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寒山拾得さんのお気に入りコメント(2/168)

怪物(2023/日)★5 見えてるものだけ、見たいものだけを見る、ということからの脱却。想像力を働かせることの大切さを訴える作品。 [review] (deenity)[投票(7)]
怪物(2023/日)★5 懸命に向き合っても大人は子供を理解できない時があるし、子供も大人に苦悩を打ち明けられない時がある。複数人の視点から事件を描きながら、最終的にはどこまでも子供に寄り添う是枝。芽生えてしまった新しい感情への戸惑いを子役が見事に表現できてて凄い。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
怪物(2023/日)★5 人は人、自分は自分。大人も子供もみんな病んでるかもしれないけど、理解者を見つけられればサイコー。20230615 [review] (しど)[投票(3)]
REVOLUTION+1(2022/日)★4 物語は現実の銃撃犯の生来をたどる主人公(タモト清嵐)のモノローグによって進行する。若松プロにルーツを持つ製作陣らしい低予算、短期間制作の常套手段だが、この実直な語り口が題材の"生々しさ"と相まって疑似ドキュメンタリー的な迫真性を作り出している。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
バービー(2023/米)★5 フェミニズムの歴史と現在地。そう考えると、トム兄が牽引する近年の大ヒット映画はマッチョな「男」映画なんですな。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
バービー(2023/米)★4 やわな外見や予告編からは想像しがたい硬派な映画で、けっこうガツンとくる、社会風刺満点のファンタジー系コメディ(一部ミュージカル)。バービー人形のことをよく知っていればもうちょっと楽しめた点もあるのだろうが、ほとんど知らなくても十分楽しめる。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
青春ジャック 止められるか、俺たちを2(2023/日)★4 正直映画の中で決定的な何かが起こる訳でもない。寧ろショボい話と言える。だが、あの80年代の空気の中で何かが変わる何かをやれると遮二無二なって脇目も振らず七転八倒した彼奴とあの子とあの人たちとの話で井上の極私的心情に深く同期する俺がいる。 (けにろん)[投票(2)]
君の名は 第三部(1954/日)★3 いい加減にしろと言いたくなってきたあたりで大団円。最後は真知子を応援しない人があるだろうか。俗悪ではある。しかしメロドラマの威力を感じたのも確か。つねに最弱者の女性の側に立とうとしていることは褒めなければならない。〆めのセリフも利いている。 [review] ()[投票(1)]
天使が俺を追い駆ける(1961/日)★5 映画とのり平師匠を愛する全ての「天使たち」に見て欲しい。是非。 (町田)[投票(2)]
君の名は(1953/日)★3 こんなものに熱狂していた昭和の女性はバカだったのかと怪しまれるが、意外におもしろくもあって困る。ぜんぜん周りが見えていない二人を軸に、ムチャクチャな展開の連続。嫁姑戦争も俗悪だとは思うが目を離せない。これでもかの被虐性が妙な快感をすら呼ぶ。 ()[投票(2)]
渋谷物語(2004/日)★2 思ったより金をかけ、撮影は工夫をしているし、期待させる出だしだ。しかし、思いのほか村上がでくの棒で画面を引っ張ってゆくエネルギーが出ないからだらだら展開してゆく。もっとクールに描くべきだったのでは。あの心的理由は別に、、と思ってしまう。 (セント)[投票(2)]
マッチ工場の少女(1990/フィンランド)★4 冒頭の機械の無表情な動きがこの映画そのものなのだろうが、マッチの作り方、とか、納品チェックの中身、とか本題とは異なるものに惹かれているうちにあれよあれよと落とされていく。カティ・オウティネンは少女には見えないけれど、バーでのナンパで見せた笑い顔が頭から離れない。 (動物園のクマ)[投票(2)]
カエル少年失踪殺人事件(2011/韓国)★4 韓国映画の描く闇とエゴの禍々しさは一級品。 [review] (おーい粗茶)[投票(3)]
黒い家(1999/日)★3 黒沢清並の意識的にとち狂った場所選定と、「正常」のバランスを崩した戯画的なフリークの狂騒によるブラックコメディ感、やたらと汗をぬぐう蓮司や怠く構えて足を引きずって歩く町田への生理的嫌悪感など、堂に入ったいやらしさが光る。しかしハッタリ感が放擲されて白ける演出も多々。うまくバランスを崩すのが肝の作劇であればこそ、ハッタリにも堅牢さが欲しい。大竹の底なし亜空間アイズは面目躍如。 [review] (DSCH)[投票(2)]
黒い家(1999/日)★3 原作は異臭がする暗い老女。映画はやり過ぎ大竹。こんな嫌な女やって後いい女出来ないのでは。ホント彼女は女優バカですね《どんな役でも出来る、、褒めてます》。年取ると女優さん可哀想。 (セント)[投票(3)]
二匹の牝犬(1964/日)★4 このゲスな3面記事題材に沢村を筆頭に皆半端ない気合の入りようなのが良い。小川の冷たい熱量に対し田舎臭い魔子も小悪魔への変貌で拮抗する。演出も今村増村÷2みたいな太さ。斜角の構図がダサくないのは見てくれで撮ってないから。 (けにろん)[投票(1)]
執炎(1964/日)★4 恋愛映画の名を借りた反戦映画でもない、そう反国家映画である。召集令状と死亡通知を出しにくる郵便員の顔をピンタする壮絶なシーンはまさに反権力であろう。人間のパッションの燃え上がり。まさに執炎です。でも、人間は本当に悲しいときは涙も出ないんですね。 (セント)[投票(2)]
風、スローダウン(1991/日)★3 過ぎ行く時に「置いて行かれる」という状況に焦らず、チンピラ長原成樹やお坊ちゃん西川忠志の甘えに流されることもなく、淡々とバイクに時間をささげる石田靖のオサムに好感が持てる。予想はしていたが、終盤の抒情垂れ流しの自己陶酔にはドン引き。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
出張(1989/日)★3 出張先へと急ぐ中年男、ゲリラ(国内)に誘拐さる。勤め人の悲哀が滲むブラック・コメディの小品。 [review] ()[投票(1)]
明日への遺言(2007/日)★3 西村蒼井田中が証言台に立つ序盤。焼夷弾による空襲への包括的裁断へどれだけ迫れるかとも思えたが、これが、藤田演ずる日本将校の米軍兵死刑問題への前フリとして機能しか無くなった時点で問題意識は極度に矮小化された。枠が狭いのだ。 (けにろん)[投票(6)]