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寒山拾得さんのお気に入りコメント(1/169)

陸軍(1944/日)★4 日清・日露から大陸侵攻に至る頃の日本の庶民。そのマスヒステリーが拡大する危うさは、現在の日本や世界の救われない状況をまんま見てるようだ。軍靴の音に已むに止まれず駆け出す母親が木下の意地だとしたら、その前夜の肩叩きは最良のセンチメント。 (けにろん)[投票(1)]
木の上の軍隊(2025/日)★3 本作が良い出来なのか、判断出来ない。本作が提起する問題は余りにも大きい。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
満天の星(2025/日)★2 恥ずかしながら知らないことだらけで、観てよかったとは思う。しかし。 [review] (ペンクロフ)[投票(1)]
選挙と鬱(2025/日)★3 こんなバカバカしいものは絶対に最善の方法ではない [review] (ペンクロフ)[投票(1)]
ハルビン(2024/韓国)★4 史実の映画化だけに、結末はわかっているのだが、それでもハラハラさせる緊迫感を最後まで保っていたのは立派。その背景には、数多くの同志とともに大義のために戦う、という骨太な視点が貫かれているからだろうなあ。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
「桐島です」(2025/日)★3 梶原阿貴高橋伴明はあえて“桐島の物語”を創ろうとしない。彼の思想性や潜伏生活の困難を強調するでもなく、小さな人間関係の些末な日常を淡々と描く。いきおい桐島像は毎熊克哉という役者の立ち居ふるまいに託される。毎熊はその重責をよく全うしていた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
同胞(1975/日)★5 これが山田の青春映画。何かに挑戦し勝ち負けは問わず、次に希望が見える映画だ。賠償と寺尾がメインだが、陰の主役は重要なシーンに必ず登場する愛ちゃんだろう。山田の彼女を見る目は始終優しい。ところで、あの人たちはどうしていつも笑っているのだろう? (KEI)[投票(1)]
幼な子われらに生まれ(2017/日)★4 「理由は聞くくせに、私の気持ちは聞かない」ドキッとした。昔同じ言葉を言われた。本作品を見てよく分かった。諸兄よ、そう言われたからって「じゃあ、気持ちを言ってみろ!」なんて迫って言わないように。悪化するだけです。気持ちを汲むって、本当に難しい。 (KEI)[投票(1)]
君も出世ができる(1964/日)★3 インテリ臭が抜けない黛敏郎谷川俊太郎の歌曲はポピュラリティ不足でノリが悪く野暮ったい群舞にも苦笑い。東京オリンピックの海外ブームを当て込んだ洋vs和の対比もいまひとつ。1960年代らしいモダニズムを取り入れた木村忍のセット美術が面白った。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
おかあさん(1952/日)★5 病で臥せる夫の思い出話を感情を押し殺し聞く絹代がその後屋外に出て泣き崩れる。ミディアムで寄らない成瀬は冷徹にフェイドアウトする。総じて次世代のエピソードは希望に彩られ親の世代は終焉に向かって閉じていく。このニヒリスティックな人生観。 (けにろん)[投票(2)]
二人の銀座(1967/日)★4 初っぱなの和泉雅子山内賢の出会いシーンに安直な恋愛ドラマを覚悟するも、どうしてどうして“楽譜”を狂言回しにした新進作曲家の失踪の謎を探るサスペンス劇をベースにプロとアマ、創作と著作、利権と権謀をめぐる葛藤劇へ発展する才賀明脚本がいい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
ファイト・クラブ(1999/米)★5 全く小汚い映画だ。しかし、言いたいことを言い、やりたいことをしてやる、といつも心の中で思っている私とそんな観客の為の映画だ。もっとも物語は予測を外れて進むが、その行く末は、私たちの教訓になるだろうか?良い悪いを超えて、ラストシーンは美しい。 (KEI)[投票(1)]
秀子の車掌さん(1941/日)★5 子供以上女未満の秀子と流浪経験者釜足の安閑とした日常が低位安定の巧まざる幸福を醸すに必要充分なのだが、それは成瀬のニヒリズムの裏返しに思える。逗留作家の陰に寸景される女の描写の不穏。経営者による会社売却。そして平穏な時間の終焉。 (けにろん)[投票(1)]
おいしい結婚(1991/日)★3 毒にも薬にもならない平穏世界のロマンティックコメディを豪奢な意匠で飾り立てるところに森田流スノビズムを感じ鼻につくが、にもかかわらず、前田米造のキャメラを始め美術に至るまで当時の日本映画最高ランクの仕事は堪能できる。 (けにろん)[投票(2)]
ナミビアの砂漠(2024/日)★4 カナ(河合優実)は、長い手足をひらひらと舞うように街中を闊歩し、長い手足を施術服の内側に封印するようにお仕事をこなし、長い手足をぶるんぶるんと振り回し悪態をつきながら男に殴りかかる。カナの“長い手足”は武器なのだ。理屈じゃない身体なのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
自殺サークル(2002/日)★3 3流なスプラッター描写も陳腐なサスペンス描写も辟易するが、一方で寺山映画のJ・A・シーザーを彷彿とさせる鎮魂歌のような音楽の吸引力。途方も無い絶望感に覆われた21世紀初頭の日本を描いて文句無く哲学ホラーとして黒沢清よりは深い。 (けにろん)[投票(1)]
Cloud クラウド(2024/日)★3 一昔、いや二昔前なら「不条理劇」に範疇されそうな物語だが、些細な反感、嫌悪がまん延し、陰湿な攻撃がありふれた今の世では、起こりそうというか、すでに起きているんじゃないかと思われるのが怖い。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
猛吹雪の死闘(1959/日)★3 雪山アクションの割には、三原葉子のグラマーかつ暑苦しい色気で寒さを感じさせない。若き文太の、小人物な悪党ぶりも貴重。 (AONI)[投票(1)]
安藤昇のわが逃亡とSEXの記録(1976/日)★3 子分には地方に逃げとけやと司令を出しつつ自分は都内のオンナを巡り酒&SEX三昧(笑)しかも無表情でクールを装ってるがオンナに逃亡について問われると「オレは何かから逃げてるんじゃない、何かに向かって逃げてるんだ」いや、この科白は笑えたが、いつか使ってみたいパワーワードだった。 [review] (クワドラAS)[投票(1)]
桜の森の満開の下(1975/日)★3 狂っていく岩下志麻と、戸惑いつつも逃れられない若山富三郎。桜のシーンは背筋がゾッとする美しさだ。だが…登場人物それぞれの内面がうまく描かれていないと感じた。伊佐山ひろ子の一人称で物語を描けば、かなり興味深い作品になったと思う。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(2)]