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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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女囚701号 さそり(1972/日)************

★3映画としてはいまいち中途半端な作品なのだが(いろいろやりたかったのは分かるけど)、ことあるごとに日の丸が執拗に写されるのは、やはり監督に何か意図があったのかと勘ぐらずにいられない。[Video] (Yasu)[投票]
★5どんなに悪環境で痛めつけられても傷んでいない梶芽衣子の真っ直ぐな髪の毛に、「バカなバカな・・・」と深層心理では感じていても何も違和感を感じないのは、作品のインパクトが時の経過によってでは傷まないことを表現しているからであろう。映画でしか表現できない天賦のキューティクルに、ヴィダルサスーンの嫉妬の怨み節が聞こえてきそうである。 (ジャイアント白田)[投票(3)]
★3東映ロゴの時点で「君が代」が流れる。日の丸。所長の渡辺文雄の表彰式。そこに警報が鳴る。刑務官(看守)たちが慌てて走り出し、表彰状が踏まれる。刑務所の外には湿地帯がある。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4梶芽衣子の刃物のような視線を得て伊藤俊也の文字通り劇的な演出が冴え渡る。「恨み」の化身として絶対的な個となった松島ナミは、対するものが刑務所や警察であれ、女囚や麻薬組織であれ、全ての集団とシステムを破壊する。時代が生んだヒロイン。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4シャワーシーンでの映像表現はまさしく新東宝のお家芸!たとえ潰れても、脈々とその血は流れていると言うことに、とても安心感を覚えた…ひょっとして私だけ? [review] (甘崎庵)[投票(2)]
★4閉館間近の新宿昭和館にて勿論立ち見。 [review] (町田)[投票(2)]
★5パンクロックだ!(06・5・25) [review] (山本美容室)[投票(1)]
★4何げに横山リエや渡辺やよいも魅力的で、決して主人公の引き立て役に徹していないところが嬉しい。まさにエログロなのだけれど、時代的にヒロインはけっこう純情だったりもして、それを象徴する日の丸演出にのけぞってしまったりもする。 (tredair)[投票(4)]
★4チープで安い作りなんだけど魅力的な主役がおり、アクションや友情など娯楽要素を一通りさらいつつ、エロなサービスシーンも無駄にあり、更に外連味もたっぷりで政治的な意味合いも微妙に匂わせておき、なおかつ90分以内に収まってるというB級映画のお手本みたいな傑作。 (赤い戦車)[投票(2)]
★4劇画的であることに自覚的であり大胆としか言いようのない誇張演出が壺にはまった前半は文句なしの傑作。ロジカルな唯物史観の高みにさえ到達し得ているかのようだ。が、情に浸食された後半は一気にトーンダウンしてしまう。惜しい。 (けにろん)[投票(2)]
★4マンガ原作に開き直った意匠、やたらめったら面白い。当時、怪獣映画にさえ脈打っていた七十年代の密室的暗さが此処にも。ICONOCLASMの悦楽。堕天使が闘争するカタルシス。狂おしく愛しい雌の怪獣。壊せ、壊せ、みんな壊せ!―――――ハァ……… (kiona)[投票(2)]
★4死ぬ前に化けて出るお岩さんであり実に純日本的。日の丸をここまでコケにした映画は類例がなかろう。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]