★3 | 漱石「道草」系の迷惑話で通すか、矜持ある寅さんの後日談にするか、笑福亭鶴瓶の造形はいずれにも振れず中途半端で印象に欠ける。いっそ民間ホスピスの話にしたほうが興味深かったろうに。プロポーズの件と池乃めだかの大家は好き。 (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 負にまみれた悔悟と、それに気づかなかった優位者の悔悟の話しである。世間という名の優位者コミュニティから馬鹿にされ、見放され、人生において一度も主役を与えられなかった大衆演劇の役者くずれは、唯一の誇である名づけ親という栄誉を絆に血のつながりを模索する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | あいかわらずの山田節全開。安心してみられる邦画であった。 [review] (ぱーこ) | [投票] |
★2 | 若い2人やホスピス周辺など多くの点描される脇キャラは相変わらず素晴らしいが、肝心の鶴瓶が可愛くないのが救いがたい。それを又今更の寅次郎のトレースとして出す山田には慢心した権威臭さえ感じた。シスコンのダメ男に向き合う覚悟の欠如。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 面倒な存在として、常に表から遠ざけられ孤独にされた祖母の結末にこそ注目したい。このよくできた母と娘の家庭を使って何気なく描いていることにハッとする。 (ガリガリ博士) | [投票] |