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スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団(2010/米=英=カナダ) | review] (HW) | 意外なほどあっさりと見終えてしまえることが、この映画にとってよいことなのかどうか。これほどいかがわしいはずなのに、軽快さばかりが画面を圧倒し、不穏さを残さない。(2011.9.11) [[投票(4)] |
キートンの蒸気船(1928/米) | 淑) | 決して湿った方向へ行かないのがキートンの美点だ。シュールなぶち壊しは「悲しい」という感情の彼流の表現なのではないか。豪快ロマンティシズム。突き抜けっぷりが素晴らしい。 ([投票(1)] |
キートンの蒸気船(1928/米) | KEI) | キートン全作品の中でもストーリー展開が一番しっかりしている。加えて次々と現れる迫真のシーン‐壁が次から次へと倒壊、暴風雨が吹き荒れる・・・、喜劇というより大スペクタクル映画だ。 ([投票(1)] |
キートンの蒸気船(1928/米) | ゑぎ) | 恐ろしい風の映画。風が吹くまでは、正直とても退屈な部分もある。しかし風が吹いてからは圧倒的な映像の、演出の力を感じる。まさに奇跡的。 ([投票(2)] |
かいじゅうたちのいるところ(2009/米) | review] (HW) | 美しく透き通った映像と切なく弾む歌声とでつづられる、いつか迎えるべき「王国」の終わり。不安と背中合わせの躍動感が繰り返し胸を打つ、全編に映画的感動がみなぎる力作。(2011.9.8) [[投票(3)] |
アウトレイジ(2010/日) | ナッシュ13) | フェイクのヤクザが極端に狭い世界で命を吹き込まれる。吹き消されていく。暴力の連鎖、そして負のコンボ。箱の中で北野武に操られる俳優達。単純にしびれた。ちょっと格好付けてるくらいが良い塩梅で、泥臭さは皆無だ。キザなのだ。 ([投票(1)] |
バベル(2006/仏=米=メキシコ) | ブランシェット、ピットのアスリート走り、菊地のガッツ、よく分からん撮影、底の浅い「異邦人」感等あらゆる違和感に幻惑され脱落した。 [review] (DSCH) | いかにも大上段に振りかぶった表題と「風が吹けば何とやら」的な筋に、「”関係性”の罪と罰と救いの映画だよな」と念じつつ一生懸命目を凝らすも、つながりが半端で、そりゃ何もかもつながってるのも変だしこれがリアル志向なのかしら、となお血走った目を凝らすも、妙に美しい[投票(2)] |
拳闘屋キートン(1926/米) | セブン・チャンス』では弁護士を演じたスニッツ・エドワーズが、こゝではキートンの従者を演じ、二人のやり取りで度々笑わせられる。キートンが何度も「Arrange it」という台詞を吐くのが面白い。しかし同じ年に『大列車追跡』が作られていることを考えると本作は随分とおとなしめだ。 (ゑぎ) | 『[投票(2)] |
ツーリスト(2010/仏=米) | アンジーのウォーキングと太鼓持ち宜しいジョニーのドM感が、意外に明媚なヴェネチアの風情と相俟って心地よい。ジャンルの欠落した間隙を埋める凡作として潔い。 (けにろん) | 刺激度ゼロの展開ではあるが、世の中を睥睨するかのような[投票(5)] |
ライフ・アクアティック(2004/米) | マーレイ)の拳銃が執念を貫くために火を吹く時、その顔がいくらトボけていようともその姿に監督が己を重ねていたとしても驚かない。そして、私はこの「照れまくる」男アンダーソンの「暴発」を最大限に支持する。「赤帽」のいかがわしさはかくして打ち砕かれる。 [review] (DSCH) | ウェス・アンダーソンの最も「個人的」な作品であり、それ故に2011年時点での最高傑作と評価していいだろう。「疑われた男」。血走った眼のズィスー([投票(2)] |
シングルマン(2009/米) | ジェリー) | 60年代イメージの復元の巧みさ以外楽しみようがない。映画冒頭から彼岸と此岸を行き来する主役の描写のくどさにはうんざりする。茶と黒を基調にした品の良い保守的色調にだまされるが,映像は見た目以上に押し付けがましい。ここまでのクローズアップも神経が磨り減る。 ([投票(1)] |
RED レッド(2010/米) | ブルース・ウィリス、と快調な出だしに唸る、いや、笑う。大げさな映像処理などなくとも、『シン・シティ』よりもずっとマンガ。(2011.9.4) [review] (HW) | 蜂の巣を通り越して木っ端微塵の手前まで撃ち抜かれる家、車から歩いて(!)降りる[投票(7)] |
ブラッドシンプル(1985/米) | ぽんしゅう) | 重要だと思い込んでの英断が、まったくの愚行でしかないという無意味スパイラル。王道サスペンスを手垢の微塵もないテクニックで見せきるコーエン兄弟の地力の証明であり、彼らが映画の表層づくりからスタートし、そのルックで思想を語る作家であることの証し。 ([投票(3)] |
キートンの即席百人芸(1921/米) | 黒魔羅) | 猿すぎる。とくに耳のあたり。 ([投票(1)] |
ライフ・アクアティック(2004/米) | ウィレム・デフォーとジェフ・ゴールドブラムがかわいい。(2011.9.2) [review] (HW) | 油断もスキもあるけど、どこかおそろしく獰猛な映画。それにしても、[投票(3)] |
ツリー・オブ・ライフ(2011/米) | ベルイマンもどきに神実存を問いフェリーニ的祝祭へ至る。マリックはとんでもないハッタリ爺さんだ。おもろすぎる。 (けにろん) | 頑固親爺に反撥した程度の問題を兄弟の死は脇に置いて大宇宙の俯瞰からDNAの極微細への往還と太古から現在への時間の流転で[投票(4)] |
雨に唄えば(1952/米) | review] (ナム太郎) | 拍手喝采。 [[投票(2)] |
羊たちの沈黙(1991/米) | フジモトとショアの職人仕事が低温かつ鋭い緊張感の屋台骨を支える。そして対置される「熱っぽい視線」。「熱」こそが人を動かす。それが善であるか悪であるかは問題ではなく。 [review] (DSCH) | 「視線」の物語。記憶の克服と絶対善へとクラリスをいざなう導師レクターの挑発的かつ透徹した眼差し。覚醒し人として存在意義を賭けて戦うクラリスの眼差し。それは「対決」ではない。「愛」の不可解な「共犯関係」。[投票(5)] |
ウエスタン(1969/米=伊) | review] (DSCH) | 全てが是「演出」の映画。含意などほとんどどうでもいい。一つの頂点であることは間違いないだろう。圧倒的没入感。一種の自己陶酔映画の極致。これぞ娯楽映画。モリコーネの「演歌」は必聴。 [[投票(7)] |
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009/香港=仏) | review] (HW) | 食卓と銃撃戦のアーティスト。真に哲学的といえる明晰さが、がらくたを寄せ集めた原っぱの遊戯性を携えて、映画的な情念を完成する快作。(2011.8.22) [[投票(7)] |