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美しき冒険旅行(1971/英)★5 圧倒的な対比によって描かれる不条理な現実と言う名の残酷美。自然と人工、醜と美は決して表裏ではなく、全くの同列に存在している。だからこそ残酷で、残酷だからこそ美しい、と言う最も残酷なロジック。 2005年3月2日、3月4日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ)[投票(1)]
美しき冒険旅行(1971/英)★4 美しき哉、人生のパラレル及びグラデーション。コントラスト?都市と砂漠の?美しさと残酷さの?笑わせないで欲しい。だって世界は丸く一つに繋がってるんだぜ。 [review] (町田)[投票(2)]
美しき冒険旅行(1971/英)★2 楽ではない撮影だったろうに、どこまでも観念的。大自然もアボリジニもスクールガールも、要するにおまはんの崇高なる格闘理念を実現する駒にすぎないというわけだ。こういう頭デカチン映画が評価される時代は確かにあったが、好みではない。 (ペンクロフ)[投票(1)]
リバーズ・エッジ(2018/日)★4 4:3の画面のなかに再現される1990年代前半の高校生たちの魂の不全。彼らは自分たちの非力さにも、やがて無防備なまま世紀末の荒れ野に放たれることにも、まだ気づいていない。が、彼らは虚ろな決意を呪文のように繰り返す。私たちは平坦な戦場を生きのびる、と。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
リバーズ・エッジ(2018/日)★3 岡崎京子とセイタカアワダチソウが俺の邪魔をする。なぜ今?行定は90年代作家なのか? [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
リバーズ・エッジ(2018/日)★3 監督行定勲でGO(2001)から18年。純文学風の青春映画だとみながら思ったが、原作は岡崎京子だった。二階堂ふみが脱いだと話題になっているようだ。これがPG12じゃないのが不思議。LBGTものだと制限のラインがずれるのか。役者★3 話★3.5 撮り方★3 部分的にいいところありました。 [review] (ぱーこ)[投票(1)]
シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米)★5 緑ではない、ティール色のキャデラック。駐車場でリチャード・ジェンキンス運転のバンが右前部にぶち当たる。この展開、容易に予期できる構図のカットがワンカット、衝突前に挿入されており、良くない。しかし明らかな瑕疵はこゝぐらいだと思った。ほとんど完璧な映画じゃないか。 [review] (ゑぎ)[投票(6)]
白い花びら(1999/フィンランド)★3 モノクロームの端正さは今までのカウリスマキ映画で随一。特に水辺の場面はジャン・ルノワールを想起させると云っても過言ではない驚くべき美しさ。 [review] (3819695)[投票(1)]
コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン)★4 最後のカットがとても粋。 [review] (tora)[投票(2)]
コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン)★5 この作品に限らず、青を基調としてところどころに赤を配するカウリスマキ(とティモ・サルミネン)の色彩設計は、寒々とした風景と人間の暖かみを両立させるマジカルな力を持っている。マージ・クラークのブロンド・ヘアも眩しい。 [review] (3819695)[投票(2)]
カスパー・ハウザーの謎(1974/独)★5 喜びや感動はおろか、悲しみすら存在しない。こんなに空虚で透明な人生観をフィルムに焼き付けた作品は他に知らない。衝撃的。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
カスパー・ハウザーの謎(1974/独)★4 サイレント映画を思わせる序章部から始まり、全篇クラシカルな雰囲気が漂う静謐な画面。しかし、確かにそれは「声にならない叫び」を内在した静けさだった。 [review] (くたー)[投票(3)]
ゾンビ(1978/米=伊)★4 「生きている死者」なのか、「死んだように生きる生者」なのか。曖昧になった境界からの目覚め(dawn)。zombieという邦題ではこの主題が見失われてしまうだろう。これはliving dead「生ける屍」の物語である。印象に残ったのは痛々しく冷え切った男女関係。生ける屍になりたくない女と、生ける屍になった男。 [review] (DSCH)[投票(6)]
ゾンビ(1978/米=伊)★5 核となるのはゾンビ×ショッピングセンターというワンアイデアだが、それに肉付けをしていくアイデアの量が半端ではない膨大さで、これにはもうお手上げするしかない。まさかゾンビにパイ投げとは! [review] (3819695)[投票(9)]
パターソン(2016/米)★3 アダム・ドライバーの如何にも暗黒面なタイプキャストの不穏で盛り上げるイヤらしさをファラハニが救っている。彼女の痛ましい天然さがカップケーキという生活力に拡張され、好ましさに変わることで。 [review] (disjunctive)[投票(4)]
エル ELLE(2016/仏)★3 「こういう人もいるだろ!」で世間に挑むバーホーベン [review] (ペンクロフ)[投票(2)]
夜空はいつでも最高密度の青色だ(2017/日)★3 心の不安を埋めようと思わず吐いた言葉が虚しく霧散する。「生」の実感としての身体(ストレッチ、空手、腰痛、首の傷痕)は、肉体の手ごたえを素通りして安易に死のイメージへ直結してしまう。そんな、今の若者たちの姿が浮き彫りにされる序盤はとてもスリリング。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
罪と罰(1983/フィンランド)★4 これがデビュー作だとは信じられない。(06・3・27) [review] (山本美容室)[投票(1)]
罪と罰(1983/フィンランド)★4 境界線上の男、そして女の視線。 [review] (セネダ)[投票(3)]
新学期 操行ゼロ(1933/仏)★5 女と子供を先に、そして「上」に。後にトリュフォーに引き継がれることとなる、ジャン・ヴィゴの映画理念、革命のスローガンは、この一時間足らずの中編の、至る所に視覚を伴って配備され、その圧倒的な説得力と熱気、美しさとで、大の子供嫌いであるこの私にさえ、一目惚れの改宗を強制する。 [review] (町田)[投票(5)]