいぶん冗長な感じがする。ラストの盛り上げ方はさすがに堂に入ってる。 [review] (_) | [投票] |
★5 | 井筒和幸は大阪のやんちゃ坊主描かせたら世界一やと思うと友人に言うと、世界に大阪はないと冷静に返された。 (gegangen) | [投票(2)] |
★3 | 時代背景、政治背景をいいネタに挟み込むワサビのように、説教臭を排してピリリと活かす。普段の井筒監督のテレビでの発言からすると、手の込んだ仕事です。メインのネタメンバーから刺身のツマのオダギリジョーまで、いつもながら切り取り方がうまいです。 (chilidog) | [投票(2)] |
★3 | なんのことはないいつものベタベタ井筒映画。ロッテの小宮山のピッチングみたいなもんで、落差が激しいから実際よりも速く見えるだけ。でも、日本人なら観た方がいい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★3 | いい意味でも悪い意味でも2004年に作られた作品に見えない。80年代のテレビドラマを見ているような気になるのは、別に大友康平が出ているからではなく、職人たろうとする監督井筒和幸の頑固さゆえなのだろう。本作と比べると、『GO』は粗が目立つ一方で新鮮だったのかもしれない。 (グラント・リー・バッファロー) | [投票(1)] |
★4 | 井筒和幸はそんなに凄い映画監督ではないと思う。ただ、この人が凄いのはとにかく「いい顔」を集めてくること。「いい顔」を引き出すこと。それが映画の凡庸さを補って余りある。みんな本ッ当にいい顔してる。関西弁が完璧なのも気持ち良い!(05.03.10@梅田ブルク7) (movableinferno) | [投票(7)] |
★2 | 僕が2点をつけていて、さらに困ったことに評価が高いことに理解すらできない理由は、おそらく僕の視点と井筒和幸監督の視点があまりにも違いすぎるからだろう。
[review] (Keita) | [投票(10)] |
★4 | 歌の持つ力。頭突きの持つ痛み。そして人の持つ力。 [review] (Myurakz) | [投票(9)] |
★5 | 若さではパッチギれない歴史があり、若さしかパッチギれない壁がある。現実に直面したティーンは「悲しくてやりきれず」「悲しみは言葉にならない」からギターを壊し、自暴自棄になる。でも誰が作ったかわからない歴史に引き裂かれた今、叫んでやる。「あの素晴らしい愛をもう一度」 2005年1月29日、31日、2月16日18日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(11)] |
★3 | 最初のケンカのエネルギーが、ほぼ2時間持続する。怒涛のごとく過ぎていく上映時間!驚いた、このパワー。まさに今の日本映画に稀有な、エネルギッシュな爽快感。エンターテイメントのみに終わらせず、問題点は問題点としてきちっと心に残る。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票] |
★5 | フォークルの歌の良さとヒロイン沢尻エリカの魅力がこの青春映画を支えている。清楚さの中に、何ものをも期待しないかのような倦怠と、何ものをも諦めぬ凛々しさを感じさせる彼女を、八千草薫の再来、と云ったら云い過ぎだろうか。 [review] (町田) | [投票(16)] |
★4 | 「かつて差別し差別された2つの民族が心を開いて交流すれば、必ず融和が実現する」という前向きな部分だけでなく、根の深いネガティブな部分にも切り込んでいるところに、製作陣が持つ勇気を感じました。 [review] (ゆーこ and One thing) | [投票(3)] |
★4 | 井筒監督得意の凄絶な抗争のなかに、ひっそりと咲く花、沢尻エリカ。彼女への脆弱軟派な少年の思いは、青春の一時期なればこそほんの僅かの間大きく花開き、闘いのエネルギーを凌駕する。ピュアな思いが総てに増して輝く奇跡の季節をわれわれは目にすることができた。 [review] (水那岐) | [投票(9)] |
★5 | 大笑いしているのに、知らない間に泣いている...そんな、感覚はひさしぶりだ。日本人・朝鮮人の区別なく、あたしたちもいつかは、イムジン河をこえて、手をとりあって暮らしていきたいものだ。そんな日がきっと来る、そんな風に思える映画だ。 [review] (kazby) | [投票(1)] |
★3 | 主要キャストはもう少しうまい人を選んだ方がいいと思う。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 『ガキ帝国』『岸和田』の男子祭り系譜と『のど自慢』『ゲロッパ!』の歌謡映画系譜を巧みにミックスさせた集大成と言えばそうだが加減が程良すぎる一方なおざりな感じもした。「朝鮮人になれる?」の真摯な問いへの落とし前位はつけるべき。 (けにろん) | [投票(9)] |
★2 | ・・・・・・・。平均点(評価)高いですねぇ。"どこが良かったの?"って感情より、"良かった!"と思えない自分がちょっと悲しくなりました。私には心がないのか。。とにかく、喧嘩喧嘩喧嘩,素っ頓狂な展開が気になるだけだったのでした。05.02.06@劇場 (リア) | [投票(1)] |
★5 | 泣いちゃったね。歌と暴力がカタルシスとなって、涙と一緒に流れていくラスト。 [review] (イライザー7) | [投票(5)] |
★5 | 初めて井筒作品で良いと思えた。とにかくこんなにすべての出演者が魅力的な作品は稀有で、映画はどれだけキャラクターを魅力的に見せるかが勝負であるかというのを実証したといえる。笹野高史の説教だけは熱演だっただけに映画の中での比重が高まりすぎたように思える。 (プロデューサーX) | [投票(1)] |
★4 | 溢れる破壊衝動と激しくも淡い異性への思いを抱えつつ、自らの動かしがたい境遇と社会の巨大な矛盾に気づき、思春期の少年たちは虚勢だけをたよりに日々を生きる。その全てが一気に昇華されていく河原の決闘シーンでは、共感と郷愁の涙が止まらなかった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★4 | 井筒和幸らしいコミカルで笑えるシーンもいっぱいあるが、端的なエピソードで語られる在日朝鮮人の重い事実が胸に迫って、ラストは泣ける。塩谷俊、高岡蒼佑を始め若手キャストのやんちゃ振りも爽快な井筒久々の快作。['05.1.23MOVIX京都] (直人) | [投票(2)] |
★5 | 悲しい壁はあまたあれど、それを乗り越えようとする人間の熱は確かに存在する。 [review] (ぽんた) | [投票(7)] |
★4 | いい映画だなあ。青春の息吹がみなぎっている。ラストに向かうまでのみんなの激しい鼓動。うごめく心。動きようのない閉塞性。そのとき青春していた私としてはまことに自分の私小説のような映画で緩やかなほほを伝わる涙が時代を超えた。 [review] (セント) | [投票(12)] |
★5 | 朝鮮人連行と、戦後も貧しい暮らしに追いやられたその人たちの、日本と朝鮮との間にあった過去にも目をそむけることなく、そういう過去を知って自分にできることを精一杯やっていく、その真っ当で爆発的な主人公たちの姿勢は、新鮮なみずみずしさがあった。 [review] (シーチキン) | [投票(17)] |
★4 | フォークの主題歌がはまってますね〜。 当時の朝鮮人の高校生を身近な存在として描いていたのは好感が持てる。『GO』より単純な創りだけど、こっちのほうがじ〜んと来た。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(10)] |
★3 | たぶん監督は愚連隊の兄ちゃんたちの喧嘩にまみれた青春が描きたかっただけなのだろう。深い考えなしにテーマ性をかぶせてしまったおかげで、いびつなものが出来上がってしまった。もっと作り込んでほしかった。[ヤクルトホール (試写会)] (Yasu) | [投票(4)] |