3819695さんのお気に入りコメント(32/180)
続・激突! カージャック(1974/米) | review] (KEI) | 追走する警部がつぶやくシーンがある、「2人共ただの子供なんだ」。そんな余りにも若い夫婦の感情に任せた行動に苦笑する。ドタバタ喜劇のような騒動の結末は、 [[投票(1)] |
麦秋(1951/日) | 原節子のキャラクタが『晩春』とは一転して終始安定している。一見天然のようで、全てを悟っている慈母のようでもあり。複雑さを高度に安定させながら、淡島千景との秋田弁の応酬など意外な芸達者ぶりも見せる。 [review] (緑雨) | デジタル修復版にて再鑑賞。[投票(7)] |
同じ星の下、それぞれの夜(2012/日) | review] (ぽんしゅう) | 〔チェンライの娘〕現実逃避した男は、仮想世界で夢想との境を見失い身ぐるみ剥がされるわけだが、むしろそれが快感で、剥がした娘らも欲望都市に愛想つかした離脱者であるという混沌。ネオンの夜の喧騒と田舎の満天の星空。土地と空疎と幸福のいたちごっこ。(4点) [[投票(1)] |
アラビアの女王 愛と宿命の日々(2015/米=モロッコ) | review] (プロキオン14) | とっても魅力的なニコール・キッドマン。それだけで私は大満足だったんですが、なんというか、スーパーウーマンとしての面しか描かれてないのは確かですね。だから周りがかすんでしまう。 [[投票(1)] |
悪童日記(2013/独=ハンガリー) | review] (disjunctive) | 架空の舞台を裏打ちするべく凝縮された美術が物語の背景として定着せず分離している。人々の動機となる生活の艱難が豊饒な画面からは実感できず、もっぱら困難は言葉で説明されている。 [[投票(2)] |
めぐり逢わせのお弁当(2013/インド=仏=独) | review] (disjunctive) | 孤立の解消を謳っておきながら次々と叙述されるのはむしろ孤立が不可能な事態であり、誰も人間を放っておこうとしない。部下のホアキン・フェニックスの道化的な近しさなどはちょっとしたサイコパスに見える。 [[投票(1)] |
リスボンに誘われて(2013/独=スイス=ポルトガル) | review] (disjunctive) | 老人がロマンスによって同一性を回復する過程で作用する偶然が、自転車がぶつかるわ妹の喉が詰まるわで、あまりにも攻撃的であるから、こんなにモテたんだぜついでに俺もモテたぜというロマンスの感染力の話になっている。 [[投票(1)] |
お嬢さん(2016/韓国) | 鷂) | 「映画」が映し出す事物の″それ自体″を露わにする器なら、ここに映し出される事物の″それ自体″が露わになることなどついぞ無い。奇を衒う知的なプロットとディテールを専ら図解説明する為だけの映像。なんとなればバラエティショーの″面白さ″。そのうえで面白いっちゃ面白いけども。 ([投票(2)] |
ラ・ラ・ランド(2016/米) | review] (ナム太郎) | 僕と私の人生の転機。その回想。 [[投票(6)] |
ブロンコ・ビリー(1980/米) | pori) | 俺のやってた事はウェスターンショウみたいなもんだ。 だが、ショウにも真実はある。 イーストウッドの諧謔。 ([投票(2)] |
ブルージャスミン(2013/米) | review] (寒山拾得) | ユダヤ・ジョーク版「ボヴァリー夫人は私だ」。内視鏡検査が楽しみと語るお婆さんが素晴らしい。 [[投票(3)] |
悪太郎(1963/日) | review] (寒山拾得) | 漱石系列の緩やかな幻想譚の世界 [[投票(2)] |
冬冬の夏休み(1984/台湾) | 鷂) | 窓や出入口がことごとく開け放たれてあるのは、これが夏の映画だからではなく、端的にそういう映画であるからだ。風と光に祝福された「真昼の映画」。だから唯一の夜は、生死の境を越えるべくしての夜となる。横たわり眠ること、そこから目覚めて起きることは、死と再生の謂いとなる。かつて「日本」だったその土地の映画。 ([投票(3)] |
太陽の墓場(1960/日) | review] (寒山拾得) | その後のヤクザ映画の根本命題を提出した重要作 [[投票(3)] |
上意討ち 拝領妻始末(1967/日) | review] (ナム太郎) | いらないところでやり過ぎ、欲しいところが足りない。 [[投票(2)] |
バルカン超特急(1938/英) | 動物園のクマ) | 何度観ても上手な映画ですね。閉じ込められて、奇怪な人同士の関係性にドキドキし、マクガフィンに乗せられて、あっけない幕切へ。見事な省略。映画じゃないとできないことだらけ。 ([投票(2)] |
醜聞(1950/日) | 桂木洋子の可愛さは映画史上屈指。 [review] (寒山拾得) | クロサワの露文フェチの極み。王冠つけた[投票(2)] |
FAKE(2016/日) | review] (disjunctive) | 神山典士の受賞パーティーもサイン会の現場も突撃してくる森達也を受容できてしまう。わたしはこの平和な感じが好きなのだが、業界人が馴れ合うさまは被写体の男を疎外して異邦人にする。 [[投票(2)] |
ストーカー(1979/露) | review] (disjunctive) | 古戦場で右往左往しつつ草むらで昼寝して水辺で戯れる薄毛オッサン三人組の姿態を観察するアイドル映画である。 [[投票(5)] |
未来よ こんにちは(2016/仏=独) | ユペールの到達点。不運・不幸の釣瓶打ちに少し枕を濡らしたとしても前を向いて又歩きだす。能面のような無表情の天然は唯一。母親役のスコブもいい。この人も一種の怪物です。 (けにろん) | 怪物化を経て不思議ちゃんおばさんとして余裕のフィルモグラフィを重ねる[投票(2)] |