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| ★2 | 八つ墓村(1977/日) | 映画の出来はともかく、原作の浪漫溢れる展開とは程遠い仕上がりにかなり不満。原作に関して言えば、横溝作品では、ベスト3に入れたいくらい好きな作品。愛着があるだけに、いまだ満足できる映画化はない。断じて、こんなにホラーじみた話ではないし、怖い場面を思いっきり怖く見せつけているのが気に入らない。小川真由美のあの濃い不気味な化粧は、本当に怖かった。 | ジョー・チップ | [投票(1)] |
| ★5 | ユメノ銀河(1997/日) | モノクロの映像が斬新。研ぎ澄まされた美しい画面がスローモーションのように繰り広げられて、緊密度を保ったまま、一時たりとも目を離せない。この映像に小嶺麗奈と浅野忠信のふたりが見事なまでに溶け込んだ。夢野久作の原作の雰囲気を120%くらい遺憾なく再現。ため息が出るほど美しい夢幻の映像に酔え。 | セント, ina | [投票(2)] |
| ★4 | 耳に残るは君の歌声(2000/英=仏) | まず、驚嘆したのはクリスティーナ・リッチの顔立ちの美しさ。『アイス・ストーム』の時は「太い」イメージしかなかったもので…。それと、ケイト・ブランシェットのケバケバしさ。初めは誰かわからなかった。清楚なイメージしかなかったもので…。少女の心情を代弁しているかような、重厚な楽曲が、深く心に刻み付けられる。 | きわ, ミルテ, makoto7774 | [投票(3)] |
| ★3 | シャンプー台のむこうに(2001/英) | 個人的にはアラン・リックマンとレイチェル・リー・クックを見れたことが嬉しかった。リックマンは渋いイメージがあったが、本作では軽やかさも披露。はさみを手にくるくる回すところなど、思わずこちらもニヤリ…と。それと市長のハイテンションの司会も最高。物語りはシンプルな作りだが、結構いろんな要素が詰め込まれている。焦点がぼける嫌いもあるが、見ていて元気をそこかしこでもらえた。 | Myurakz | [投票(1)] |
| ★4 | 記憶のはばたき(2001/米=豪) | 全編に渡り幻想的な映像と物語でまとめ上げた手腕はすばらしい。前半の少女と少年の淡い交情が、初々しいと同時に切ない。闇のなか煌き揺らめく水面。時間の止まった空間。美しい。ただ少女の背景も含めて、もう少しじっくりと前半を描きこんで欲しいと思った。後半もうちょっと意外性のある展開があってもよかったか。ただ円熟のヘレナ・ボナム・カーターの存在感はさすがだけれど。 | わっこ | [投票(1)] |
| ★5 | この森で、天使はバスを降りた(1996/米) | 雄大な自然の風景がすばらしく、アリソン・エリオットの何かを秘めた表情から目が離せなかった。彼女の静かな微笑みに心を洗われるような気がした。原題と全く違う美しい邦題に拍手。 | あちこ, ゼロゼロUFO, ジェリー, makoto7774ほか10 名 | [投票(10)] |
| ★4 | 恋風恋歌(1999/韓国) | 派手さは全くない。ここまでストレートふたりを淡々と静かに見つめられると、心地いい。広がる景色と伸びやかな音楽が、それに輪をかける。静かで、心癒され、じわじわと心に響く映画。後半になるにつれて、印象が良くなり、ふたりのひかえめすぎる気持ちも、いじらしい程。思い出にしたい男と、思い出にしたくない女の物語。すれ違いの過程がまたいじらしい。 | コマネチ, セント | [投票(2)] |
| ★4 | リリイ・シュシュのすべて(2001/日) | 14歳の現実がこうでないことを祈る。甘さもロマンティシズムも徹底的に排除した世界が、これでもか、というほど過酷に描かれる。とにかく「痛い」映画。映像は限りなく透徹、音も抜群の響き。もう一度見たくはないけれども、作品は遥かな高みに上り詰めた出色の出来だ。文句なし。勇気はいるけど、また見たい気もする。 | ミュージカラー★梨音令嬢, tora, kazya-f, セント | [投票(4)] |
| ★5 | ホテル ビーナス(2004/日) | ホテルビーナスに集う人々の何と魅力的なことよ。人生の断片を詩情あふれる言葉と映像と音楽で提示してくれた。それぞれの内面に秘めた孤独と絶望の叫びは、声にならない声となって胸に響いてくる。草なぎ剛はじめ、脇役の一人一人の人生がくっきりと浮き彫りになる群像劇的な展開ながら、それらの人々が有機的に絡み合って美しい一片のタペストリーを織り上げた。少女のタップを踏む仕草、垣間見せた笑顔、忘れられない。 | Heavenly Treasure, IN4MATION, セント | [投票(3)] |
| ★1 | ミリオンダラー・ホテル(2000/独=米) | ごめんなさい。出直してきます…。高尚すぎるのか全くといっていいほど入り込めなかった。作品のもつある種独特の雰囲気は分かるのだが、登場人物の心情が全然理解できず、内輪で盛り上がっているだけで、一人蚊帳の外に取り残された感じ。見るのがつらかった映画ということでは現時点で一番だ。 | まりな, リア, makoto7774, ina | [投票(4)] |
| ★3 | シーズ・オール・ザット(1999/米) | 典型的な学園もので、人物造型もあまりに類型的で型にはまりすぎているが、かえってそれが、純粋にこの映画を楽しめる理由かもしれない。 | RED DANCER, ナッシュ13, Myurakz, Madokaほか5 名 | [投票(5)] |
| ★4 | ラヴァーズ・キス(2002/日) | 主演二人の演技は、いかにも演技という感じで、惹かれあっていく理由が、分からない。同じ出来事を、別の視点から見ていく構成は、驚いたが、面白かった。むしろ主演以外の登場人物の織り成す物語のほうが、ドラマチックで、見ごたえがある。平山綾よりも、隣にいた少女宮崎あおいのほうに目がいった。なぜ脇役か?と怒りそうになったが、彼女の視点でクローズアップされたので、うれしかったし、評価が一段階上がった。 | おーい粗茶, ゆーこ and One thing, 水那岐, uyo | [投票(4)] |
| ★4 | アメリカン・ラプソディ(2001/米=ハンガリー) | 監督自身の実話を、てらいなく、じっくりと作品に仕立て上げた姿勢はいい。地味だけれども。二つの国の間で揺れる少女は、錆色の海の深みを感じ、彼女の吐息は、波に絡みとられて、流れ出し、翻弄されて、やがて、向こう岸へとたどり着く。『モンタナの風に抱かれて』のスカーレット・ヨハンソン目当てで見たが、彼女の子ども時代を演じた女の子のかわいらしさといったら! 目のくりくりっとした感じが、最高!(危ないか?) | ジェリー, セント | [投票(2)] |
| ★5 | チルソクの夏(2003/日) | 予告編からして期待していた作品だけに、鑑賞前から「いいはず」と決め付けて観た。水谷妃里の深遠な表情の数々は、それだけでも満足というくらいすばらしい。まっすぐ前を、そして遠くを見つめる視線がいい。彼女を含めた4人のまぶしくて、爽やかな「青春」の一コマ一コマ。そして純愛の物語。もうそれだけで甘っちょろい自分は、ツボにはまってしまって、無条件降伏(幸福)だ。 | セント, 水那岐 | [投票(2)] |
| ★4 | アカルイミライ(2002/日) | 黒沢清は一筋縄ではいかない、というのが何作か観ての感想。タイトルからは対極ともいえる現実を、クラゲなど変わった小道具を効果的に使いつつ、淡々と描き出す。オダギリジョーの未来を見ることができない焦燥、孤独感が、迫ってくる。しかし、監督の目線は、寄り添うのではなく、いつも少し離れた、乾いた視線で見つめる。非常に映画的な、映画でしかできないことをしようとする姿勢は買いたい。
| 直人, づん, ちわわ, セント | [投票(4)] |
| ★4 | 奇跡の海(1996/デンマーク=スウェーデン=仏=オランダ=ノルウェー=アイスランド) | エミリー・ワトスンの体当たりの演技がすごい。のっけから彼女の表情に惹きつけられた。彼を愛するがゆえにとる行動は、純粋なだけに理解できる。ああいう結末に至らざるを得ないとはいえ、もう少し別の結末にできなかったのかという願いを掻き起こさせるほど、見た後、重たいものが突きつけられた作品だった。 | oh!, MUCUN, Walden, ジャイアント白田ほか5 名 | [投票(5)] |
| ★3 | サル(2003/日) | 登場人物の手持ちのビデオが、そのまま映像となる手法は、その場にいる臨場感があって、これから一体何が起こっていくのか、という興味を抱かせるに十分な導入部。若者たちの会話も、作為的なものではなく、ごく自然。何が起こっていくのか、という前半の興味を、後半もう少し衝撃的な形で提示できればな、と感じた。悪くはないと思うのだが。前半の期待感が大きかっただけに、その期待を上回ることが出来なかったということ。
| リア, IN4MATION | [投票(2)] |
| ★4 | なまいきシャルロット(1985/スイス=仏) | 何といってもシャルロット・ゲンズブールが幼くて初々しい。彼女のはにかむ姿や苛立ちの表情、物憂げな視線、すべてが愛しい。(ってちょっと危ないか…。) 思春期の苛立ちや憬れを等身大に表現した佳作。 | 水那岐, terracotta, づん, ナム太郎ほか8 名 | [投票(8)] |
| ★3 | シェイディー・グローヴ(1999/日) | 粟田麗とARATAと、どちらも好みの俳優だったのだが、粟田麗には、特に共感できずに、人物像に魅力を感じられなかった。思い込みが激しく、自分勝手、都合が良すぎるし、これでは好きになれない。ARATAは物静かな役柄は似合うが、彼の内面は見えなかった。物語はいつも唐突で、最後も唖然とした。雰囲気は悪くないのに、恋愛の「過程」が抜け落ちた分、魅力は半減した。 | 水那岐 | [投票(1)] |
| ★3 | 白い船(2002/日) | 伸びやかな風景と人々の生活が実に心地よく感じる癒し系の作品。かつてどこにでもあったであろう日常の情景、家族や周囲の人たちとの絆。それらが失われつつある現代から見ると、新鮮な感じだ。外部から赴任してきた女性教師の視点を中心に、物足りなさを感じるほど、淡々と優しく描かれている。 | tkcrows | [投票(1)] |