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今宵、フィッツジェラルド劇場で(2006/米) | ハレルソンとライリーに涙が止まらない。 [review] (DSCH) | 生とか死とか、何か「神」らしきものにしっかり首根っこを掴まれながらも、達観とか明鏡止水みたいな言葉ではしっくり来ず、もとより諦観や虚無では決してない、影を知るヒトでなければ決して感受できない幸福の境地。それをジジ臭い説教でなくバッドジョークと優しさでカマしてくる粋の極み。頑張ろうぜとか言わないし。猥歌をキメてドヤ顔する[投票(4)] |
ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008/米) | ゾディアック』を撮ったフィンチャーだけに、このような大河ドラマを描く手腕も安定している。状況設定も佳い。大型ハリケーンが接近する病室で今際のキワに昔語りをするというシチュエーションに心騒がされる。 [review] (緑雨) | 『[投票(1)] |
フェーム(1980/米) | ナム太郎) | よくある場当たり的なミュージカル・シーンでなく、渋滞する道路にせよ学生で賑わう食堂にせよ、それぞれに場所としての必然性を感じるのが心地よい。描かれる人生論は希薄であっても、ここには若さゆえの一瞬に賭けたパワーがある。それでよい。それがよい。 ([投票(1)] |
フレンチ・カンカン(1955/仏) | ルノワールの祖国讃歌。恋せよ!踊れ!歌え! (ナム太郎) | 悲劇性をも吹き飛ばす大らかな喜劇性、見せているのに見せ過ぎない、色を使っているのに使い過ぎないそのさじ加減。何より私たちを幸せに包み込む、出演者達のあの幸せそうな顔々。半世紀後の観客をも魅了する[投票(3)] |
晩菊(1954/日) | 稲妻』『晩菊』『流れる』。女の群像を描いた成瀬=田中の傑作群。 [review] (寒山拾得) | 『[投票(1)] |
フレンチ・カンカン(1955/仏) | 鷂) | 「豊」かな「色」と書いて「つや」と読む。ジャンはオーギュストの息子、ということを実感させられるつやつやした色彩映画。映画の服飾というのは役者の第二の皮膚なのかと思わせられる肌理。女達の脚、脚、脚が造花のようなひだひだのスカートの中で元気よく跳ねまわる。色で光を感じる。 ([投票(3)] |
かぐや姫の物語(2013/日) | review] (おーい粗茶) | 今、その当たり前の「日々のこと」の重大性に気づかなければ、それはたいへんな過ちである、というラストのメッセージ。この一点に集約される作品と思う。 [[投票(5)] |
過去のない男(2002/フィンランド=独=仏) | ドライヤーの『奇跡』で最後に起こったことが、ここでは最初に起きる。理由はない。そうではなく、むしろそれ自体が映画の中では否応なく理由になってしまうということ。少なくとも映画では、メロドラマよりも喜劇こそがより偉大であり得るみたい。〔3.5〕 (鷂) | 今目の前で死を宣告された男が突然…。ある意味、[投票(2)] |
ザ・マスター(2012/米) | ブギーナイツ』の優しさを『時計じかけのオレンジ』から冷笑を除いた滋味と前作来の鋭い筆致が引き立てる完璧さ。「俺はもはやこう生きていくほかない、お前も生きられるように生きるしかないが、そう生きろ。」 [review] (DSCH) | プロセシングの真贋に監督の興味はない。ポルノを扱った時と同じ優しさだ。猜疑の視線に曝されつつ「始まって(始めて)しまった人生」達の作る「家」の物語。酷薄な画の切り貼りの裏で涙を流しているように見える。『[投票(5)] |
秋刀魚の味(1962/日) | 杉村春子の登場と、その直後の怖ろしい表情。加東大介の敬礼と行進と軍艦マーチ。機械人形じみた岩下志麻。セリフの執拗なリフレイン。滑稽、それ故の残酷、あるいは不可解。これを狙ってやっているのだ(ろう)から、凄まじい。ついでに、最後に映し出されるアレ、これまたなぜそれがそこにあるのかが不可解。ある意味、完璧な(運命的)遺作。 (鷂) | [投票(3)] |
アイズ ワイド シャット(1999/米) | ぽんしゅう) | 小心男の性夜にならぬ聖夜の彷徨は、キョロキョロと好奇の眼差しを泳がせながら延々と続く。無意識の怯が生む理性の壁によって欲望の核に触れらない滑稽は、妄想の虜と化した思春期のガキのよう。圧倒的な美術と覚めたカメラの冷徹がキューブリックの意地悪さ。 ([投票(1)] |
ブリングリング(2013/米=仏=英=日=独) | 時計じかけのオレンジ』 [review] (ペペロンチーノ) | ソフィア・コッポラの『[投票] |
マン・オブ・スティール(2013/米) | review] (TM) | 全く心に響かない。ドラマも、そして人間の身体感覚を無視した演出(昨今、多いが)も。 [[投票(2)] |
SUPER 8 スーパーエイト(2011/米) | review] (TM) | ドキドキしながら「ヒロインになってもらえませんか?」 仲間と映画を撮った、あの幸せな季節を語るのにこんな大げさな舞台装置は要らない、と僕は思うのだけれど・・・。 [[投票(1)] |
ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013/日) | ぽんしゅう) | ベースとなる間抜けな会話劇の面白さにプラスされるべき、映画としての躍動(物理的アクションに限らず展開も)がないので、物語が内省的ベクトルに引きずられ広がらず理屈っぽく感じてしまう。海辺のブーメランが唯一の「映画らしさ」では、少しさびしい。。 ([投票(1)] |
清須会議(2013/日) | ガリガリ博士) | 時代劇を意識して動きが抑えられた分、カット割りやカメラワークが単調のためにこの長尺に耐えられる強度を持ち合わせておらず、集中力が持続しない。所々で顔を出す相変わらずベタな三谷節ギャグに冷や汗をかくが、いっそのこと無かったほうが潔かった。舞台向きの題材。 ([投票(1)] |
清須会議(2013/日) | 役所のダイワハウス系ボケ演技が堂に入って来て、大泉のツッコミと相性良く、そこに小日向の腹芸が加味され完璧なトライアングルを形成する。衣装・美術・撮影も重厚とキッチュの狭間の座りが良いピンポイントで調和。殺戮の興亡の上澄みの軽み。 (けにろん) | [投票(4)] |
密告・者(2010/香港) | review] (まー) | 香港ノワールの括りの中でも異色な手触り。 [[投票(2)] |
ペコロスの母に会いに行く(2013/日) | review] (セント) | 老人映画、最近東西問わずやたら多い。日本人の観客が加齢化しているせいか、それともそもそもそれは世界的な現象なのか分からないが、老いをテーマにし、それは必ずとも深刻ではないという掘り下げ方は見事の一言である。 [[投票(4)] |
東京の合唱(1931/日) | review] (よもやまななし) | 1931年作。 初めて観たわ。 [[投票(1)] |