★5 | やってくれたね、蜷川。愛の、そして情念の映画です。とにかく、セリフの日本語が美しい。男女の愛を描いてこんなに激しく、哀しい映画も珍しい。
この監督、2作目なんだけど、前作(青の炎)より、水を得た魚のように、画面の肌の湿りの濃度が濃くなった。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | 当代の芸達者をずらりと並べるという蜷川幸雄監督の自信過剰に多少とも辟易とするも、それに答える役者陣はさすがである。ただ残念なのは状況設定を聞き取れない台詞のみで説明しようとする脚本と蜷川の緩慢さだけだ。 [review] (sawa:38) | [投票(1)] |
★2 | ジャズっぽい四谷怪談ということで、ラストはこれで良いのでしょうね。蜷川監督はとても頑張っているけど、どうも最後まで持続しなかったような気もする。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 蜷川監督の俳優に関する審美眼はさすがである。唐沢も小雪も、外見、醸し出す雰囲気ともに空気を震わせるような美しさを持つ。官能美とプラトニック・ロマンを融合させた稀有なる空間を引き締めているのが、音楽を担当している宇崎竜童である。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |