★5 | 朝鮮人連行と、戦後も貧しい暮らしに追いやられたその人たちの、日本と朝鮮との間にあった過去にも目をそむけることなく、そういう過去を知って自分にできることを精一杯やっていく、その真っ当で爆発的な主人公たちの姿勢は、新鮮なみずみずしさがあった。 [review] (シーチキン) | [投票(17)] |
★5 | フォークルの歌の良さとヒロイン沢尻エリカの魅力がこの青春映画を支えている。清楚さの中に、何ものをも期待しないかのような倦怠と、何ものをも諦めぬ凛々しさを感じさせる彼女を、八千草薫の再来、と云ったら云い過ぎだろうか。 [review] (町田) | [投票(16)] |
★4 | 溢れる破壊衝動と激しくも淡い異性への思いを抱えつつ、自らの動かしがたい境遇と社会の巨大な矛盾に気づき、思春期の少年たちは虚勢だけをたよりに日々を生きる。その全てが一気に昇華されていく河原の決闘シーンでは、共感と郷愁の涙が止まらなかった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★4 | いい映画だなあ。青春の息吹がみなぎっている。ラストに向かうまでのみんなの激しい鼓動。うごめく心。動きようのない閉塞性。そのとき青春していた私としてはまことに自分の私小説のような映画で緩やかなほほを伝わる涙が時代を超えた。 [review] (セント) | [投票(12)] |
★5 | 若さではパッチギれない歴史があり、若さしかパッチギれない壁がある。現実に直面したティーンは「悲しくてやりきれず」「悲しみは言葉にならない」からギターを壊し、自暴自棄になる。でも誰が作ったかわからない歴史に引き裂かれた今、叫んでやる。「あの素晴らしい愛をもう一度」 2005年1月29日、31日、2月16日18日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(11)] |
★3 | なんのことはないいつものベタベタ井筒映画。ロッテの小宮山のピッチングみたいなもんで、落差が激しいから実際よりも速く見えるだけ。でも、日本人なら観た方がいい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★2 | 僕が2点をつけていて、さらに困ったことに評価が高いことに理解すらできない理由は、おそらく僕の視点と井筒和幸監督の視点があまりにも違いすぎるからだろう。
[review] (Keita) | [投票(10)] |
★4 | フォークの主題歌がはまってますね〜。 当時の朝鮮人の高校生を身近な存在として描いていたのは好感が持てる。『GO』より単純な創りだけど、こっちのほうがじ〜んと来た。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(10)] |
★4 | 知らないからこそ。知ったとしても。 [review] (きわ) | [投票(9)] |
★4 | 歌の持つ力。頭突きの持つ痛み。そして人の持つ力。 [review] (Myurakz) | [投票(9)] |
★4 | 井筒監督得意の凄絶な抗争のなかに、ひっそりと咲く花、沢尻エリカ。彼女への脆弱軟派な少年の思いは、青春の一時期なればこそほんの僅かの間大きく花開き、闘いのエネルギーを凌駕する。ピュアな思いが総てに増して輝く奇跡の季節をわれわれは目にすることができた。 [review] (水那岐) | [投票(9)] |
★4 | 『ガキ帝国』『岸和田』の男子祭り系譜と『のど自慢』『ゲロッパ!』の歌謡映画系譜を巧みにミックスさせた集大成と言えばそうだが加減が程良すぎる一方なおざりな感じもした。「朝鮮人になれる?」の真摯な問いへの落とし前位はつけるべき。 (けにろん) | [投票(9)] |
★5 | 映画の楽しさが満ち溢れている。 [review] (ちわわ) | [投票(8)] |
★4 | この井筒和幸のテンションの持続は大したもんだ。私も一部のシーン、例えば葬儀シーンの述懐や、クライマックスのクロスカッティングなんかは平板だと思うのだが、しかしそれも帳消しになるぐらいパワフル。描き方に過不足はあっても、とにかく「やりたかったことがきちんとやれている」映画の清清しさがある。 (ゑぎ) | [投票(7)] |
★4 | 井筒和幸はそんなに凄い映画監督ではないと思う。ただ、この人が凄いのはとにかく「いい顔」を集めてくること。「いい顔」を引き出すこと。それが映画の凡庸さを補って余りある。みんな本ッ当にいい顔してる。関西弁が完璧なのも気持ち良い!(05.03.10@梅田ブルク7) (movableinferno) | [投票(7)] |
★5 | 悲しい壁はあまたあれど、それを乗り越えようとする人間の熱は確かに存在する。 [review] (ぽんた) | [投票(7)] |
★5 | 加藤和彦の音楽監督による松山猛の伝記。語り継がれるべき文化史を井筒はかつての大島のように、極彩色の演出で塗り潰したうえで、彼等を讃えている。 [review] (寒山拾得) | [投票(5)] |
★5 | りかちゅが大学入学で上京して、最初に住んだのは巣鴨のマンションでした。大家のお爺さんが言うには「十条駅に一人で行ってはいけないよ。朝鮮高校と帝京高校の学生が戦争やってるからね。」以来23年、その言葉が呪文のように取り憑き、十条駅に行ったことは一度もありません。ところで... [review] (りかちゅ) | [投票(5)] |
★3 | 俳優(特に若手)が怖ろしく魅力的! しかし「差別」とも「暴力」とも全く向き合おうとしない井筒和幸監督。4点か2点か、迷った挙句の3点です。 [review] (Aさの) | [投票(5)] |
★5 | 泣いちゃったね。歌と暴力がカタルシスとなって、涙と一緒に流れていくラスト。 [review] (イライザー7) | [投票(5)] |
★4 | 4年前のW杯日韓大会最終日に『ユリョン』のコメントを確信犯で投稿した。そして本日4年後の今日、テポドン撃たれて総連と民団は和解を白紙撤回したそうです。 [review] (sawa:38) | [投票(4)] |
★3 | たぶん監督は愚連隊の兄ちゃんたちの喧嘩にまみれた青春が描きたかっただけなのだろう。深い考えなしにテーマ性をかぶせてしまったおかげで、いびつなものが出来上がってしまった。もっと作り込んでほしかった。[ヤクルトホール (試写会)] (Yasu) | [投票(4)] |
★4 | 小手先のテクニックに井筒さんの本気を見た [review] (pori) | [投票(3)] |
★5 | 「イムジン河」と「あの素晴らしい愛をもう一度」が良作を秀作にまで昇華させました。 (TM(H19.1加入)) | [投票(3)] |
★4 | ベタであることを恐れない、勇気あるまっすぐな映画だ。民族問題の隠喩であろう小ネタが山盛りだが、物語をねじ曲げることなく「ある時代のある若者たちの青春」を描いた映画ですよという絶対防衛線を死守したのは立派だ。 (ペンクロフ) | [投票(3)] |
★5 | 日本と朝鮮の間には越えたくとも越えられないもうひとつのイムジン河がある。それを気づかないことの悲しさ、気づくことの不幸。日本と朝鮮の哀しい関係の歴史がここにある。強引な説明台詞が鼻につく場面もあるが、些細なことと済ませられるパワーがある。井筒、久々のソロホームランである。 (tkcrows) | [投票(3)] |
★4 | 「かつて差別し差別された2つの民族が心を開いて交流すれば、必ず融和が実現する」という前向きな部分だけでなく、根の深いネガティブな部分にも切り込んでいるところに、製作陣が持つ勇気を感じました。 [review] (ゆーこ and One thing) | [投票(3)] |
★3 | ヒップアタックをやらないケンコバなんて。 [review] (ロープブレーク) | [投票(2)] |
★4 | 「沢尻エリカはこの時がピークだったね。」と今後語り継がれることになるでしょうね・・・ (RED DANCER) | [投票(2)] |
★3 | ちょっと待て、提起された問題は何も解決していないぞ [review] (パグのしっぽ) | [投票(2)] |
★3 | 良くも悪くも普通の井筒サン。ただ、このテーマを「ノスタルジー」というパッケージの中で語っていいもんだろうかという疑問はある。あと、江口徳子(『ジョゼ』のセフレ役)はやっぱり存在感のあるイイ女優だと思った。 (林田乃丞) | [投票(2)] |
★4 | 青春ものを作りたくて、そのスパイスとして民族問題を混ぜたんでしょ? [review] (K-Flex) | [投票(2)] |
★4 | チョン、チョッパリとメディアでタブー視されている言葉が行きかううち、心に秘めた民族感情とともに心が露にされる。そこでベタな展開が訪れるので、思った以上の感動を受ける。パッチギし合うだけで得られる10代の不思議な開放感のようだ。060707 [review] (しど) | [投票(2)] |
★5 | 井筒和幸という人は、その言動から「お前の映画だって、なんてことないじゃんかよっ!」と思われがちだったりするのだが、この映画に限っては素直に認めてあげてもいいんじゃないかと思う。ていうか、認めてあげてください。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★5 | 井筒和幸は大阪のやんちゃ坊主描かせたら世界一やと思うと友人に言うと、世界に大阪はないと冷静に返された。 (gegangen) | [投票(2)] |
★3 | 時代背景、政治背景をいいネタに挟み込むワサビのように、説教臭を排してピリリと活かす。普段の井筒監督のテレビでの発言からすると、手の込んだ仕事です。メインのネタメンバーから刺身のツマのオダギリジョーまで、いつもながら切り取り方がうまいです。 (chilidog) | [投票(2)] |
★4 | 井筒和幸らしいコミカルで笑えるシーンもいっぱいあるが、端的なエピソードで語られる在日朝鮮人の重い事実が胸に迫って、ラストは泣ける。塩谷俊、高岡蒼佑を始め若手キャストのやんちゃ振りも爽快な井筒久々の快作。['05.1.23MOVIX京都] (直人) | [投票(2)] |
★5 | 「イムジン河空遠く虹よかかっておくれ」でグッときて、「河よ想いを伝えておくれ」で涙が・・・。「故郷をいつまでも〜」は声にならない― [review] (KEI) | [投票(1)] |
★4 | 第一に登場人物(役者)たちの放つ輝き、第二にフォークルの音楽をはじめ数々のガジェットが表現する時代感、第三に観光地ではなく生活地としての新鮮な顔を見せる京都の町。これらの圧倒的魅力が、このベタな直球勝負を勝ち戦へと押し上げている。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | 至極まっとうな感覚を持った、誠実な大人により語られた、実にバランスの良い話(メッセージ)だ。随所で良い映画だと溜息をつかされた。まったく理想的な仕事と思わされる脚本(構成)で、クライマックスは演出の情熱に浮かされた。 [review] (kiona) | [投票(1)] |
★3 | 在日不良少年たちの清々しいまでの凶暴さ。荒ぶる純情。そして、唐突に訪れる青春の終わり。叙情溢れる語り口、と同時に、何か赤面させるような説教臭さも…。良くも悪くも直情径行。 (淑) | [投票(1)] |
★4 | ケンカのシーンは娯楽と割り切って自由に撮るがゆえに、その衝突の背景となる事実では嘘を描かないでおこう、という監督なりのポリシーを感じる。 [review] (おーい粗茶) | [投票(1)] |
★4 | 泥臭さ上等。井筒監督の魅力はその点にこそあるのですから。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | 「朝鮮人になれる?」日本人にしてくれと言えない(言わない)、見えない歴史の重み。若者の喧嘩それ自体は、歴史を二の次にしているように不思議と辛気くさくなく、妙な清々しさを感じさせて好きです。 (らーふる当番) | [投票(1)] |
★2 | 帰って下さい。 [review] (TW200改) | [投票(1)] |
★5 | 悲しいけれど。井筒監督は温かさを忘れなかった。日本の若者は今もあの頃も何も知らない。この映画で涙を流せれば、何かのキッカケにはなると思う。 (あちこ) | [投票(1)] |
★5 | フォークル世代の掘り起こしと、現在の日韓問題、朝鮮半島問題のいずれもをわかりやすくあぶりだした。見事だ! [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★3 | 懐かしい…何もかも。(05・11・21) [review] (山本美容室) | [投票(1)] |
★3 | 放送業界に携わる者として、大友康平 の言葉に震えました。 (stimpy) | [投票(1)] |
★4 | 『ロミオとジュリエット』は本当に素晴らしいプロットだと再認識。このプロットを自分なりに消化して見せる井筒和幸のテクニックに4点。ただこういうテーマにはなんらかの歪みが内包されるんだよなぁ。 (某社映画部) | [投票(1)] |