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新着あらすじ(14/20)

★3 プリースト判事(1934/米)
南北戦争から25年以上たった1890年代。いまだに南軍に誇りをいだく住人たちが暮らすケンタッキーのある町で人情深いプリースト(ウィル・ロジャース)は判事を務めていた。そこへ弁護士資格を得た甥のジェローム(トム・ブラウン〕が意気揚々と戻ってくる。早速、思いを寄せる隣家の幼馴染みエリー(アニタ・ブラウン)に求愛するが、彼の母親(ブレンダ・フラワー)は孤児で父親も分からないエリーとの仲を認めず、プリーストのライバル検察官で次回の選挙で判事の座を狙うメイデュー(バートン・チャーチル)の娘と結婚させようと考えていた。同じジョン・フォードによる『太陽は光輝く』(53)は本作のリメイク。(白黒/81分)
ぽんしゅう (2023年05月20日)
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★4 守護教師(2018/韓国)
元ボクシング太平洋王者のギチョル(マ・ドンソク)は、とある地方都市の女子校の体育教師として赴任する。学年主任として学費滞納の学生からの集金を任されたギチョルは、一人の女子高生スヨン(シン・セフィ)が行方不明であることを知るが、なぜか誰も関与したがらない。たった一人、スヨンの親友ユジン(キム・セロン)だけが、危険を顧みずスヨン探しを行っているのだが…。(100分)
ロープブレーク (2023年05月19日)
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★4 青春弑恋(2021/台湾)
弑恋(しれん)とは、自分より身分の高い者を殺傷する行為を指す「弑」と狂おしい「恋」の魔力を表現した造語。台北、政治家の娘で家庭に事情を抱えていたユーファン(ムーン・リー)は料理人の青年シャオジャン(リン・ジェーシー)と交際を始めるが、突然、暴漢に襲われ日本刀で切り付けられる。犯人の大学生ミンリャン(リン・ボーホン)が犯行に及ぶまでには、Webのポルノ女優モニカ(アニー・チェン)、コスプレ女子高生キキ(ヤオ・アイニン)、中年マッサージ嬢(ディン・ニン)たちの「孤独」が運命的に交錯していた。マレーシア出身のホー・ウィディン監督による長編三作目となるサスペンス・ラブストリー。(127分)
ぽんしゅう (2023年05月17日)
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★2 それいけ!ゲートボールさくら組(2023/日)
今はカレーショップを経営している桃次郎藤竜也はふとしたことから、高校ラグビー部時代のマネージャーのさくら山口果林が社長をしているデイサービスが、経営の危機に直面していることを知り、かつてのラグビー部仲間に声をかけて集まり、宣伝効果を狙ってゲートボール大会での優勝を目指すことに。ところがさくらのデイサービスの土地を狙う建設会社がそれを阻止しようと…(107分)
シーチキン (2023年05月15日)
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★3 TAR/ター(2022/米)
ベルリンフィルで初の女性の首席指揮者となったターケイト・ブランシェットは、現代音楽の「けん引者」と言われるほど高く評価され、自伝の出版や新たな作曲活動に乗り出した。さらにベルリンフィルで初となるマーラーの全交響曲のライブ録音の達成を目前に控え、キャリアの絶頂にあった。自信にあふれた彼女だが、些細なことから、徐々に歯車が狂っていく…(158分)
シーチキン (2023年05月14日)
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★3 EO イーオー(2022/ポーランド=伊)
大きな瞳に憂いを湛えたロバのEO(イーオー)は、パフォーマンス・パートナーのカサンドラ(サンドラ・ジマルスカ)に愛されながらサーカス団で平穏に暮らしていた。しかし動物愛護団体の抗議で団は破産し"予期せぬ解放"の旅に出ることに。そこは人間の身勝手な善意と悪意が混沌とし、森に潜む野生動物からエリート競走馬、家畜や使役動物、そして用済みとなり食肉処分場へ追いやらえれる動物たちが暮らす世界だった。欧州の雄大な自然や鮮烈な赤と黒のコントラストの幻描写を交えながら描かれる映像ドラマ。監督のイエジー・スコリモフスキロベール・ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』にインスパイアされた作品だという。(88分)
ぽんしゅう (2023年05月14日)
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★5 夢は牛のお医者さん(2014/日)
昭和62年、新潟県の山間の村にある小さな小学校のこと。新入生ゼロの春、代わりに迎えたのは3頭の子牛でした。校庭をいっしょに走る子供たちと子牛たち。村中総出の運動会。雪深い村。出稼ぎに出るお父さんたち。そして、牛たちの卒業式…。くしゃくしゃに泣く子供たちの中に、3年生の知美さんがいました。そのとき彼女は牛のお医者さんになることを心に決めたのでした…そこから20年以上、カメラは知美さんを追いかけます。まっすぐに牛のお医者さんを目指す少女のドキュメンタリー。 [more]
イライザー7 (2023年05月14日)
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★4 詩人の恋(2017/韓国)
詩人(ヤン・イクチュン)は30歳後半で結婚した。売れない詩人だったので妻の収入で暮らした。妻(チョン・ヘジン)も同じ年頃だが、子供がなかなか出来なかった。病院で検査してもらうと、妻に異常はなく詩人は劣精子症と診断された。妻は毎晩求めて来て、あげくは人工授精をと言い出した。近所にドーナツ屋が出来た。妻が買って来た。すこぶる美味しかった。その店に行ってみた。バイトの若者セユン(チョン・ガラム)が働いていた。何度も行くようになり、席で詩を作ったりした。ある日トイレに行くと、セユンが恋人の女とやっていた。それを見て、詩人は久しぶりに激しく勃った―そんな若い女を見たからか、いやセユンだったからか? [more]
KEI (2023年05月13日)
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★3 ジャスト6.5 闘いの証(2019/イラン)
イラン警察の薬物撲滅特別チームのマサド刑事(ペイマン・モアディ)たちは、麻薬王のナセル(ナヴィッド・モハマドザデー)を長年追い続けていた。正体不明のナセルをあぶり出すためチームは、大がかりで地道な捜査で末端の売人たちを徹底的に追い込んでゆく。そんななか、逮捕した売人の姪がナセルの元婚約者(パリナーズ・イザドヤール)だと判明。彼女の情報で麻薬王の豪邸に踏み込むのだが・・・。逮捕したナセルは一筋縄ではいかない男だった。イラン社会の貧富格差や警察内の軋轢を描く社会派クライムサスペンス。1989年生まれのニマ・ジャウィディによる監督第二作。東京国際映画祭 最優秀監督賞、最優秀主演男優賞 受賞。(131分)
ぽんしゅう (2023年05月11日)
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★4 ウィリーが凱旋するとき(1950/米)
アメリカ東部の小さな町。日米開戦の知らせを聞いた青年ウィリー(ダン・デイリー)は誰よりも先に志願兵に。町の英雄として喝采のなか恋人のマギー(コリーン・タウンゼント)と両親(ウィリアム・デマレスト/イブリン・バーデン)に別れを告げた。訓練を受けて配属された先は故郷の町に新設された基地だった。兵士たちが次々に戦地に向かい成果を挙げるなかウィリーは基地内勤務のまま月日が過ぎ町の人たちの笑い者に。やっと巡ってきた欧州への出撃で間抜けなトラブルを起こし敵地でレジスタンスの女性闘士(コリンヌ・カルヴェ)一味に捕まってしまう。手放しの戦意高揚気分を皮肉るジョン・フォードのコメディ。(白黒/83分)
ぽんしゅう (2023年05月11日)
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★3 ヨーゼフ・ボイスは挑発する(2017/独)
ドイツの芸術家であり、のちに米合衆国に拠点を移したヨーゼフ・ボイスは吠える。「概念としての芸術は拡大し、もはや一つ所に収まることなく社会全体を飲み込むに至っている。ならば全ての国民は芸術家であり、芸術に参加し行動することが義務となる」両親の愛情を受けず育ったボイスは、第二次大戦時には戦闘機乗りであったが撃墜され、頭蓋損傷のダメージを受けながら帰国、彫刻家として活動を始めた。彼はやがて「社会彫刻」を標榜、好事家の自宅や美術館に収まらぬマキシマムな芸術に目覚め、行動する。エキセントリックな彼を誹謗する声は多かったが、むしろ彼は対話を喜ぶのだった。映画は反骨の芸術家を追う。〔107分〕
水那岐 (2023年05月10日)
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★4 復讐は私にまかせて(2021/インドネシア=シンガポール=独)
1989年、インドネシア。喧嘩に明け暮れる青年アジョ(マルティーノ・リオ)は黒幕の依頼で、ある男の成敗に出向いた先で、伝統武術の使い手の女ボディガード・イトゥン(ラディア・シェリル)と出会い相思相愛の恋に落ちた。だがアジョは過去のトラウマから性的不能に悩んでいた。原因となった者たちに復讐を決意したイトゥンは苦悩の道を選ぶ。月日は過ぎ去りついに二人の間にジェリタ(ラトゥ・フェリーシャ)という“復讐の女神”が現れる。インドネシアの旧体制やマチズモ体質を批判する異色の愛と復讐のドラマ。俊英エドウィン監督が撮影監督に芦沢明子を迎えて16ミリフィルムで撮ったロカルノ国際映画祭金豹賞受賞作。(115分)
ぽんしゅう (2023年05月09日)
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★4 ハイ・フォン:ママは元ギャング(2019/ベトナム)
シングルマザーのハイフォンは、愛娘のマイと暮らしている。ある日、何者かに娘を誘拐されたハイフォンは、娘を取り戻しに犯人一味を追ってサイゴンに向かう。敵は臓器売買のために子どもの誘拐を行う国際的犯罪組織だった。 主演のゴー・タイン・バン(俳優業ではヴェロニカ・グゥを名乗る)は実際にベトナム発祥の総合格闘技「ボビナム」の使い手で、後進のために本作を自身のアクション主演最終作品と位置づけている。 ベトナムでの興行収入は、2000億VND(約9億3500万円)を超え、18歳未満鑑賞禁止にもかかわらず2019年9月時点でヴェトナム映画として歴代興収第一位となった。
ロープブレーク (2023年05月09日)
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★3 雑魚どもよ、大志を抱け!(2022/日)
昭和末期の山間の町。小学6年で病気を抱えた母がいる小心者の瞬(池川侑希弥)、ヤクザの父を持つリーダー各の隆造(田代輝)、いじめられっ子の宗教二世のトカゲ(白石葵一)、勉強ができて理屈っぽい母子家庭の正太(松藤史恩)らはいつもつるんでいる悪ガキ仲間だ。隆造と張り合う明(蒼井旬)やワル気取りの転校生の小林(坂元愛登)。映画監督志望の西野(岩田奏)らが入り混じり彼らの関係が微妙に変化し始める。そしてカツアゲされた西野を助けなかった瞬は、仲間の信頼を失ったうえに不良中学生から呼び出されてしまう。足立紳監督が自身を投影し20年前に書いた脚本「悪童」をもとに書いた小説「弱虫日記」の映画化。(145分)
ぽんしゅう (2023年05月08日)
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★3 イロイロ ぬくもりの記憶(2013/シンガポール)
シンガポール。やんちゃ盛りの少年ジャールー(コー・ジャールー)の両親は多忙を極め、子供を教育する暇さえないためにメイドを雇い入れる。やって来たのはテレサ(アンジェリ・バヤニ)、フィリピン系の女性である。彼女と同室に眠ることに拒絶の態度を見せるジャールーだったが、やがて彼はテレサの甲斐甲斐しくひたむきな接しかたに心を開くようになるのだった。だが、時代は不況への坂を転げ落ちる様相を見せ、営業マンの父親(チェン・ティエンウェン)は失職してしまう。そして家の屋台骨を支える母親(ヤオ・ヤンヤン)は、日々の苛立ちをテレサに向けるようになってゆく。カンヌ映画祭新人監督賞ほか受賞のアンソニー・チェン作品。〔99分〕
水那岐 (2023年05月07日)
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★5 崖上のスパイ(2021/中国)
チャン・イーモウ監督が日本軍支配下の満州国を舞台に描くスパイ映画。1934年冬、「ウートラ作戦」遂行の使命を帯びて、ソ連で特殊訓練を積んだ中国共産党の精鋭4名が満州国に潜入した。夫婦と恋人同士である彼らは、万一の時には相手を見捨てられるよう互いにパートナーを交換して二手に分かれ、現地工作員の協力を得ながら首都ハルビンを目指す。一方、徹底した弾圧と拷問で内通者を得た特務機関はスパイの潜入を察知し、彼らを生け捕りにすべく密かに動き出すのであった…(120分)
シーチキン (2023年05月07日)
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★2 ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2022/日)
実家を離れ京都の大学に入学した七森剛志(細田佳央太)は、生まれつき男女という区分けによる感情や常識に違和感があり「恋愛」という感情が持てないでいた。そんな七森は入学ガイダンスで意気投合した麦戸美海子(駒井蓮)と、ぬいぐるみ人形の愛好サークルに入部する。そこは、ぬいぐるみに話しかけて心を癒す学生たちが集うサークルだった。先輩たちのように「人に言えない思い」を人形相手に語り始める七森と麦戸。ところが、もう一人の新入部員・白城ゆい(新谷ゆづみ)は、ぬいぐるみに関心を示さず、そんな部員たちのなか、ひとり本を読みながら時間を過ごしていた。金子由里奈監督による大前粟生の同名小説を映画化。(109分)
ぽんしゅう (2023年05月07日)
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★3 エヴァの告白(2013/米)
1921年戦火のポーランドから伯母を訪ねて、米へ渡って来たエヴァ(マリオン・コティヤール)と妹マグダ(アンジェラ・サラフィアン)は、ニューヨーク、エリス島の入国審査場にいた。熱も有り咳をするマグダは医師から肺病と診断され、隔離され病院へ連れて行かれる。1人になったエヴァに今度は係官のマクナリー(アントニー・コロネ)が書類を見ながら、「調書に素行に問題ありと有る。叔母の家だというこんな住所も現実には無いぞ。だから入国を許可できない」と言われる。(まだまだ続きます) [more]
KEI (2023年05月06日)
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★3 コッホ先生と僕らの革命(2011/独)
1874年独ブラウンシュバイクに英オックスフォード大から帰って来たコッホ(ダニエル・ブリュール)は、独初の英語教師として名門カタリネウム校で教鞭をとることになる。担任は第4学年の10数名の生徒たち。級長はハートゥング(テオ・トレプス)といい、校の後援会会長(ユストゥス・フォン・ドーナニー)の息子だった。そのクラスに工場で働くシングルマザー、ボーンシュテット(カトリン・フォン・シュタインブルク)の息子ヨスト(アドリアン・モーレ)がいた。ハートゥング父子は労働者階級をさげすんで、彼を退校させたがっていた。コッホは授業の一環としてサッカーを取り入れて、英語を学ばせることを思い付く。(もう少し続く) [more]
KEI (2023年05月06日)
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★3 ザ・ホワイトタイガー(2021/インド)
「俺は白虎、まれに生まれ出る天才だ。奴隷で終わる人生など似合わない」バルラム(アダーシュ・ゴーラヴ)の父は貧しいカーストに相応しい一生を終えたが、子の彼は自分で人生を選択できると信じていた。家族から有り金をふんだくってゆく地主の家族のもとに戻ってきた、アメリカ帰りの甥アショク(ラージクマール・ラーオ)。その都会的な風貌に、自分が仕えるに相応しい主人のイメージを抱いたバルラムは、自らを売り込みその運転手となる。アショクに献身的に仕えるバルラムだったが、誕生日を迎えた主人の妻ピンキー(プリヤンカー・チョープラー)が浮かれて車のハンドルを握ったとき全ては狂う。彼女は路上の子供を撥ねてしまったのだ。〔132分〕
水那岐 (2023年05月05日)
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