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shionoさんの人気コメント: 投票数順(7/11)

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★4洲崎パラダイス 赤信号(1956/日)冒頭の勝鬨橋から、バスの車窓風景を挟んで須崎弁天町に行き着くまでの導入部の手際のよさ。新珠と三橋の間柄は情感豊かに、脇役との関係性はあっさりと客観的に。人間関係の濃淡の描きわけも巧みだ。 [review]tredair, ジェリー[投票(2)]
★4JUNO ジュノ(2007/米)巷言われているように、養子縁組の話が立ち上がってからがおもしろい。エレン・ペイジは、ガーナー&ベイトマンの高所得夫婦の邸宅を都合三度訪れる。最初は父シモンズと共に。二回目は写真を携えて単身で。いずれも、ペイジ退場の後、カメラは室内に残ってこの夫婦を捉える。 [review]ナム太郎, イライザー7[投票(2)]
★4神様のパズル(2008/日)「東映」してるし「角川映画」しているのが40代前半の我が身には感涙もの。人はそれをカツゲキとかホウガなどと呼ぶのではなかろうか。アンチ・ヴァーチャル萌えとしての、レトロなお色気がまたツボだった。 [review]山ちゃん, レディ・スターダスト[投票(2)]
★4チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007/米)淀みのない語り口にさらっと流してしまいそうになるが、映画人トム・ハンクスの今を知る代表作といっていいと思う。彼ならではの解釈によるキャラクター造形で脇役陣を巻き込み、映画全体のムードを支配する。マイク・ニコルズの芝居を生かす演出も冴えていて、ホフマンは勿論、ロバーツがまた格段に魅力的だ。けにろん, のこのこ[投票(2)]
★3タイヨウのうた(2006/日)YUI見たさで内容にはほとんど期待していなかったが、うまく出来ていて感心した。最大の功労者は塚本高史だろう。この役者はいい。 [review]直人, 水那岐[投票(2)]
★4奈緒子(2007/日)陸上部員役の新人俳優を始めとした魅力溢れるキャスト、ロケーション、撮影も申し分なく、あえて狙ったようなマンガチックな台詞の数々とのバランス感覚もまたおもしろい。 [review]ぽんしゅう, ナム太郎[投票(2)]
★4ステラ・ダラス(1937/米)陽気な社交性といい、自由意志による決断といい、国民に好かれるヒロイン像をスタンウィックが好演。娘との友だち親子で少女のように若々しい容姿が、最後のシーンで年相応の老け姿になる。この大河ドラマ的スケール感は、観客が親世代へ思いを馳せる移民国家ならではの泣かせどころだ。りかちゅ, ジェリー[投票(2)]
★4邂逅(1939/米)観客の感情を自在に操るクライマックスの巧みな構成、演出は実に素晴らしい。 [review]ゑぎ, Keita[投票(2)]
★5リリイ・シュシュのすべて(2001/日)賛否いずれにしても読み応えのある皆さんのレビューが示すとおり、感情をかき乱される映画だが、そのように作りこんだ作品世界の完成度は非常に高い。その中心にある三島由紀夫的テーマを巧妙に隠蔽し、抽象化して表現するという、フィクションの凄みを最大限に生かした怪物のような映画だ。 [review]けにろん, ぽんしゅう[投票(2)]
★4叫(2006/日)LOFT』に続いて黒沢清二本目。やはりミザンセヌの作家のようだ。アントニオーニほどのきっちりした額縁舞台ではないが、フォルムと色彩と配置による画面設計は、どう撮るかという以上にまず何を撮るかに意識的であり、それがホラーというジャンルと『雨月物語』的物語性にマッチしている。ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★5秀子の車掌さん(1941/日)高峰秀子の登場シーンは後ろ姿、まだ幼さの残る顔のショットに先立って、擦れた言い回しの声(「だって、口癖になってんのよ」)を聞かせるところなど、子役ではなく職業女優としての成瀬の期待が伺える。 [review]G31, ジェリー[投票(2)]
★5疑惑の影(1943/米)コットンがでているせいか、室内劇の緊迫感がオーソン・ウェルズしている。芝居場にぐいーっと立ち入るドリーの動きは、まるでカメラがもう一人の役者であるかのようだ。3819695, ゑぎ[投票(2)]
★3ヒッチコックのゆすり(1929/英)少女のような可愛らしい声のオンドラが見せる奇怪な演技も見ものだが、街路にクラクション、朝の小鳥のさえずりといった音の省略・単純化がいい。防音完備の電話ボックスだとか。3819695, きわ[投票(2)]
★4ダーティハリー4(1983/米)犯罪被害者の復讐とは、司法の代わりに断罪を下すことでも、神の手で天誅を加えることでもなく、犯罪者が背負った罪を我が身に移動させるだけである。その先にあるのは人間の尊厳への洞察だ。イーストウッドはここぞというときに人物の顔へのライティングで彼の倫理観を仄めかす。 [review]緑雨, 3819695[投票(2)]
★4おとうと(1960/日)市川崑の前衛演出が冴え渡るフィルム・ノワール(?)。初めから壊れた家族関係は修復される見込みはなく、どの登場人物も画面外ではなんの痛痒も感じていない。とりわけ岸惠子は皆の依存をやすやすと裏切りかねない倒錯した性的魅力を発散している。ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★4イヴの総て(1950/米)舞台の外でも女優でありつづけるデイビスが、ハスキーな声で決め台詞を連発するのは見ていて気持ちがいい。時に蹴飛ばしたくなるほど愛らしいスター性が友情で庇護される様子にホッとする。隠し味のユーモアもチャーミング。ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★5三つ数えろ(1946/米)難解なストーリーなのに、見たいものを見せてくれたという満足感で満たされる。ハードボイルドでありながらニヒリズムを抑え、粋なロマンスで締めくくったのが格好いい。HW, ゑぎ[投票(2)]
★3ヒア アフター(2010/米)欧州キャストが失敗している。『ミュンヘン』のスピルバーグや『イングロリアス・バスターズ』のタランティーノほどのヨーロッパへの執着がイーストウッドにはないにしても。 [review]緑雨[投票(1)]
★4ザ・タウン(2010/米)インディペンデントの香り漂う上質なクライムアクション。アフレックを引き立てる脇役もいいし、何よりヒロインのレベッカ・ホールのエレガンスに惚れる。組織犯罪の描写は弱いが西部劇のような情緒があって気に入った。3819695[投票(1)]
★2ナイト&デイ(2010/米)技術の高さ故に芸がない。コンセプトに過剰なまでに忠実なので、予期せぬ驚きや破綻が皆無だ。これでは3Dアニメーションと変わらないではないか。ゑぎ[投票(1)]