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ジェリーさんの人気コメント: 更新順(1/57)

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★3JFK(1991/米)結局、真実がすべて明るみに出ていない現実の中で、その壁を突き破るとうそ臭さがかえって出てくるわけで、限界は無論ある。しかしそれにしても、企画・構成・キャスティング・演出ともエンターテインメントとしてよく考え抜かれた作品と思う。モノリス砥石[投票(1)]
★5鶴八鶴次郎(1938/日)長谷川一夫山田五十鈴という花の主役二人の物語をここまでうまく回せたのも、佐平という脇役の設定と、それを演じた藤原釜足の見事な演技あればこそ。脇役がドラマを支えた傑作中の傑作としてずっと語り続けられてほしい。けにろん[投票(1)]
★4秀子の車掌さん(1941/日)氷ラムネ、素足の下駄、浴衣姿、避暑地旅館の縁側、団扇の風。夏風俗が鮮やかな作品。田舎道を走るバスから撮った甲州の景観も滑走感にあふれ実に伸びやか。ストーリーのたあいなさが本作品の貴重な価値で、戦中の観客にとってオアシスのような映画だったろう。けにろん, [投票(2)]
★5弥太郎笠(1960/日)隠れた傑作。マキノ正博の脚本の把握力、ストーリー全体の構成力、観客のエモーションのマネジメント能力、編集の簡潔性と画面転換の的確性に加え構図、明暗、カッティング・イン・アクションの正確さどれ一つとっても並ぶもののない才能が煌く。 [review]ぽんしゅう, ゑぎ, ルクレ, けにろん[投票(4)]
★2ユメ十夜(2006/日)原作の呪縛力に呑まれた作品が多い。死と落下のモチーフを持つ作品が大半でこれは原作の根幹なので当然だが、金魚、風鈴、蝉の声という夏の風物詩がかぶさるのは盆行事=霊魂往還=死の連想の反映か。常識的に過ぎる。松尾スズキ唯一人が漱石に則しかつ拮抗した。死ぬまでシネマ, ぽんしゅう[投票(2)]
★2座頭市と用心棒(1970/日)スターの扱いの難しさが伝わってくる。大物スターをぶち込みすぎた分、大映倒産前のシリーズのような小味がきかず、製作スタッフの連携も悪い感じがする。それぞれの部署でがんばっている割には儲けの上がらない会社のようだ。KEI[投票(1)]
★3千利休 本覺坊遺文(1989/日)三船や萬屋の最終進化を見る思いだが、音響や音楽に俗が残る。奥田瑛二を影薄く見せたのは監督の慧眼。文献に残っていない利休の死の原因に関する仮説を、権力と芸術の相克としてとらえた原作者の工夫を映画として実現するにはこういう人物にする必要があった。KEI[投票(1)]
★4日本侠客伝 雷門の血斗(1966/日)高倉健の耐え方をどう彩るかが、このシリーズの見どころだが、一層磨きがかかった印象がある。村田英雄島田正吾藤山寛美藤純子他、すべての脇役に感謝。「朧」を使う夜景撮りの光量の神々しさに陶然となった。KEI[投票(1)]
★4永い言い訳(2016/日)終わった時から始まる人間関係の細密描写。去ってしまった人間に、何かをつぶやきながら生きていくのが人間。その営みを暖かく見守った映画だった。怜悧で皮肉な視線を今回は捨て、力みない描写と王道の進行で一層強靭さを身につけている。水那岐, 緑雨, おーい粗茶[投票(3)]
★3銀座カンカン娘(1949/日)豊穣の未来を感じさせる力。日本を再建させた世代の地の底からの明るさがまぶしい。堂々と悪漢と喧嘩する高峰秀子、大きく口を開けて笑う笠置シヅ子、まぎれもない戦後の証。志ん生を一席聴けるお楽しみもつく。水那岐, ぽんしゅう[投票(2)]
★3不知火檢校(1960/日)悪知恵で盲人の最高位にのしあがった男の銭欲、色欲、支配欲が余すところなく表現され申し分なし。勝新太郎の好演には爽快感すら漂う。 歩き方、表情、手の使い方は実在の視覚障碍者と比べて誇張が過ぎるが、主人公の薄気味悪さに見合う。ぽんしゅう[投票(1)]
★2激動の昭和史 軍閥(1970/日)陸軍と海軍の組織の壁の厚さの描写には、これまでの東宝作品にはない踏み込んだ独自性を感じた。しかし、東条英機筆頭に人物を主題にした映画として観ると凡作以下になる。テレビの歴史ドキュメント番組の挿入映像並みの浅薄さが露わだった。けにろん[投票(1)]
★3戦場よさらば(1932/米)ゲイリー・クーパーが、顔も映らぬ端役女優の脚から主役ヘレン・ヘイズの脚へと性的な関心を軽やかに転じて、メロドラマ的至高の純愛の三昧境にいたる流れの退廃的前衛性に酔う。意味よりも形を重んじた1920年代という時代の残り香が妖艶にかぐわしい。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★4座頭市牢破り(1967/日)このシリーズ、黒澤時代劇や東映任侠映画からの影響が多分にあるのだが、盲目というハンディに由来する差別、それをばねにした反骨精神という独自の成分を含んでおり、それが他社作品群にない味になっている。今回山本薩夫に率いられてその味が一層濃い。 [review]寒山拾得, ぽんしゅう[投票(2)]
★3黒い画集 ある遭難(1961/日)3人の足の運びが演技になっている。制作の喜びにあふれているような素直な活力ある映画であった。山岳ロケ撮影の出来栄えがいい上に、適切なセット撮りが観客の状況理解を促進する。都会のシーンや天津敏の登場など単調化リスクヘッジも効いた。ぽんしゅう[投票(1)]
★3蛇の道(1997/日)気付くと食べ物にびっしりとカビが生えていたような質感。娘を惨殺された香川照之の、怒りで赤く支離滅裂になった心。そこに、子供っぽい依存心が混入して実に気持ち悪い。同時に、支援者哀川翔の数式のように整った透明な殺意も薄気味悪い。けにろん[投票(1)]
★3蛇の道(2024/仏=日=ベルギー)誰が殺したかを解決するために考え出された恐ろしい真犯人追及ゲーム。しかし、この映画の真の恐ろしさは、2人の手口でも、人格でもない。プロットを作る時に採った監督自身のスタンス。悪事の露見を全く懸念しない神経が登場人物と同位相であることが真に怖い。DSCH[投票(1)]
★5PERFECT DAYS(2023/日=独)畳数枚ほどの営みが、個人の日の移ろいに秩序とリズムを与えていく。それだけでなく世界の日の移ろいにも。人間にできることの奥深さと大きさをこの映画は簡潔に鮮やかに見せた。ラストの主人公の泣きとも笑いともとれる複雑な表情は実に雄弁である。彼は正当な自己実現者なのだ。pinkmoon[投票(1)]
★4陽はまた昇る(2002/日)幾多の経営学者が「科学的」に「戦略論」として取り上げたテーマを、人間の汗と意地と連帯のドラマにした方向は泥臭いが正しい。「三国志」がその三国なくなっても不滅なように、VHSという製品が市場から消えてもこの作品は残る。真実を衝いているからだ。KEI[投票(1)]
★1女であること(1958/日)女の生き方に焦点を当てた川端康成の原作から、見事に表面だけ借用した張りぼて作品。登場人物の間の好悪の感情交流が不自然でバラバラ感だけが浮上する。結果、三大女優が木偶の坊と化した。『山の音』もそうだが川端文学の深奥把握の難しさを思い知る。KEI[投票(1)]