★3 新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義(1972/日) |
網走刑務所で末広勝治(高倉健)と五郎(田中邦衛)北野(宍戸錠)は意気投合し、義兄弟になった。源治(小池朝雄)という古参と揉め、末広を庇って北野が相討ちで命を落とす。出所した末広と五郎は、北野が社長だった北野土木を訪ねる。会社は妻の冴子(生田悦子)がきりもりしていた。丁度ダムの工事物件で、大沼組と競っていた。大沼(金子信雄)は、物件を牛耳ろうと画策していた。末広と五郎は早速トラックの運転手として働き始める。大沼の嫌がらせの急先鋒熊吉(山本麟一)がダンプ競走を挑んで来た。そして崖沿いの道で、末広はトラックを崖下へ落し大破させてしまう・・・。シリーズ第18作。<東映東京/105分/カラーワイド> |
KEI (2023年03月10日) |
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★4 ウォーデン 消えた死刑囚(2019/イラン) |
1966年。イスラム革命前のイラン。荒野にポツンと建つその刑務所では所長の少佐(ナヴィッド・モハマドザデー)のもと囚人の移送が慌ただしく行われていた。空港建設のため刑務所が閉鎖になるのだ。すべてが完了し所内がもぬけの殻となったとき、任務が成功すれば出世が約束されている所長のもとに死刑囚が一名行方不明だと連絡が入る。死刑囚はまだ所内にいると確信し、情報を得るため担当の女性社会福祉士(パリナーズ・イザドヤール)を呼び寄せるが、彼女は囚人の冤罪を主張する。美人の彼女に気もそぞろとなりながらも、所長は血眼で空っぽの建物のなかを捜索するのだが・・。1980年生まれのニマ・ジャウィディ監督の長編第二作。(91分) |
ぽんしゅう (2023年03月09日) |
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★1 あした世界が終わるとしても(2019/日) |
幼い頃、母親が呆気なく突然死してしまい、それ以来少年・真(梶裕貴)は非社交的人間に身を落とした。彼の幼馴染み・琴莉(内田真礼)は真に対し欲望を露わにしろと言いたい気持ちを抑え、告れよ馬鹿と毒づく日々だった。さて、外宇宙にはある計画の結果もう一つの地球が併存することになり、専制君主コトコ(千本木彩花)によって支配されるもうひとつの日本が生まれていた。ふたつの地球の住人には必ず育ちの違う同一人物がいる、という法則があり、片方が死ねばもう片方も息絶えるとの事実が明らかになる。真とつながったテロリスト・ジン(中島ヨシキ)は真を守り琴莉を倒すため星を越え、察知したコトコも手を打つのだった。〔93分〕 |
水那岐 (2023年03月09日) |
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★3 メイド・イン・バングラデシュ(2019/仏=バングラデッシュ=デンマーク=ポルトガル) |
バングラデシュの首都ダッカの縫製工場では日々、先進国向けのファストファッションをつくり続けている。その工場の多くは女性労働者が支え、彼女達は例えばTシャツなら1日で千数百枚を縫い上げるが、その月給はTシャツ数枚分にしかならない。さらに労働者としての権利も保護されない。その劣悪な労働環境を変えるために労働組合結成をめざして奮闘した女性の実話をベースに映画化。縫製工場で働くシムリキタ・ナンディニ・シムは労働者権利団体の女性から、労働法と労働者の権利を教えられ、自ら学ぶ中で労働組合結成を目指すが、工場経営者の圧力、夫からは仕事をやめろと言われるのだった…(95分) |
シーチキン (2023年03月08日) |
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★4 エンパイア・オブ・ライト(2022/英=米) |
1980年代初頭のイギリス南部。その海辺の映画館はスクリーン数を減らしながらも過去の繁栄の面影を残し地元の人々から愛され続けていた。ヒラリー(オリヴィア・コールマン)は統括主任として従業員の中心となって映画館を仕切っているが、かつて心を病んだことがあり表情はふさぎがちだった。さらにヒラリーは支配人(コリン・ファース)からの卑劣なセクハラにも耐えていた。そんな職場に陽気な黒人青年のスティーヴン(マイケル・ウォード)が加わり従業員たちの関係に変化が起きはじめた。やがてこの地方の町にも、サッチャー政権下の高い失業率に荒れる若者たちによる移民排斥や人種差別を叫ぶデモと暴動の波が押し寄せてくる。(115分) |
ぽんしゅう (2023年03月09日) |
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★3 サハラのカフェのマリカ(2019/アルジェリア=仏=カタール) |
アフリカ北部のアルジェリア。サハラ砂漠の幹線道路沿いに取り残されたように建つ小さなカフェ。その簡素な店に一人で住み切り盛りし犬と猫と暮らす老女主人マリカの日々を記録したドキュメンタリー。トラックの運転手、商人、旅人、音楽隊、ヨーロッパのバックパッカー。そんな客たちが地平線の彼方からやってきて地平線の向こうに去っていく。マリカは椅子に座り小さなテーブルをはさみ客たちのおしゃべりの相手となって時を過ごす。話題は国情や仕事、生活や家族のこと。毒舌、ボヤキ、ユーモアを交えて淡々と応じるマリカ。彼女と客の何気ない世間話のなかにアルジェリアの歴史や世情が浮かぶ。ロカルノ国際映画祭最優秀新人監督賞作。(104分)
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ぽんしゅう (2023年03月08日) |
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★3 愛と闇の物語(2015/イスラエル=米) |
1945年、英国統治下のエルサレム。少年アモス(アミール・テスラー)は両親とともに、迫害から逃れて、欧州から移住して暮らしていたが、当時の情勢は不安であった。アモスは母ファニア(ナタリー・ポートマン)が読み聞かせてくれる物語が大好きだった。母の話を聞いていると、一緒に冒険をしている気分になれた。やがてイスラエルは独立し、建国に国中浮かれていたが、母が息苦しい暮らしの中で、眠れない日々を送っていることに、家族はまだ気づいていなかった・・・。 [more] |
プロキオン14 (2023年03月07日) |
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★5 ジャンゴ/灼熱の戦場(1987/伊) |
メキシコ、1870年頃。かつてジャンゴ(フランコ・ネロ)と呼ばれた男はドミニコ修道院でイグナティウス修道士として、居た。ある日、女が訪ねて来る。「マリア(ロレダーナ・ヌシアク)です。覚えていますか。今日はお願いがあって来ました。私は病気の為もう長くはありません。娘のマリソルをあなたに託したいのです。あなたの娘を・・・」。数日後、ジャンゴはサンヴィセンテの町を訪れる。死体があちこちにありまるで戦争の跡の様だ。通りのおばさんに聞く「マリアという女を知っているかね」「ええ、神父さん。3日前に亡くなった。この騒動を目にしなくて良かった」「娘がいたと思うが・・」(まだ続きます)
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KEI (2023年03月07日) |
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★3 バビロン(2022/米) |
ハリウッド・1926年。砂漠の豪邸の大パーティー。メキシコ人青年マニー(ディエゴ・カルバ)は雑用係として走り回っている。勝手に入り込もうとした女優志望のネリー(マーゴット・ロビー)を機転を利かせて入れてやり、二人で意気投合する。夜半、今夜の主役にして業界の主役、ジャック・コンラッド(ブラッド・ピット)が、おもむろに玄関先で二人目の妻を離縁したうえで姿をあらわし、乱痴気騒ぎは佳境を迎える――。朝。目立ちまくっていたネリーは、この日撮影開始の端役を手にする。泥酔したジャックに気に入られたマニーは彼の助手となる。二人は天性の才能と努力で創成期の映画業界を駆け上がっていくのだが・・・。[185分] |
淑 (2023年03月06日) |
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★3 プロジェクトV(2020/中国=香港) |
旧正月の祝賀イベントで賑わうロンドンのチャイナタウン、実業家のチョン(ジャクソン・ルー)が武装集団に拉致された。民間の特殊護衛組織ヴァンガードのメンバー・ロイ(ヤン・ヤン)らが緊急出動し、激しい戦闘の末、救出する。チョンを狙ったのが、首領を殺されて復讐に燃える中東のテロ組織であることを把握したヴァンガードの司令官トン(ジャッキー・チェン)は、次なる標的となるチョンの娘ファリダ(シュー・ルオハン)を護るため、部下を率いてアフリカに向かう。/107分 |
緑雨 (2023年03月05日) |
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★4 ナワリヌイ(2022/米) |
プーチン最大の敵と言われる、ロシアの反体制派のカリスマ指導者アレクセイ・ナワリヌイ。2020年8月に毒殺未遂事件により昏睡状態となるも奇跡的に回復。その後の毒殺犯の特定・追及を追ったドキュメンタリー。 |
jollyjoker (2023年03月04日) |
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★3 タリーと私の秘密の時間(2018/米=カナダ) |
夫と2人の子供と暮らすワーキングマザーのマーロ(シャーリーズ・セロン)は第三子を身籠っている。長男には些細なことでパニックになってしまう障害があり、マーロは献身的にケアをしているが、通っている小学校からは転校を勧奨されてしまう。全てを自分自身でこなす道を通してきたマーロに対して、費用は負担するので出産を機にベビーシッターを雇ってはどうかと義兄は提案する。育児に疲れ果て失意に陥るマーロの下をタリーという若い女性が訪れる。夜の間だけタリーに育児を任せることで、マーロは次第に心身の平穏を取り戻していく。/95分 |
緑雨 (2023年03月04日) |
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★3 別れる決心(2022/韓国) |
韓国。外国人の入国審査を担当する男が岩山から転落して死亡する。事件か事故か。男には中国出身の若い妻ソレ(タン・ウェイ)がいた。夫の死に動揺も涙も見せず笑みさえ浮かべているように見える妻。その言動は韓国語が堪能でないせいだろうか。担当チームのエリート刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と部下のスワン(コ・ギョンピョ)は夫殺しの容疑者としてソレの行動を監視しはじめる。私生活で妻(イ・ジョンヒョン)との関係に窮屈さを感じていた刑事ヘジュンは、やがて美しい容疑者ソレに惹かれていき、いつしか彼女の無実を願っているかのように熱い視線を注ぎ始めるのだった。パク・チャヌクのカンヌ映画祭 監督賞受賞作。(138分) |
ぽんしゅう (2023年03月04日) |
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★3 森は生きている(1956/露) |
大晦日の寒い森の中。たき木拾いをしている1人の娘。継母から命じられたのだ。そこへもう1人登場。お城の老兵だ、「ワシも同じじゃ。あんたと同じ位の年の女王さまから命じられてのぅ。立派なモミの木を採って来いとな」。その女王はお城でやりたい放題。大臣「罪人を‘無罪放免’するか‘死刑’にするか、署名を頂きたい」。「面倒くさいわね。‘死刑’よ。字数が少ないもの」という具合。教育係は博士だ。「今日は大晦日。明日は新年で1月です。1年は12ヶ月で、1月は大雪、2月は・・・3月は・・・4月はマツユキソウが顔を出す・・」(以下続きます)
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KEI (2023年03月03日) |
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★4 ビッグバグ(2022/仏) |
2045年の近未来。AI搭載人型ロボットと人間が共存する世界。ロボコップに似た最新量産型ロボットのヨニクスは、人間に叛旗を翻した。違法となったクラッシックMacや紙の本などを愛蔵する古物大好き一家のお手製ロボット4体は、ヨニクスの反乱を察知し、尋ねてきた元夫と愛人、隣家の老婆もろとも一家を守ろうと家に閉じ込めるが、監禁されたと思い込んだ一家プラスアルファな人たちは、ファム・ファタールなモナムールとジュテームしたいという一念で、あの手この手で家から脱出を図ろうとするのだった。(111分) |
ロープブレーク (2023年03月01日) |
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★3 月の満ち欠け(2022/日) |
東北の漁港で働く小山内堅(大泉洋)の下に、東京から三角哲彦(目黒蓮)という中年の男が訪ねてくる。三角は、小山内の亡き娘・瑠璃(菊池日菜子)と、若き日の三角が深く愛した女性、正木瑠璃の関係について、俄かには信じ難い話を語り始める。時は遡り1980年、ジョン・レノンが凶弾に倒れたその頃、高田馬場のレコード店でバイトしていた学生時代の三角は、店の軒先で雨宿りをする正木瑠璃(有村架純)と出会う。/128分 |
緑雨 (2023年03月05日) |
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