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そこのみにて光輝く(2013/日) | 池脇千鶴にとっての救済は、総てを笑劇にし丸め込んでしまえる弟・菅田将暉による癒しなどではなく、畢竟、ただの透明で空虚な入れ物にすぎない綾野剛に丸く収納して貰うことでしか在り得なかったのだろう。綾野は受動的にしか動いていないし、この物語においてはむしろ池脇の存在そのものに救われる彼の印象が強いからこそ、なおさらのことだ。 [review] (水那岐) | 周囲八方をきわめていびつに肥大した不幸に囚われた[投票(7)] |
ブルーバレンタイン(2010/米) | ナム太郎) | 心境の変化を現在進行形で描きつつ、過去の出来事を巧みに挿入させ思いの混乱具合を表そうとするその映像表現。でありながら、受け入れるしかない、奇をてらわぬドラマの終焉。主役2人に役者としての覚悟が感じられるのも好ましい。あのヘタウマ演奏とダンス! ([投票(2)] |
WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜(2014/日) | 伊藤英明の忠犬のような(頭が空っぽ)猛ダッシュは感動的だった。一方、作り手側が爆笑を仕掛けたつもりのクライマックスで映画館は静寂につつまれていた。矢口史靖は映画を撮るたびにフツウになっていく。 (ぽんしゅう) | 予定通りの話が破綻なく進行されるなかにあって、[投票(2)] |
メイジーの瞳(2012/米) | オナタ・アプリールの瞳がなんといっても雄弁だ。彼女のナチュラルで子供そのものを演技として体現する能力は非凡なものだし、一方で演出もまさに「子供視線」をつらぬき少女の一人称演技を無理なく観客に見せるテクニックを理解させてすばらしい。 (水那岐) | 稀に見る「的を射た邦題」が指し示す、聡明そうな[投票(1)] |
暖簾(1958/日) | review] (寒山拾得) | 川島は立身出世を喜劇のモチーフとして肯定し続けた監督で、大島・増村世代とは一線を画している。本作はこの一面でもって成功した作品。 [[投票(2)] |
桜並木の満開の下に(2012/日) | 成瀬の『乱れ雲』へと終盤変化する。工場内の美しい照明他、浜辺での焚き火や東雲の斜光を浴びて走る臼田あさ美の姿、或いは雨に濡れ鈍く輝いた駅のホームと線路など、光の扱いは昨年の邦画でもベストだ。三浦貴大に機械の操作を習う臼田の眼差しの輝き。コート、2人乗りバイク。反復される差異に高橋洋の幻影表現。映画の作法を知っている手つきが心地よい。 [review] (赤い戦車) | 工場の再生≒人の再生へと収斂する作劇かと思いきや[投票(1)] |
クロワッサンで朝食を(2012/仏=エストニア=ベルギー) | ドライビング・ミス・デイジー』のような頑固主人と使用人の話ではない。女男女の性的な物語であり、俺は主演女優のバーグマン顔だけで飯が食える。 [review] (ペペロンチーノ) | これは『[投票(1)] |
そこのみにて光輝く(2013/日) | review] (ゑぎ) | この世からタバコとライター、あるいは自転車がなくなったら映画もなくなるのではないか、いや、逆に、これらがある限りは映画はあるんじゃないだろうか。という愚にもつかないことを想うぐらい、タバコとライターと自転車の映画だ。 [[投票(9)] |
ラスト、コーション(2007/米=中国=台湾=香港) | ナム太郎) | 視線へのこだわりは分かるが、度胸のみの女優を何とかとの監督の思いが空回った、芯のない表面的な作品。舞台美術の精緻さは認めるも、画自体に驚きと感動がないのも残念。逆に性表現は形としての趣味嗜好を押し付けるのではなく、心に響くものが欲しかった。 ([投票(3)] |
キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014/米) | review] (セント) | 「スパイダーマン2」を青春の輝きで意気消沈したものだから、正真正銘のアメコミものと信じて観賞。で、やはりよかった。こんなおじさんが盛り上がるんだからハリウッドアクションテクはまだまだイケる。 [[投票(2)] |
そこのみにて光輝く(2013/日) | 高橋和也の狂気の物語でもある。指の臭い嗅がせるか普通。ああいう上役ってどこにでもいるものだが、そうか奴らも狂っているのか。 [review] (寒山拾得) | [投票(9)] |
そこのみにて光輝く(2013/日) | review] (ぽんしゅう) | ずんぐりと弛緩した千夏(池脇)の体型から、どうしようもない生活の「重量」が垂れ流される。その重さを引き受けることで蘇生しようとする達夫(綾野)の目もまた澱み覚束ない。不完全な2人を包む光だからこそ神々しいまでに輝かなければならないという啓示。 [[投票(6)] |
四十九日のレシピ(2013/日) | タナダユキに驚く。いい涙を流させてもらった。 [review] (ナム太郎) | 作を重ねるごとにより素直になっていく[投票(2)] |
アイアンマン3(2013/米) | review] (ロープブレーク) | 恋するフォーチュンクッキー。(←このネタ誰かが書くかと思ったのですが、ベタ過ぎたのか誰も書いていないようなので書きます。) [[投票(3)] |
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009/香港=仏) | disjunctive) | 意味を失わなければプロ根性を確証できない倒錯も作品そっちのけで表現者の限界に挑むサイモンの歓喜もしょせんは好ましい馴れ合い。この楽園から疎外された異邦人に手をさしのべるのは、ジョニー・トーの大いなる天然。 ([投票(1)] |
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009/香港=仏) | review] (DSCH) | アクションのギミックにこだわるだけでなく「記憶を喪った男に復讐の意味はあるのか?」というキャッチフレーズにもう少し目を向けてみる。「忘却は心を洗う石鹸なり」という言葉と、紛争・憎悪の螺旋、コステロの苦悩を重ねてみる。彼は本当は「忘れたい」のではないか? [[投票(1)] |
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009/香港=仏) | エグザイル 絆』に比べても映画的な道具立て(記憶障害、写真、沢山のシール等)がシンプルかつ鮮やかな反面、大きなゴミのかたまりをバリケードにした銃撃戦のような幼稚とも云える荒唐無稽さもアップ。視覚的に分かりやすいということは、常にいいことだ。 [review] (ゑぎ) | 『[投票(1)] |
エグザイル 絆(2006/香港) | ラム・カートンを暗殺しようとするシーンがいいですね。複数のベクトルの殺意が複雑に交錯して尋常でない興奮状態を作ってます。 [review] (ゑぎ) | すごい迫力あるシーンがいっぱいありますが、中でも、レストランでマフィアのキョン・[投票(2)] |
ガントレット(1977/米) | 淑) | 斜に構えない愚直さが素晴らしい。荒っぽい風土を背景に銃弾乱れ飛ぶが、愛と正義をカウボーイのホラ話的語り口で説くかなり純情な話。イーストウッドの潔癖さがよくでている。 ([投票(5)] |
ガントレット(1977/米) | review] (煽尼采) | 執拗な「包囲」の主題。アクションのスペクタクル性と、社会に於ける個の闘いへの深化。 [[投票(2)] |