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3819695さんのお気に入りコメント(99/180)

クロッシング(2009/米)★3 作劇の希少価値は常識人ブライアン・F・オバーンの顛末にあるが、またしてもリチャード・ギアのオナニーに収斂するという忌々しい安定度。しかしながら、この王道には抗しがたく、くやしい。 (disjunctive)[投票(1)]
春との旅(2009/日)★3 仲代達矢の科白回し、徳永えりのガニ股歩きは如何にも演技演技してて好きになれないが、肝っ玉姉さん淡島千景が登場して救われる。彼女のおかげで仲代がすっかり可愛らしく見えてくる。映画に好感が生まれる。 [review] (緑雨)[投票(2)]
パコと魔法の絵本(2008/日)★1 薄ら寒いギャグの連打とゴテゴテと毒々しい画面はセンチな筋運びの照れ隠しなのだろうが、ケレン味を通り越して悪趣味としか言いようがなく、必然性を全く伴っていない。感動、狂気のどちらも本気で語る覚悟のない虚飾まみれの語りに感じるのは、「誤魔化される」ことへの苛立ちのみ。 (DSCH)[投票(2)]
ソルト(2010/米)★5 人狩りのターゲットであると同時に人狩りを遂行するハンターの行動が、余計な説明いっさいなく簡潔に描かれていく。フリッツ・ラング直系の作劇センスに、短いショットをどんどん切り重ねて行く昨今のハリウッド・スタイルが見事に化合したアクション傑作。 (ジェリー)[投票(2)]
第9地区(2009/米=ニュージーランド)★3 面白くないわけではないが、突き抜けるものがない。丁寧に物語を描こうとする意図はわかるが、物語だけでは心は動かない。演出(特にアクション演出)に関する非情に徹し切れない非常な生真面目さが、映画的な魅力を半減させていると私には映った。 (ナム太郎)[投票(2)]
サイコ(1960/米)★5 刺殺シーンなんていう、あらゆるジャンルの監督が上手く撮れるよう努力するシーンでNo1なのだから脱帽だね [review] (Bunge)[投票(2)]
(500)日のサマー(2009/米)★5 サマーの500日。 [review] (ナム太郎)[投票(7)]
コマンチェロ(1961/米)★3 アクションの連続だけが西部劇ではないことを実証したスクリューボール西部劇。色恋の緩さとアクションシーンのテンションの高さのメリハリがよく、落馬シーンはこの映画の白眉といえる。そしてこの映画で新たに発見したことはマイケル・カーティスの距離感であった。 [review] (ジェリー)[投票(2)]
アンチクライスト(2009/デンマーク=独=仏=スウェーデン=伊=ポーランド)★3 大仰なタイトルに心して鑑賞に臨むも、悲嘆、苦悩、混沌、絶望などと居並ぶ思わせぶりなキーワードは掛け声だおれ。イメージ造形が非力で二人の感情の揺れなど一向に立ち上がってこない。終わってみれば、興味本位でただ偏屈なだけのキワモノホラーの様相を呈す。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
ヤコブへの手紙(2009/フィンランド)★5 上映時間も短く、出演者もほぼ3人で固定、しかもテーマは明確。無駄なセリフは徹底的に排除。こころの映画の、エキスのような映画が出現した。その、わが心を掘り下げてくれるスクリューの刃は鋭い。 [review] (セント)[投票(4)]
ロープ(1948/米)★3 技法しばりがヒッチコックらしいが、そのせいで作品世界の犯罪の目論見が、些末なお遊びとしてしか描けず欠落感が漂いSO-SO [review] (junojuna)[投票(2)]
ウォレスとグルミット、危機一髪!(1995/英)★5 完璧な映画。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
幸せの始まりは(2010/米)★4 尖った顎に、上向いた鼻。年のためか(役作りもあるだろうが)表情は翳り、眉間には深い縦皺の刻まれるリーズに、見とれ続けた2時間だった。 [review] (G31)[投票(1)]
アタラント号(1934/仏)★5 冒頭、画面の下辺から蒸気が立ち上った瞬間にわが身が快感で総毛立つ。ムルナウの構図感覚に、エイゼンシュテインのクローズアップのセンスと、シュトロハイムの作劇術が統合された傑作。特権的な魅力に満ちたこの船を超える乗り物を後世代の映画作家は作りえただろうか。 (ジェリー)[投票(1)]
ザ・ウォーカー(2010/米)★4 運ぶ男と奪う男。逃げる女と追う男。シンプルなテーゼを事後の虚無的な荒廃世界に描きマカロニウエスタンの復刻として堂に入っている。ヒューズ兄弟の演出はそれなりに抑制され、あざとさ臨界ギリギリ線上。老夫婦宅の攻防の長回しはご愛嬌か。 (けにろん)[投票(6)]
ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人(2008/米)★5 迷いのない人生は美しい。しかも愛する人と二人で、手に手をとって迷いのない人生を送れるとは。 [review] (イライザー7)[投票(1)]
マイレージ、マイライフ(2009/米)★4 近代的自我、あるいは資本主義の発展と家族の崩壊、というここ200年来のテーマの最新型。21世紀ブルーズ。 [review] (ぐるぐる)[投票(3)]
アビエイター(2004/米=日=独)★3 機長の丁寧な操縦と意外なまでの飛行空間演出の冴えは買うが、実際より長く感じるフライトゆえ顧客満足度は高くない。機体も大型機並みの外見とは裏腹な骨格の細さが気になる。主翼のレオはともかくブランシェットとつり合う片翼の不足も設計ミスか。 (ナム太郎)[投票(1)]
ヒア アフター(2010/米)★3 圧巻きわまる天災の迫力と、有無を言わさぬ人災の不意打ち、そして迷走する脚本の不出来ぶりのみ印象に残る困った映画なのだが、前後の脈略など気に止めることなく切々と画を作り、淡々と話を進めるイーストウッドの超ストーリーテラーぶりに呆れつつも感嘆す。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
めまい(1958/米)★4 キスシーンをこんなに美しく撮る人って、少なくとも今はいない。87/100 (たろ)[投票(1)]