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★5 | 狼(1955/日) | 観る者をペシャンコにする映画。メジャーで決して撮られない映画。 [review] | ぽんしゅう, 水那岐 | [投票(2)] |
★3 | 黒い十人の女(1961/日) | 山本富士子と岸惠子の密談の辺りまではどこまで凄くなるのか見当もつかない面白さなのに、見事に空中分解。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★4 | 縮図(1953/日) | 映像にすると嘘になる文章、文章にすると嘘になる映像という境界は確かにある。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | ファニーとアレクサンデル(1982/独=仏=スウェーデン) | 老監督らしいいい加減さを愉しむべき作品か。ファニーの名前をタイトルに入れる際に本編の内容を忘れていたのではないだろうか。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★4 | どぶ(1954/日) | 乙羽信子を観るべき作品で、加工された人情長屋のなか、日本のジュリエッタ・マシーナが本領発揮。こういう作品を観ると、70年代のアングラ劇が焼き直しに思えてくる。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
★4 | 竜二(1983/日) | 下手糞なアフレコもダサい泣きのギターも、「ララバイ」も「プレイバック パート2」も、金子正次の白い歯も永島暎子の貧乳も、全部懐かしい。バブル一直線の80年代における希少価値。 [review] | けにろん, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★3 | ピノキオ(1940/米) | 「よろこび島」でピノキオの鼻が伸びないのはいけない。あの暴力と悦楽のなかでムクムクっとなってこそ、物語が躍動するというものであろうに。もちろん、子供には観せられなくなるが。 | DSCH | [投票(1)] |
★5 | にっぽんぱらだいす(1964/日) | 香山美子は『赤線地帯』の川上康子に違いない。とすればミゾグチの遺作を引き継ぐ処女作という大胆な構想を成功させて余りある傑作。感動的なのは喜劇というジャンルの懐の深さを認識させてくれることだ。 [review] | ゑぎ | [投票(1)] |
★3 | くちづけ(1957/日) | 貧しくいたいけなデートがチェーホフ風で充実しており、バイクの行程など颯爽としていて素晴らしい。この序盤だけなら★5、しかし増村がこれだけで終わらせる訳もなく。 [review] | 3819695, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★3 | 緋牡丹博徒(1968/日) | 若山富三郎の大親分やら山本麟一の無法松やら、詰め込み過ぎをサービス精神と云い替えてまかり通す鈴木則文節半開。品のあるなしに関して何とも云えぬバランス感覚。上目使いの藤純子はじめ俳優は極上だが、彼女の背景に納まらない花火はとてもショボい。 | けにろん | [投票(1)] |
★3 | インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013/米) | 行くも地獄、戻るも地獄、進退窮まるいつものコーエン兄弟ではあるが [review] | Orpheus, jollyjoker, 水那岐 | [投票(3)] |
★4 | 冬の光(1963/スウェーデン) | 問われるべきは神の欠如(不在)ではなく過剰であり、付き纏い嫉妬深く命令し続ける者こそ迷えるキリスト教徒にとっての神なのだった。 [review] | DSCH, けにろん | [投票(2)] |
★3 | かぐや姫の物語(2013/日) | 『千と千尋』のように二人は手を取り合って宙を舞うが、ここから受ける印象は正反対だ。 [review] | 煽尼采, おーい粗茶, DSCH, けにろんほか5 名 | [投票(5)] |
★3 | 帰って来たヨッパライ(1968/日) | 冒頭の洋服盗難の緩慢さからして大島にチープなドタバタの才はないのは明らか。一方、国籍を取り換えるブラックユーモアは強烈。タイトルを『イムジン河』にしてシリアスに撮ればいいものになっただろうに。 | 水那岐 | [投票(1)] |
★5 | あらくれ(1957/日) | 時代の重圧に耐え続けた凸ちゃん唯一の反撃(18禁)
[review] | 3819695, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★3 | 風立ちぬ(2013/日) | 震災の折に低く鳴る地響き、俄雨に低く流れる黒雲、紙飛行機の放り合いと、素晴らしいシークエンスが続く。擁護したくてあれこれ考えたが、上手くいかなかった。 [review] | ALOHA, 3819695, カルヤ, けにろんほか8 名 | [投票(8)] |
★5 | 紐育の波止場(1928/米) | ドストエフスキー流の破廉恥騒ぎの豪胆かつ繊細な描写に黒澤が想起される。三船はジョージ・バンクロフトの影響大、しかしベティー・カンプソンの蓮っ葉な魅力は引き継ぐことはできなかった。 [review] | 赤い戦車 | [投票(1)] |
★5 | ブタがいた教室(2008/日) | 先鋭的な倫理判断を当世風な学園ものに放り込んで刺激的。百年後に再評価される作品なのかも知れない。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
★4 | 戦争と一人の女(2012/日) | 安吾作品とボルノ映画の類縁性を示して秀逸。手持ちの札をかき集めて人生とする女、映画はこの淪落のブリコラージュに肉体を与えて強烈。 [review] | 3819695, ぽんしゅう, DSCH | [投票(3)] |
★5 | ハンナ・アーレント(2012/独=イスラエル=ルクセンブルク=仏) | これは評価の固まった偉人の伝記作品でもなければ、死んだ犬ナチスをもう一度蹴飛ばす娯楽作品でもない。ロングランは故なきことではない。民族的な言説空間に埋没するなというメッセージは、いまの日本にこそ必要なものだ。 [review] | ナム太郎, 袋のうさぎ, ぽんしゅう, DSCH | [投票(4)] |