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shionoさんの人気コメント: 更新順(7/11)

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★3パリより愛をこめて(2010/仏)トラヴォルタはハリウッド映画の擬人化だが、受ける側のマイヤーズもまたアメリカ人という設定だ(実際はアイリッシュだが)。会話も英語だし、むしろフランス的なるものは意図的に排除されているように見える。 [review]3819695[投票(1)]
★3グリーン・ゾーン(2010/米)撮影地モロッコをバグダッドに変貌させたプロダクションに感心する。緊迫状況を持続させた中盤まではいいが、人物の思惑が交錯する後半は単純すぎてつまらない。 [review]3819695, イリューダ, 死ぬまでシネマ[投票(3)]
★5七年目の浮気(1955/米)文明社会と狩猟本能の双方から「男かくあるべし」の命題を突きつけられた主人公のジェンダー・メロドラマにして、「映画の現実」と「映画制作の現実」と「社会の現実」の観客の側からの同一視を積極的に採用した、革新的なシチュエーション・コメディ。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4スペル(2009/米)生理に訴えかける至福の映画体験。論理的解析を微塵も受け付けないこういう映画を評するのが私はとても苦手です。 [review]muffler&silencer[消音装置], 死ぬまでシネマ, けにろん, サイモン64ほか6 名[投票(6)]
★4レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで(2008/米)古風なメロドラマを現代的な心理描写で掘り下げる演出には魅了された。ウィンスレットは相変わらずよい女優だし、ディカプリオは改めて凄い役者であった。 [review]緑雨, らーふる当番, 秦野さくら, kionaほか8 名[投票(8)]
★4パレード(2010/日)この水準の邦画には年に数えるほどしか出会えない。脚本演出の出来は青春群像劇の良作『ロックンロールミシン』を上回っていて、行定勲を大いに見直すことになった。 [review]ぽんしゅう, 林田乃丞, ペペロンチーノ, けにろんほか5 名[投票(5)]
★3その土曜日、7時58分(2007/米=英)悲しい顔をした男たちの映画。出来事の必然性が理屈にかなっているので、人物の行動と感情に集中して見ることができる。オーソン・ウェルズの貫禄に少しだけ近づいたホフマンがいい。だが恥の上塗りのようなエンディングはやり過ぎ。ぽんしゅう[投票(1)]
★4恋するベーカリー(2009/米)現時点でのナンシー・メイヤーズのベスト。身近なテーマ故に見えにくいかもしれないが、メリル・ストリープの心理描写は卓越している。抽象的な感情を表現する困難な命題を、あくまで映画のセオリーに則って実現しようとしたその挑戦は成功したのではないか。 [review]水那岐[投票(1)]
★43時10分、決断のとき(2007/米)饒舌な脚本と俳優の演技の相乗作用による人物重視のドラマが熱い。息子を目撃者にして、クロウとベールが(『プラトーン』のような)「二人の父」へと収斂していくプロセスに泣いた。けにろん[投票(1)]
★3ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008/米)事象を描くことにはそれなりに長けていると思うが、フィンチャーにヒューマンドラマは無理。育ての母タラジ・P・ヘンソン、タグボートの船長ジャレッド・ハリス、そして極めつけティルダ・スウィントンという役者たちの芝居が生殺しだ。 [review]牛乳瓶[投票(1)]
★4カメレオン(2008/日)70年代ハードボイルドのテイストを引いた、古き良き本物の匂いがする。アメリカンな体脂肪も日本的な陰鬱ムードもなく、韓国や香港の同ジャンルの良作と並べても決して引けをとらないアジア映画の秀作。 [review]ナム太郎, moot, ぽんしゅう, 3819695ほか5 名[投票(5)]
★4サロゲート(2009/米)しかしブルース・ウィリスという男は実にファニーガイだ。こういう照れ隠しの可笑しみは男性的な資質で、女優ではきっと可愛らしさが先に立ってしまうことだろう。一流のスター俳優はいずれもこうしたチャーミングなところを持っている。 [review]おーい粗茶, 3819695[投票(2)]
★2誰も守ってくれない(2008/日)下手な演出故に妙にB級めいていて面白い。特に前半一時間の乱暴な展開はカーチェイスも含め楽しめる。木村佳乃の登場シーンの出鱈目さ加減もいい。 [review]ぽんしゅう, CRIMSON[投票(2)]
★4カイロの紫のバラ(1985/米)キャラクターが文字通りに一人歩きする瞬間はかなり驚いた。それをまた具体的な事件として展開させるのもいかにもアメリカ映画らしい。 [review]牛乳瓶, ロープブレーク, りかちゅ, ぽんしゅう[投票(4)]
★4生活の設計(1933/米)ホプキンスの牽引力と、騎士道を忘れない二人の男。贅肉のない設定を演出で膨らませていて、マーチ言うところのハイクラスのコメディになっている。冒頭の客車シーンに代表されるサイレントのおもしろさ、フランス語と英語の切り換えなど、細部もまた楽しい。3819695[投票(1)]
★1ブラインドネス(2008/カナダ=ブラジル=日)オルタナ系の愚作。こういうイマジナティヴな設定はアンダーグラウンドの舞台演劇でやればいい。会話のつまらなさ、芝居のくだならさも耐え難い。牛乳瓶, のこのこ, 翡翠[投票(3)]
★4ニュームーン トワイライト・サーガ(2009/米)演出は一作目のほうが上だが、期間を空けない制作のお陰で、役者の成長ぶりがよく見える。原作に忠実な脚色なので嵌り要素も高いのだが、監督が職人仕事に徹しているので、自家中毒に陥っていないのがいい。 [review]きわ, けにろん[投票(2)]
★4おとうと(1960/日)市川崑の前衛演出が冴え渡るフィルム・ノワール(?)。初めから壊れた家族関係は修復される見込みはなく、どの登場人物も画面外ではなんの痛痒も感じていない。とりわけ岸惠子は皆の依存をやすやすと裏切りかねない倒錯した性的魅力を発散している。ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★1ゆれる(2006/日)オダギリジョーと真木よう子の夜のドライブはアメリカのインディペンデンス映画みたいだ。だがオダギリが真木の元を去る省略の仕方は考え抜かれたものというより監督の力量不足に思えて仕方がない。 [review]カルヤ[投票(1)]
★4男と女の不都合な真実(2009/米)新しいことはなにもしておらず、映画だけが娯楽だった頃のクラシカルな雰囲気がある。映画の再生産が成立するのはもはやアメリカだけだし、またそのことに自覚的なのがこの作品の価値である。 [review]3819695[投票(1)]