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寒山拾得さんの人気コメント: 更新順(53/61)

人気コメント投票者
★3そして父になる(2013/日)車中での暗転する母子像が印象的。尾野真千子は相変わらず巧い。 [review]おーい粗茶, jollyjoker, G31, けにろんほか5 名[投票(5)]
★1クワイエットルームにようこそ(2007/日)通俗は貴方と私は違うのと云い、芸術は貴方と私は同じと云う。アタシこんなヒドい処にいましたの滞在記において、主人公以外の人物は主人公の影に過ぎず、余りにも薄っぺら。こんな健康そうな患者はいないよ。ぽんしゅう[投票(1)]
★3ニワトリはハダシだ(2003/日)前半はとても充実していて、田舎のどうでもよいような風景を情感豊かに描いて感服させられるし肘井美佳がいい。後半はしかし詰め込み過ぎの極地。数本に分けて語る経済的余裕がなかったのだろうか。水那岐[投票(1)]
★2苦役列車(2012/日)理想的な二人の共同作業と期待したが残念な出来。 [review]おーい粗茶[投票(1)]
★2新宿スワン(2014/日)相変わらず安い山本又一朗。風俗描写は倫理的に半端で消化不良。綾野・沢尻の疾走など得意分野だろ、もう少し撮ってもらわないと映画観た気にならない。園初の外部脚本作はお仕事モードに過ぎる。ペペロンチーノ[投票(1)]
★4ハサミ男(2004/日)序中盤の浮遊感が素晴らしく麻生久美子好演、雨中の斎藤歩との乱闘におけるジャンプカットなど秀逸だ。阿部寛の扱いは酷いが大した瑕疵じゃない。この平均点の低さには泣かされる。池田敏春もまた呪われた作家だった。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3君よ憤怒の河を渉れ(1976/日)中野良子が馬に乗って現れるたびに、バカバカしくもロマンチックな大映調が炸裂する。おおらかな気持ちで愉しみたいオーケン好みのトンデモ作。 [review]のこのこ, ぽんしゅう[投票(2)]
★3嗤う分身(2013/英)時代背景を明示せず失敗。旧社会主義国家らしきIDカードや自殺など意味不明なのに思わせぶりでナンセンスにもならない。シュールな嗤い満載の原作(もちろん矛先は帝政ロシア)に遠く及ばず。ウェルズ『審判』・ギリアム『未来世紀』系列の画は面白いが。3819695[投票(1)]
★2野良犬(1949/日)まるで予審判事のポルフィーリ主演で描かれた「罪と罰」 [review]3819695, けにろん[投票(2)]
★3アクト・オブ・キリング(2012/デンマーク=インドネシア=ノルウェー=英)ドミノ理論の存続する国のグロテスクが炙り出されており、テレビインタヴューの件は相当に気持ちが悪い。しかしどうにも隔靴掻痒の感が残る。 [review]DSCH, 佐保家, 3819695, 味噌漬の味[投票(4)]
★3どん底(1957/日)豪華俳優陣がまるで国会中継のように自説を滔々と述べて交わらず化学反応は起きない。 [review]ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★5母(1963/日)「産めよ増えよ地に満ちよ」とは、別に全世界を駆け巡った訳ではなく、こういう貧しい関係においてひっそりと呟かれたに違いない、というリアリティが宿されている。 [review]ぽんしゅう, 水那岐, けにろん[投票(3)]
★5狼(1955/日)観る者をペシャンコにする映画。メジャーで決して撮られない映画。 [review]ぽんしゅう, 水那岐[投票(2)]
★3黒い十人の女(1961/日)山本富士子岸惠子の密談の辺りまではどこまで凄くなるのか見当もつかない面白さなのに、見事に空中分解。 [review]けにろん[投票(1)]
★4縮図(1953/日)映像にすると嘘になる文章、文章にすると嘘になる映像という境界は確かにある。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3ファニーとアレクサンデル(1982/独=仏=スウェーデン)老監督らしいいい加減さを愉しむべき作品か。ファニーの名前をタイトルに入れる際に本編の内容を忘れていたのではないだろうか。 [review]けにろん[投票(1)]
★4どぶ(1954/日)乙羽信子を観るべき作品で、加工された人情長屋のなか、日本のジュリエッタ・マシーナが本領発揮。こういう作品を観ると、70年代のアングラ劇が焼き直しに思えてくる。 [review]水那岐[投票(1)]
★4竜二(1983/日)下手糞なアフレコもダサい泣きのギターも、「ララバイ」も「プレイバック パート2」も、金子正次の白い歯も永島暎子の貧乳も、全部懐かしい。バブル一直線の80年代における希少価値。 [review]けにろん, ぽんしゅう[投票(2)]
★3ピノキオ(1940/米)「よろこび島」でピノキオの鼻が伸びないのはいけない。あの暴力と悦楽のなかでムクムクっとなってこそ、物語が躍動するというものであろうに。もちろん、子供には観せられなくなるが。DSCH[投票(1)]
★5にっぽんぱらだいす(1964/日)香山美子は『赤線地帯』の川上康子に違いない。とすればミゾグチの遺作を引き継ぐ処女作という大胆な構想を成功させて余りある傑作。感動的なのは喜劇というジャンルの懐の深さを認識させてくれることだ。 [review]ゑぎ[投票(1)]