★5 | 「国境は人間が作ったものだ。戦争も人間がおこした。」 とにかく映像が美しい。シュトロハイムも貴族階級の崩壊、虚無まで演じ、この映画の深みをつけた。66年前とは思えない素晴らしい出来。甘い所はこの際無視。 (セント) | [投票(2)] |
★4 | 昨今の戦争映画で臨場感たっぷりにドキドキしている世代としては、この設定や環境に今ひとつのめりこめない面があります。 [review] (chokobo) | [投票] |
★3 | 視界をさえぎる壁に満ちた捕虜収容所のシーンから一転して、見晴るかす風景を捉えた後半部への転調のすばらしさ。脚本や演出という殻すら突き破って屹立する人間くさい登場人物たち。そしてダースベイダーの映画的祖先としてのシュトロハイムの凄み! (ジェリー) | [投票(4)] |
★3 | 敵味方が同じ貴族であることをもって、お互いを理解し合うというのが如何にも太平楽であり、あんまり琴線には響かなかった。ただ、脱走後に庶民であるギャバンが一時の平穏を得る山間部の描写は輝いている。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 映画は国境や階級をも越えるというルノワールの信には感銘を受けるも、これが傑作と言われると疑問。仏独名優の競演には心揺さぶられるが、収容所内演出の緩さは驚くばかり。ただ終盤の母娘とのひと時の清涼さと白い雪の情景は何とも言えぬ情感を残す。 (ナム太郎) | [投票(1)] |
★3 | ノブレス・オブリージュに忠実であればあるほど募る惜別の情。国家が強調されればされるほど曖昧化する国境。互いの不運と窮状を察すれば察するほど深まる男女愛。文化と人に敬意をはらいつつ、失われていくものと生まれてくるものが折り目正しく描かれる。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | 第2次世界大戦に向け、少しずつきな臭くなっていく時代にこうやってフランスとドイツの最高の役者達を集めてこれを作ってくれた。何よりその事に拍手を送るべきだろう。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★5 | 反戦映画の傑作として1度観ておくべき作品。往年の名監督シュトロハイムが俳優として印象的な演技を残す。 (丹下左膳) | [投票] |
★5 | 自由=音楽。平和=言語。 [review] (uyo) | [投票(13)] |
★4 | 所詮貴族社会のシンパシーとはいえ、俳優一人一人の美しい立ち振る舞いで、貴族的な誇り高い精神を描いてみせられると、ある種の感銘を受けずにはいられない。 [review] (くたー) | [投票(7)] |
★4 | 異様な風貌と怪演で有名なシュトロハイムがひときわ目につく。貴族軍人姿がよく似合う。第一次大戦、まだ貴族が残っていた時代。やがて消えて行く貴族階級、台頭してくる庶民階級。 [review] (KEI) | [投票] |
★3 | 特に強烈な印象はないが,渋い,佳い味の名作。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★5 | これは戦争映画なのだけれども、渋い品のある大人の映画です。『戦場にかける橋』と観比べると、日本人はやはり子供なのかな、と思います。 (熱田海之) | [投票(1)] |
★4 | 拝啓ルノワール監督。21世紀に入った現在も、戦争のない世界なんて「大いなる幻影」です。 (AONI) | [投票(2)] |
★3 | 本作で立派なのはドイツ側ばかり。世紀の阿呆に生真面目に一席ぶったのは天晴としか云いようがない。映画の出来とは関係なしに。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★3 | 後半の方が面白いです。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 幻影は幻影に終わらなかった。EU実現の一端はこの映画が担っていたのだと信じるに足る充実感。シュトロハイムがゼラニウムの花を折るシーンは溜息が出るほど映画的。 (町田) | [投票(2)] |
★4 | ジャン・ギャバンら新時代の人たちのために笛を吹いたピエール・フレネーは、20世紀版「ハーメルンの笛吹き男」か。 [review] (crossage) | [投票(4)] |