袋のうさぎさんのお気に入りコメント(11/23)
デトロイト(2017/米) | review] (deenity) | 人種差別はもちろんだが、大切なのは現代に根付く社会派作品として捉えること。作中にチラッと映るワンシーン、ミシガン州の警察がさながら我々傍観者たる一般人を指すのではないか。 [[投票(3)] |
ゴルゴタの丘(1935/仏) | 寒山拾得) | キリストを殆ど描かず、祭司の嫉妬と群衆の狂乱が強調される切り口が特異、グロテスクな描写が効いている。この狂った群衆に自分を見つける人はキリスト教徒、ユダヤ人を見つける者は人種差別主義者なのだろう。その後の危うい歴史までが剥き出しに見える。 ([投票(1)] |
ゴルゴタの丘(1935/仏) | review] (KEI) | 誰がイエスを磔にしたのか? [[投票(2)] |
ハロウィン(1978/米) | review] (t3b) | 最初にリアルに描かれるものが幻想になっていく・・・・ [[投票(1)] |
ヘッドライト(1955/仏) | KEI) | 邦題が良い−暗い夜道を走る、明日の見えない2人の生き方を表した。女は父性を求めた?しかし互いに魅かれたのは間違いない。世紀の大恋愛も週に2回15分の逢瀬も、燃える男と女には同じ事だろう。2Fの小階段、坂途中の連れ込み宿、霧に浮かぶ工事中看板、忘れられない。 ([投票(2)] |
希望のかなた(2017/フィンランド) | review] (寒山拾得) | あっけらかんとしたご都合主義は極点にまで彫琢され、寓話の外部にある現実の過酷さが行間から浮き彫りにされる。カウリスマキの物語話法の一大成果。 [[投票(5)] |
エンドレス・ポエトリー(2016/仏=チリ=日) | フローレスの役割は意味深い。 [review] (水那岐) | ホドロフスキーの朗らかな自己肯定の羅列。青年は青春の蹉跌に思い悩みつつも、実は他のほとんどの悩める人々に求められるこの世の導師だ。それが大真面目な描写であることは、この作品が青春コメディの色彩もはらみながら、実は二度ほどしかギャグと呼べる描写を含んでいないことからも知れる。母とステラ役を兼ねる[投票(3)] |
雪の轍(2014/トルコ=仏=独) | ベルイマン・カサヴェテスクラスの深層心理の表出により切り裂かれる魂の痛みは、インテリゲンチャ崩れな高等遊民の防御壁をやがて徐々にだが融解する。ニヒリスティックな世界観だが、それでも融和と希望を託して混迷の時代を照射する。圧倒された。 (けにろん) | [投票(3)] |
ブレードランナー 2049(2017/米=英=カナダ) | review] (ゑぎ) | オープニング、閉じた瞼が開く。エメラルドグリーンの瞳。虹彩。続く太陽光発電のパネルの壮観。このカットから心つかまれた。 [[投票(4)] |
たそがれの女心(1953/仏) | オフュルスの神経に驚くが、、、、 [review] (動物園のクマ) | いくつかの舞踏会を跨ぎ踊る二人を舐るように追い、階段や衝立を絶妙に辿るカメラは、もはや流麗ではない、目眩く、だ。この時代にこの映画を撮る[投票(2)] |
私が女になった日(2000/イラン) | review] (ロープブレーク) | この邦題はひどすぎる。ビデオを借りるとき恥ずかしかったじゃないかっ。せめて「私が大人になった日」ぐらいにできなかったのか。でも内容は素晴らしい。第三部で私が画面の展開のままに感動してしまったのは、フーラ婆さんが私の婆ちゃんにそっくりだったからばかりではあるまい。 [[投票(3)] |
遥かなるクルディスタン(1999/トルコ=オランダ=独) | review] (プロキオン14) | 国土を持たないクルド人たちの、身を寄せる場所のない孤独さ。そして、故郷探し。 21世紀になっても、何も変わらない現状に、やるせない気持ちになります。 [[投票(1)] |
ホースメン(1971/米) | KEI) | アフガニスタンというと、今はテロ、戦争ばかりだが、これは'71年製作でそういう風の前の作品。ストーリーはちょっと時代がかっているが、こういう映画も良い。とにかくオープニングの風景がスゴい!一見の価値あり。 ([投票(1)] |
カリフォルニア ジェンマの復讐の用心棒(1977/伊=スペイン) | KEI) | セリフを抑えた脚本。その分、シーンが際立った。どしゃ降りの雨、白樺林の美しさ、1シーンとて笑わない母親、一瞬にして殺されるハーモニカ吹き・・・。ハマる人にはハマる一(逸)品だ。静かな笑顔、優しいまなざし。ジェンマは更にカッコいい。。 ([投票(1)] |
注目すべき人々との出会い(1979/英) | review] (くたー) | 晦渋な禅問答に終始する映画かと思いきや、意外にも話の骨子はアドベンチャー。淡々としながらも、過不足なく流れの良い話運びと、撮影が良い。 [[投票(1)] |
下部ババリアの人間狩り[迫害](1969/独) | 町田) | 性別、人種、日陰者、障害者、同性愛、に関するあらゆる差別が腸詰にされた戦後西独逸の村社会映画で、その不快感は相当なもの。主人公を演ずるのが原作者ということもあって感情移入出来る人物はただの一人もなく、家畜どもの嘶きは、未だ変われぬ独逸の悲鳴のように響いた。 ([投票(1)] |
彼女が消えた浜辺(2009/イラン) | review] (煽尼采) | 子供の愛らしさと女性の美しさだけで充分に映画的な愉しみがあるのだが、ささやかな会話の織り合わせで見せる、複雑かつ、やはり単純でもある人間劇に魅せられる。そんな人間たちに対し、脅迫的とも、単に無関心とも感じさせられる波の音が、耳に残る。 [[投票(2)] |
彼女が消えた浜辺(2009/イラン) | アスガー・ファルハディにはめられた。 (ぽんしゅう) | 冒頭の誰が誰やら判然としない集団描写にいらつくが、この個性の隠蔽が「彼女が消えた」後の個々人の焦りや思いを一気に際だたせ、夫婦や友人間で錯綜し対立する感情を成立させるための手だったことに気づく。まんまと[投票(2)] |
襲われた幌馬車(1956/米) | KEI) | 小品ながら素直な良作。音楽(R・ニューマン)が良い。撮影(W・クライン)も遠近を上手に使って、安定した画を作っている。結末は分かっていながら、段々と盛り上がっていく緊張感がたまらない。 ([投票(2)] |
立ち去った女(2016/フィリピン) | review] (寒山拾得) | リュミエール回帰とでもいうべきキャメラ置きっぱなしのプリミティブ感がとても好ましく、主題を呼び寄せてもいる。4時間弱使ってなお細部が隠されたままという物語話法も独特の味がある。 [[投票(2)] |