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jollyjokerさんのお気に入りコメント(19/65)

Mommy マミー(2014/カナダ)★5 病んでスポイルされた3人が欠落を埋めるように寄り添い見果てぬ夢を育んでいく。しかし、束の間の幸福は見ぬふりで過ごしてきた現実に一瞬で粉砕されるのだ。それでも儚い走馬灯のような何かに縋り嗚咽を呑んで人は生きていく。みんなそうやって生きていく。 (けにろん)[投票(1)]
リチャード・ジュエル(2019/米)★4 反撃だ!と気合入れたって怒涛の展開なぞ起こらない。現実とはそんなもんさという枯れた達観が映画からアクを拭い去る。悪意や偏見という撃つべき対象への剥き出しの憎悪も影を潜める。その最早境地としか言いようがない掌の上で役者たちは十全に自走してる。 (けにろん)[投票(5)]
1917 命をかけた伝令(2019/英=米)★5 否応無しの出立から瞬く間に孤立無援の無限彷徨に叩き込まれる。ワンカット縛りは状況が希求する枷だと思う。シーン毎の色彩設計が秀でる撮影もだが、文字通りの死屍累々を現出させた美術が特筆。難事を乗り越え語らずの故郷を思う。彼の中の何かが変わった。 (けにろん)[投票(3)]
彼女がその名を知らない鳥たち(2017/日)★3 蒼井優の家を訪れた百貨店の営業担当・松坂桃李が、泣きだした蒼井に唐突にキスをする、このシーンが本作で一番いいシーンと思った。松坂と蒼井の濡れ場もよく撮れている。蒼井の胸を松坂の手で隠す演出だって悪くない。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
コンドル(1939/米)★2 こういうワーカホリック賛歌は不感症。このケイリー・グラントみたいな仕事優先のボスは大嫌いだ。社員一同、他に仕事はないのだろうか。それとも空軍賛歌の民生版か。すぐに上司に乗り換えるジーン・アーサーのビッチ振りは不快。 (寒山拾得)[投票(2)]
コンドル(1939/米)★4 港と酒場の喧騒(外見)から、霧中の着陸(内実)へ。冒頭30分(全編の1/4)を費やして描かれる飛行機乗りの無粋さの裏に隠された切なさの説得力がこの作品のほぼ全て。その了解があってこそ、男の矜持と女の想いが通俗メロドラマから上質の娯楽へと飛躍する。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
コンドル(1939/米)★4 文字通り満身創痍になりながらも仕事を遂行していく、まさにホークス的な集団。彼らは悲しいときにこそ酒を飲み、音楽を奏でる。「ピーナッツ・ベンダー」は最高の泣き笑い場面だ。 [review] (3819695)[投票(5)]
コンドル(1939/米)★5 これがジーン・アーサーじゃなくキャサリン・ヘップバーンロザリンド・ラッセルだったら、もっと良かったのに...なんて無い物ねだりはやめよう。これだってホークスらしさの横溢した奇跡的な航空映画。 (ゑぎ)[投票(1)]
アップグレード(2018/米)★5 シャキーンという起き上がり方、アクション時のカメラの回転、非常に撮り方が面白い! (サイモン64)[投票(1)]
潜行者(1947/米)★4 奇を衒ってはじめて途中で止めちゃうのだが、それが別に変節でもなく周到に思えるから不思議だ。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
リバティ・バランスを射った男(1962/米)★5 これほどジェームズ・スチュアートを心から愛せる映画はない。それはスチュアート的キャラクタの「弱さ」が厳しく描かれていながらも、同時にその弱さが「美しさ」として迫ってくるからだ。 [review] (3819695)[投票(2)]
男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989/日)★4 どなたか触れてあげて下さい。笹野高史さんの頑張りに! [review] (青山実花)[投票(2)]
鉄道員〈ぽっぽや〉(1999/日)★3 一番肝心な事にハッキリと答えない老人に、 周囲の人間はどんなに悩まされていることか。 [review] (青山実花)[投票(2)]
永遠の0(2013/日)★2 三浦春馬は終盤に向かってどんどんオーバーアクトを強いられる。それはゼロ戦に乗る祖父・宮部久蔵と交錯するイメージショット、そのリアクション演技で極まる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
永遠の0(2013/日)★1 前半の思想で押し切ったら『人間の條件』や「神聖喜劇」に伍する名作になりえたかも知れないが、百田がそんなことする訳ないわな。こそこそ隠語など使わず「永遠の零戦」ってちゃんと表記しよう。 [review] (寒山拾得)[投票(6)]
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪)★3 ギターが画面いっぱいにビヨーンのカット、バカにしてんのか。万死に値する。 (ペンクロフ)[投票(3)]
ケープ・フィアー(1991/米)★3 このデ・ニーロは、「悪役」というより「間違ってる人」である。そして、口が達者な頭が良い「間違ってる人」の見せる「俺は間違ってない」理論が、どれほど強力で不条理か―スコセッシはそこにだけ肉迫する。 [review] ()[投票(17)]
カンパニー・メン(2011/米)★4 内容はパッとしないけど、キャスティング完璧。見応え充分の芝居たち。ケビン・コスナーが画面内にいるだけで、「ザ・アメリカ映画」って感じになる。 (あちこ)[投票(1)]
恋人たちの予感(1989/米)★4 あの頃の髪型とメガネと肩パット入りのジャケットとローライズじゃないジーンズとNYとメグ・ライアンがやっぱり滅茶苦茶好きなわけだ。たとえ彼女がガニ股であろうと。仕方がない、好みなんだから。 (動物園のクマ)[投票(2)]
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪)★3 活劇における「戦場の妊婦」というモチーフは、常套と云えば常套で、ありきたりでもあるのだが、本作のひねったところは、イモータン・ジョーの視点で見れば、胎児の奪還がテーマであり、そういう意味では、少し大げさな言い回しになるが、妊婦は「宿主」として機能する。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]