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3819695さんのお気に入りコメント(77/180)

ベスト・キッド(2010/米)★4 率直な感想として、これはハラルド・ズワルト監督の、前作への、そして前作を監督したジョン・G・アビルドセン(彼の代表作は、もちろんあの『ロッキー』である)への最高のオマージュであると感じた。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳(2010/中国)★3 冒頭の戦場でのドニー・イェンのアクションは出色。アクロバチックな動きをスピード感満点で演じて一気に映画の世界に引き込んでくれる。その後は、なんだか大昔のスパイ映画を見ているような古臭さと、脚本のあらが目立つが、いかにも魔都・上海という雰囲気はあった。 (シーチキン)[投票(1)]
ドライヴ(2011/米)★3 悪い映画ではないんですが、全く驚きも無く、ただただ監督のカッコイイと思うカットで綴られていくオハナシ。そこに乗れるかどうかは、まさしく「好み」なんだろうけど…正直オレは鼻につきました。 (ごう)[投票(2)]
デイブレイカー(2009/豪=米)★3 ヴァンパイアであることの退廃的な美と快楽は、彼らがマジョリティであるという設定によって、光を避けた闇の中でのみ活性化する都会の退廃美としての広がりを見せる。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
バトルシップ(2012/米)★5 どうして日本海軍・浅野がたった一人あのメンバーに入っていたのか?あとで考えたらわかりませんでした(笑)。しっかし、往年の健さんに似てきたのに瞠目ったら瞠目!それはさて置き、このアホ映画に5をつけるのは馬鹿ですか?ワタシはそんなことは無いと思います(映画館での鑑賞限定) [review] (worianne)[投票(1)]
デビルズ・ダブル ある影武者の物語(2011/ベルギー)★3 ウダイの実像も原作も知らないが、少なくとも本作の作劇においては悪役としての描き方がいささか単調で面白みに欠ける。ただ一人2役を見事に演じ分けたドミニク・クーパーの演技は賞賛に値する。 (シーチキン)[投票(1)]
海炭市叙景(2010/日)★4 「待つ」ということが、その期待ゆえに強いる激しい痛み。彼らが待つ「何か」とは「幸福などといった名で呼ばれるもの」だが、時として、「求める」ことを許されない市井の人びとの多くはその名を忘れてしまうことすらある。痛くても、それが何かすら分からなくなっても、待つしかない。でも、待つことすら許されないとしたら、人は人でいられなくなるのではないか。 [review] (DSCH)[投票(4)]
無言歌(2010/香港=仏=ベルギー)★4 こういう映画ってコメントがしづらい。文革前の毛沢東の失策を題材にしているのだが、それが人間として重過ぎてそれに比重がかかり過ぎる。映画としての出来はその事実に圧倒されどうでもよくなるぐらいなのだ。 [review] (セント)[投票(4)]
八日目の蝉(2011/日)★4 エキゾティシズムから不安を引き出されないために、文芸的救済の最優先対象たる森口瑤子の荒妄を容赦なく十字架にかけるサービス精神は苛烈。俗化の犀利といってもよいこの操作は、田中泯の宇宙的あざとさとして、一種の美的体験に至っていると思う。 (disjunctive)[投票(3)]
タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密(2011/米)★4 ベタベタなのにサラサラ。ドラマも、ロマンスも、ヴァイオレンスすらも振り切った、みずいろのアクション・アドヴェンチャー。 [review] (Lostie)[投票(1)]
シェルブールの雨傘(1964/仏)★3 発話音節数の制約下に置かれ、自ずと絢爛にならざるを得ないキャラクターの身振りが受け手に好ましく強いるのは、心理の節度が常に危機にさらされているという緊張である。エレン・ファルナーのいかにも俺好みな陰翳もこのストレスの反映である。 (disjunctive)[投票(3)]
アウトレイジ(2010/日)★4 北野武にとって、登場人物のほとんどをヤクザにしたことは、果たして冒険だったのだろうか。枯れた諦念からだったのだろうか。この映画を支配しているのは、単なるテクニックのようにもみえるし、死というテーマと戯れる気力さえ失った「疲れ」のようにもみえる。 [review] (まー)[投票(4)]
海燕ホテル・ブルー(2011/日)★4 若松組のむさ苦しい男どものエネルギッシュな狂騒と、童顔と肉感のアンバランスさが漂わせる片山瞳の不思議な官能がほどよく拮抗し、陳腐に堕する一歩手前で幻想描写を浄化する。簡潔な脚本と演出で、最後まで緊張が持続する心地よいブラックファンタジー。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
海燕ホテル・ブルー(2011/日)★4 象徴には遠い安価なホテルのロケセットの寂寥感が意外に棄て難く、吸引力の無い片山瞳の木偶人形ぶりも案外に好ましい。そういう紙一重な未達感が、解ったようで解らん世界を心地よく覆う。今の時代、こんなもんは若松以外に撮れないのは確かだ。 (けにろん)[投票(1)]
海燕ホテル・ブルー(2011/日)★4 TVドラマ的な演出に昭和臭漂う今更な幻想シーン(寺山修司+鈴木清順に『テオレマ』?)、ファム・ファタールのB級感。一つ一つ見ていくとつまらんのだが3要素合わさると予想外に面白い。山本直樹の漫画みたい。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
メランコリア(2011/デンマーク=スウェーデン=仏=独)★4 前作『アンチクライスト』の過激な遠吠えに閉口した僕ですが、やはり気になるトリアーの新作を恐々見てしまいました。いやあ、さすが大人。持ち直してる。特に前半の「ジャスティン」は一編のドラマとしても秀逸。 [review] (セント)[投票(5)]
失われた週末(1945/米)★3 カウンターのグラス跡の数、何度も逆に加える煙草、酒瓶が隠された電灯の写しこみ、コートと拳銃の交換、タイプライターの帰還、などなど。ワイルダーの小技は冴えるも、アル中男の醜態などに別に面白みを感じない・・・のは俺が酒飲みだからだけではないと思う。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
何も変えてはならない(2009/ポルトガル=仏)★1 ジャンヌ・バリバールの耳朶や無駄な肉付きのない手やそぎ落としたような顎の輪郭が、暗闇の中で煌いて暗闇の中に消える。光量を極端に節約した陰影豊かな画面は確かに美しい。しかし、この美しさがグラフィックな水準でのそれであるから映画としては退屈なだけ。  (ジェリー)[投票(1)]
アクシデント(2009/香港)★3 彼らの仕事の徒に複雑化した阿呆らしさが映画的趣向だと認めるものの、やっぱ阿呆らしい。その阿呆らしさが肝心の疑心暗鬼劇を矮小化させてしまい、主人公がピエロに見える。ただ、4人の人物設定の背景世界をも垣間見せるかのような視線の交錯には痺れた。 (けにろん)[投票(1)]
ダーティハリー2(1973/米)★3 いかにもジョン・ミリアス的な物語。ハリーのリバタリアン的正義と若い白バイ警官たちの暴走する正義を対決させるというスリリングな筋立て。なのだがいかんせん演出が間延びしていて傑作になり損ねた感ありなのが惜しい。 [review] (MSRkb)[投票(2)]