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3819695さんのお気に入りコメント(149/180)

オールウェイズ(1989/米)★4 ホリー・ハンターが強気で精神不安定な女性を上手く演じている。ジョン・グッドマンを見るといたずらしたくなるのはどの監督でも同じかな。 [review] (t3b)[投票(2)]
フェイシズ(1968/米)★5 最初から、ものすごい顔のクローズアップの連続。しかも、角度が自由。馬鹿笑いと心象との不一致。奔放なカメラに酔う。感心する。 ラスト近くの [review] (セント)[投票(4)]
フェイシズ(1968/米)★5 私にとってのジョン・カサベテスの最高傑作はこれ。映画の一切の約束ごとからこれ程自由になり得て尚かつまるで映画の神様が宿ったような力強い画面の連続。映画の神様は何処に宿るか判らない。奇跡の映画。 [review] (ゑぎ)[投票(9)]
巴里の女性(1923/米)★3 変なたとえだが、主役のエドナ・パーヴィアンスが平家物語に出てくる白拍子のように哀しい。電車の出発シーンの凝った光と影の演出は当時評判だったらしい。ソフィスティケートされた都会的な画像もチャップリンは撮ることができた。 (ジェリー)[投票(3)]
巴里の女性(1923/米)★3 これは、喜劇ではないとチャップリンは言っているが、立派な喜劇だと思う。設定からして、チョイ無理気味。感情と時間の行き違いも自然でなく、メロドラマ風喜劇に仕立ててある。 [review] (セント)[投票(1)]
巴里の女性(1923/米)★5 女性の自立史を独逸映画→仏蘭西映画→伊太利亜映画とでもいった構造的色調の3段変化で見せ、思いはメリエスカリガリ』から『アンダーグラウンド』等に至る映画史に遡及せずにはおけぬ傑作。男はミューズパービエンスの糧でも天寿を全うできる。 (けにろん)[投票(2)]
くちづけ(1957/日)★3 母(三益愛子)と息子(川口浩)が去りゆく車を見つめるラストシーンに漂う不穏な空気。増村保造は、衝動的であるべき愛の表現を、投資という名の賭けに託さなければならないほど母子の生き様が純度を失っていることを意地悪く描いて見せた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
くちづけ(1957/日)★4 全ての移動スピードが恐ろしく速い。そのスピードは壁や階段、ローラースケートなんて小道具よりかずっと象徴性に富んでいる。画面はまるっきりイタリア映画で主題曲もそう。後に”日本的なるもの”に接近していくことになる増村保造の非常に興味深い原点。 (町田)[投票(2)]
くちづけ(1957/日)★5 安心して観ていられない映画。 [review] (田原木)[投票(1)]
祭りの準備(1975/日)★5 生ぬるい汗の香りに満ち満ちた、故郷という名の蟻地獄。親さえもがいつか脚に齧りつこうと狙いつづけている。執拗にリフレインされるメロディラインがその陰惨さに拍車をかける。それは永遠に続く祭祀的コミュニティの象徴だ。 [review] (水那岐)[投票(9)]
ジャイアンツ(1956/米)★3 暗示的で奥行きのある屋内シーンと、雄大で時に詩情さえ浮かべる野外シーン、どちらも実に見事である。つい一年ほど前に克服した赤狩りへの反作用か、ストーリは骨太で、拍車・激昂・破壊・暴風の描写が際立って面白い。また時代を経て移ろう価値観と、変わらぬ人間の本質が丁寧に描き分けられている点にも好感を持てた。 [review] (町田)[投票(2)]
ジャイアンツ(1956/米)★4 ことさらに荘重にならず、軽みとユーモアを基調音とした良質の家庭劇。富み行くアメリカの中身のなさをジェームズ・ディーンが好演。少しづつ自分の夢から外れていった夫婦を演じたエリザベス・テイラーロック・ハドソンの老け具合は絶品である。 (ジェリー)[投票(1)]
ジャイアンツ(1956/米)★4 この映画の冗長さや、つまらなさはようく判るが、ジェームズ・ディーンの出演作として『エデンの東』なんかとは比べ物にならないぐらい愛着がある。ジェット・リンクが石油を当てて、真っ黒になったままベネディクトの家へ乗り込むシーン! [review] (ゑぎ)[投票(7)]
探偵物語(1983/日)★3 処女探偵ナオちゃんがゆく!何気に門や壁をよじ登るシーンにこだわる根岸演出。事件よりも、解決後に部屋に押しかける薬師丸ひろ子と優作の「泊めて」「泊めない」押し問答シーンの方が手に汗握る。 [review] (AONI)[投票(7)]
落下の王国(2006/インド=米=英)★5 映画ってこんなに自由で楽しいことができるんだと再発見。「もう2時間たったの?」と思うほどどっぷりと、見ていることの快感に浸りきった。まるで、竜安寺の石庭を眺めていた時のようだった。 [review] (シーチキン)[投票(4)]
フランケンシュタイン(1931/米)★4 無垢な魂に培養される憎悪。邸宅に侵入し、後ろからヒロインに迫ってくる怪物が怖い。思わず「後ろ!後ろ!」と言いたくなる。クライマックスの風車シーンは感動的ですらある。 (AONI)[投票(1)]
フランケンシュタイン(1931/米)★4 ボリス・カーロフは決定的。他の役者さんじゃ無理なほどの濃厚な味わいを出している。 [review] (t3b)[投票(1)]
フランケンシュタイン(1931/米)★4 今見ると、フランケンシュタインの怪物のキャラクター以上に、美術・装置の面白さに目を瞠ってしまう。 [review] (ゑぎ)[投票(6)]
河内カルメン(1966/日)★3 この時代に遊んでいた人たちに「近頃の若いヤツは…」と言われていたのかと思うと愕然とします。 [review] (づん)[投票(2)]
河内カルメン(1966/日)★4 溝口のような悲壮感はなくサッパリとした語り口で、ラストは爽快さすら感じさせた。清順演出も隠し味的に効いている。それにしても、役者をモノとしか思っていないような後年の作品に較べ、なんと人間(特に女)が活き活きと描かれていることか。 (太陽と戦慄)[投票(1)]