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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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野いちご(1957/スウェーデン)************

★4登場人物が多い場面のほうが断然画面が生き生きしており、また単純に面白い。夢の中の食卓や事故夫婦が乗り込んで七人乗りになった車内。屋外の照明はやや飛ばしすぎか。物語自体は明快だが、冒頭の夢の不吉さを通奏低音とし、それをもって映画全体に含みを与えている。 [review] (3819695)[投票(2)]
★5若いとき見ました。ベルイマンも結構若いときに作っってしまったんですね。ひとの生と死(若さと老い)を見つめた映画です。後の映画はある意味ではこの映画の説明にすぎないのかもしれない。 (セント)[投票(3)]
★5ベルイマンの壮年期にこういう映画を作るセンスが凄い。黒澤は遺作でようやくたどり着いた。 (chokobo)[投票(2)]
★4なんとも残酷な話である。これは、若きベルイマンの「人生と希望」に対する懐疑の、あるいは「エゴと寛容」に対する戒め表出だろうか。いずれにしろ、人生の終わりも近い老医師に突きつける取り戻すことのできない記憶の堆積は、反面教師にしても重すぎる。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4ベルイマンはこの当時はまだ40前の、“若い”監督であり、一方シェストレムは当時78歳。二人が代表する「過去」と「現在」のスウェーデン映画を見せる作りになっています。 [review] (甘崎庵)[投票]
★5死ぬのがちょっと怖くなったら、また観よう・・・! (ボイス母)[投票(1)]
★4幸福は、結局夢の中でしかない。彼のこれまでの現実は消せないし、先もどこまで変えていけるのかわからない。それでも、彼のよき未来を祈りたいとは思う。 [review] (tredair)[投票(5)]
★4正視にたえない思い出は、いつ、何のきっかけで封印が解け、「刃物」となり急所を切りつけてくるか分からない。その「いつ」が人生の終わりにさしかかる時だとしたら・・・なんて恐ろしく、残酷な話なんだろう。 [review] (くたー)[投票(10)]
★3分かりやすい一本。夢のシーンのシュールさがまた面白い。 (赤い戦車)[投票]
★5何だろう?この完成してるのに枯れてない感じ。『処女の泉』が『羅生門』なら、『野いちご』は『東京物語』。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★3端正な画面構成、手の込んだカット割りは演出の教科書のようだ。老人は、美しき嫁と若き男女3人組に伴われながら、自動車での道程を苦き人生に擬えつつ辿り、幼児に還ってゆく。静かな幸福感が漂う余韻が心地よい。 (緑雨)[投票]
★4冒頭の「夢」こそ独表現主義的にエッジが効いてるが、物語が転がり始めても終ぞ大したことが起こらない。人当たり悪く妻が浮気した如き命題で大上段に構えすぎ、『第七の封印』同様若者が対置されるが如何せん清しくない。ただ、話法・描法のみ整然とし完璧。 (けにろん)[投票(1)]
★4罰は死んでから受けるのでは無い。 (coma)[投票(3)]
★4イングマール・ベルイマンにしては分かりやすいのが幸いです。 (kenichi)[投票]
★4私が映画を観始めた頃、本作はオールタイムベストの定評があったものだった。現在は『めまい』などにその座を奪われている。個人的には当時の見識のほうが大人、いまは映画が過度に細分化、趣味化していると感じる。 [review] (寒山拾得)[投票(5)]