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若尾好きさんのお気に入りコメント(1/16)

SOMEWHERE(2010/米)★3 ソフィア・コッポラの「ダンス・ダンス・ダンス」 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
鏡の女たち(2002/日=仏)★4 原爆という巨大な光に焼きつけられた、影絵の物語。失われた美和、「美しい平和」を求めて。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)★5 映画に対する愛よりも、映画に徒なす者への憎しみ。転じて愛。 [review] (DSCH)[投票(6)]
長江哀歌(2006/中国)★5 画面から溢れ出す緊張感に圧倒される。 [review] (chokobo)[投票(4)]
クライマーズ・ハイ(2008/日)★3 突如起こった大事故が、停滞した地方新聞社に覚醒を引き起こす。呼び覚まされたのは使命感とその裏に潜む虚栄心。そして、過去の誇りという名の化石化したもうひとつの虚栄心。社会的使命と人間的欲望が二転三転しながら、妬みあい、怒鳴りあうさまが心地よい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(8)]
驟雨(1956/日)★4 不器用で天然っぷりがかわいらしい原節子と、家では虚勢を張っているが外に出ると器の小ささを露呈する胃弱夫・佐野周二。典型的な小市民の子無し夫婦の姿を見るようで、身につまされるとともに苦笑がもれる。 [review] (緑雨)[投票(10)]
ゲロッパ!(2003/日)★2 どこが、ジェットコースター・ムービーやねんっ! 終始ダラダラとした展開。コメディ部分がその寒さで笑えず、人情ドラマの部分の出来が悪くて泣けない。・・・井筒監督をJAROに訴えてやる! (アルシュ)[投票(2)]
サッド ヴァケイション(2007/日)★3 だが、この爽やかさ、明朗さが、嫌だ。この嫌さは、<母>の冷酷な包容力ではなく、映画のミニチュア的な作り物感に由来する。肝心な所を伝えきってサーガを閉じたかったのか、終盤、台詞が妙に説明的。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
妻よ薔薇のやうに(1935/日)★4 とても速い映画。高速ドリーに高速パン。たまげるほど速い切り返し。画面の切り替わりが音声のそれに先行したり、あるいはその逆の箇所もあったりする。画面設計もパワフルだ。登場人物の心理に重きを置いた物語であることは確かだが、演出がもたらす速さと力強さが映画にドライヴ感を与えている。藤原釜足の義太夫も無駄で面白い。 (3819695)[投票(2)]
イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)★4 勿論とても面白かったけれど、余りにコアな映画ファン、もう好事家と云ってもいい映画通への目配せが多過ぎるように思われて気恥ずかしい。また、改めて映画監督としての胆力というか膂力というかを認識したが、でも実は手放しで褒めちぎるほどのことでもないと思う。薄っぺらな造型も見受けられる。 [review] (ゑぎ)[投票(15)]
イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)★5デス・プルーフ』のような「奇跡」の映画ではない。だからこそ感動的だ。タランティーノは自前の演出力のみでこれを傑作たらしめた。この「バスターズ」という集団をして「ダーティ・ダズン」を目指さないことの聡明さ。ブラッド・ピットを除くバスターズの「顔面」のつまらなさときたら! [review] (3819695)[投票(15)]
お早よう(1959/日)★4 開放されたコミュニティー。その河川敷の向こうを流れているであろう川の流れのように代わることなく過ぎ行く日々の営みに押し売り男のように侵入する新時代という異物。テレビ、電気洗濯機、鉄筋アパート、外国の寝巻きの男女。「無駄」で抵抗を試みる小津。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
あらくれ(1957/日)★4 上原謙森雅之加東大介高峰秀子が仕掛ける肉弾戦に誠実に付き合ってくれる、という意味で確かに加東がベストパートナーだ。高峰はあらくれの域を超えてもはや格闘家。また成瀬作品は脚本家にかかわらずいつも台詞とりわけ罵言が面白い。ノロマのヒゲダルマ! 語呂がいい! [review] (3819695)[投票(3)]
乱れ雲(1967/日)★4 そもそも愛し合ってはいけない男と女の、身を焦がすどころか、焼き付くしてしまわんばかりの恋狂い。そこに楔を打ち込み、「信じれば願いは叶う」などという幻想を断ち切る残酷。生粋の運命論者、静かなる革命家、成瀬の悲恋映画。当然のように傑作。 ()[投票(5)]
浪華悲歌(1936/日)★4 山田五十鈴にあらん限りの光をあてた作品で、当時の昭和モダンの風俗描写と相乗してとても斬新なオーラを放っている。男たちのだらしなさの表現で言えば、成瀬がすがれた感じを出すのが得意なのに対して、溝口は脂ぎった不潔感として表現される。見事。 (ジェリー)[投票(2)]
3−4X10月(1990/日)★4 意味もなく始まり、とくに根拠もなくとつぜん中絶される細部。唐突だが後藤明生の小説を思い出した。後藤的饒舌さの対極にある映画のはずなのに。 [review] (crossage)[投票(5)]
残菊物語(1939/日)★5 かつて居たところに再び戻るというモチーフに弱いことは前から自覚しているのだが、本作は群を抜く出来栄え。照明をぎりぎりに落として多目の暗部で余情を生む画面、長回しに耐えうる奥行き表現、物売りや浄瑠璃語りの声を多用して発生するリアルさ。傑作と呼ぼう。 (ジェリー)[投票(4)]
華岡青洲の妻(1967/日)★4 いやあ、いくらなんでも面白すぎるだろ。伊藤雄之助高峰秀子が夫婦で子が市川雷蔵という配役を思いついた時点で傑作なのだが、人体実験合戦というハイパーな展開が強いる緊張感を「〜よし」やら「〜のし」やらの柔らかな紀州言葉で無理矢理中和する荒業に驚愕しきり。 [review] (3819695)[投票(6)]
砂丘(1970/伊)★5 アントニオーニによるサマー・オブ・ラブ型直下地震、そして♪So Young♪ [review] ()[投票(4)]
花様年華(2000/仏=香港)★5 まるでミケランジェロ・アントニオーニが『アイズ・ワイド・シャット』を撮ってしまったようなエロス=夢。私たちにとってはもう、セックス=現実さえも快楽じゃないのかも・・・ [review] ()[投票(15)]