いくけんさんのお気に入りコメント(2/63)
処女の泉(1960/スウェーデン) | 羅生門』直下の演出は縦構図を完璧にモノにしニクビストのシャープネスが木漏れ日の煌きを倍加する。ラストは全ての疑義を超え承服せざるを得ぬ力業。 (けにろん) | 残酷童話として完璧な世界の構築により神の在不在の問いかけは物語に包括され意義さえ失うかのよう。『[投票(4)] |
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016/米) | review] (ロープブレーク) | こんなヤツ大嫌いだ!金輪際マクドなんて行かないぞ(今までもそんなに行ってないけど)。でもその先にあった本当の「帝国のヒミツ」とは…。 [[投票(6)] |
羅生門(1950/日) | 三船敏郎との対比で、京マチ子と森雅之のキャラクタが怪しく変容していく様が際立つ。 [review] (緑雨) | デジタル完全版にて再鑑賞。回想のバージョンが変わっても、キャラの全く変わらない(変えられない)[投票(3)] |
フェリーニの道化師(1970/独=仏=伊) | review] (ぱーこ) | フェリーニの映画ってサーカスだと思ってる。その進行役が道化師。だからこの映画はフェリーニみずから自分の作品のネタバレをやってるんだと思いました。秀作です。 [[投票(1)] |
砂漠の流れ者(1970/米) | KEI) | ちょっといい映画。何年か後に、優しい男が砂漠で水を見つけ・・・どうしたんだっけ?と思い出しそうな(思い出していない!)作品。銀行の頭取がエラかった(遊び半分だったのかも?)という事と、友の偽牧師の生き方に憧れる。生き方は人それぞれだ、とつくづく思う。 ([投票(1)] |
殺しのドレス(1980/米) | サイコ』に対するオマージュとしても高度な達成。精神的な成熟レベルの幼児性といい天才的な技巧への拘泥といいヒッチに比肩し得る。 (けにろん) | 3面記事的えげつなさは幼稚で洗練されてないが、一方で無邪気なまでの技巧オンパレードで恥も外聞も無く押しまくる。『[投票(3)] |
ラストエンペラー(1987/英=中国=伊) | review] (pori) | 一切はバッタの夢。ラスト、玉座を眺めるローンの表情。権力も罪も全てを知り全てから切り離された男のそれ。見事としか言いようのない筆致。映画が終わっても映画が追ってきた時空に取り残されたように受け手もまた玉座を眺める。マジック。 [[投票(5)] |
男と女(1966/仏) | ルルーシュは砂糖菓子のようなボサノバを流し恰好つけまくりのソフトフォーカスをこれでもかと垂れ流し臆面もない。ヌーベルバーグに倦んだ時代に現れた新古典主義。 (けにろん) | 主役2人の微妙なエッジの効き加減がモノクロ画面とシンクロして甘さを緩衝。そのうえで[投票(1)] |
ラストタンゴ・イン・パリ(1972/伊=仏) | ストラーロのクレーンワークと中距離レンズが相当にドラマチックで痺れる。ブランドの朽ち具合も良。終盤のタンゴ競技会のシーンは陶然とする素晴らしさだ。 (けにろん) | 欧州の停滞がもたらす退廃と異邦人としての孤絶がシンクロし男は落ちていく。内省的展開だが[投票(2)] |
雪之丞変化(1963/日) | t3b) | 古典芸能と映画の洗練が出会って浮世絵を見たような情景が目の前に現れる。このカメラの技巧、強調と省略の美。日本の芸能をこういった形で残してくれて有難い。 ([投票(4)] |
田園に死す(1974/日) | review] (新町 華終) | 4月13日 東京都中央区銀座字恐山 [[投票(7)] |
初恋のきた道(2000/中国) | イーモウの敢えての陳腐が皮相に倍加する。ツィイーちゃん可愛やは淡彩背景でピンク映えの色計算で無敵レベル。ビッチ本質が隠し味。 (けにろん) | 人を好きになるという1点だけを描き映画はここまで持たせられるものだったのかという驚きは絶えなき手法変革中毒[投票(4)] |
リトル・ブッダ(1993/英=仏) | ベルトルッチならではの快楽が漲っている。入れ子構造の不具合という点で『好男好女』にも似た迷走感はあるが、十分面白い。 (赤い戦車) | 米パートの蒼い色調は、ブータンパートの陽光溢れる色彩との単なる対比というにはあまりに冷え切っており、それ以上の何かがあるのではないかと勘繰ってしまう。モブシーンにおける物量、ロングショットの決まり具合など画面のスペクタクルも充実。何より、カメラの横移動やクレーンショットに[投票(1)] |
小さいおうち(2014/日) | 山田洋次がいちばん描きたかったのは、たとえばラサール石井演じる社長のセリフだったりするんだろう。 [review] (もがみがわ) | ああ、そうか。こうやって日本は戦争に突入していったのだな。[投票(2)] |
サウンド・オブ・ミュージック(1965/米) | ぽんしゅう) | 宗教的な安寧に納まりきらないマリア(ジェリー・アンドリュース)は、福音を携えた使者として家族をカタチ作る核となり困難な現実を生きる意義を伝導する。奇跡的完成度の楽曲群と、お遊戯レベルの舞踏が生み出す近親感が老若男女を選ばず賞賛を呼ぶ映画史的傑作。 ([投票(2)] |
ペーパー・チェイス(1973/米) | ペンクロフ) | 勉強、勉強、また勉強で大変なことだ。しかしせっかく序盤で「女を作ると時間を取られる」と女を勉強の敵と定義していたのに、教授の娘と恋仲になって勉強もうまくいくなんて虫がよすぎる。どちらかは諦めていただきたい。 ([投票(1)] |
インターステラー(2014/米) | かるめら) | シンプルな物語をわざと回り道してる感覚。映像は素晴らしい。「バベルの図書館」を見られるとは思わなかった! ([投票(2)] |
ヒッチコックのゆすり(1929/英) | 勝手にしやがれ』にも劣らない革新的な仕事だ。 (赤い戦車) | サイレント映画かと見紛う冒頭シーンや連鎖される「円」「顔」「手」のイメージ、トーキーへの移行に伴う音の実験など若き巨匠の才気に圧倒される。刺殺シーンの見せない演出、そして包丁の妖しげな煌き。影の巧みな使い方も素晴らしい。終盤はヒロインの心理的葛藤が映画の速度を減衰せしめているが、それでも充分面白い。前半は『[投票(2)] |
ピアノ・レッスン(1993/豪=ニュージーランド=仏) | review] (甘崎庵) | 好みでは無い。だけどとんでもなく質が高い。 [[投票(1)] |
ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013/米) | review] (週一本) | すげーよ、レイジングブル撮った監督が今こんな事になっちまってるんだ。伸るか反るかよ、男なら。でも、たぶん、グッドフェローズとか救命士とか、、爺さんも涙ぐましい努力でここまで着たんだ。乾杯。 [[投票(1)] |