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市川崑の映画ファンのコメント

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檸檬のコメント************

★4青春怪談(1955/日)轟夕起子のキャラや彼女を絡めたギャグが、大ヒット。北原三枝三橋達也のサバサバしたカップルは、見ていて気持ちいい。またしても、ばあや役の北林谷栄もいい味。[投票]
★4女王蜂(1977/日)唐の間のクライマックスや岸惠子仲代達矢の悲恋が魅せる。度肝を抜くのは、画面8分割。[投票]
★5黒い十人の女(1961/日)2002年、監督自身によりテレビドラマでリメイクされたが、本作の船越英二岸惠子山本富士子の演技がおそろしく巧いことを再確認。 [review][投票(1)]
★5鍵(1959/日)谷崎文学をエロティックなブラックコメディーにしてしまう市川崑和田夏十夫婦のセンス、おそるべし。難易度高そうな郁子役を、京マチ子は眉をつり上げ完璧にこなす。いいとこなしの叶順子も笑いのツボ。 [投票]
★2八つ墓村(1996/日)市川崑版金田一シリーズの肝と言えるキャスティングがダメ。トヨエツはギリギリ許せても、女優の起用は確かなものがあった市川崑のはずが、浅野ゆう子を好んで使うなんて。脇役もパッとしない。さらに、演出も空回り気味。[投票]
★5あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は(1959/日)女の在りよう、男の在り方、親子といった題材をコミカルにちょっぴり切なく伝える、市川崑の隠れた名作。息がぴったりの若尾文子京マチ子に加え、男3人の情けなさも実に面白い。 [投票(1)]
★3億万長者(1954/日)証人喚問のシーンなどリアルタイムで見ていたらもっと面白かったはず。[投票]
★3おとうと(1960/日)文学の堂々たる映画化。市川崑宮川一夫の代表作。しかし、テーマゆえか、市川崑の持ち味と言うべき透明感がなく、自分の中の市川崑傑作群には入らない。[投票]
★4市川崑物語(2006/日)溝口健二に『ある映画監督の生涯』があるように、市川崑にもこのような作品が出来て素直に嬉しい。岩井俊二にありがとうと言いたい。 [review][投票(1)]
★5犬神家の一族(1976/日)市川崑の快進撃にして復活劇。大野雄二の音楽に乗り、タイトルが出る瞬間の興奮は格別。[投票(2)]
★4愛人(1953/日)絶頂期の市川崑ならもっと完成度の高い作品になっただろうと惜しまれるが、随所でスマートなコメディの演出の才能を垣間見せている。[投票(1)]
★4幸福(1981/日)恋人同士の永島敏行中原理恵の寂しげな雰囲気が圧倒的に好い。珍しく、市川流ユーモアが不要だった感があるのは残念。[投票(1)]
★5細雪(1983/日)季節が移ろい、時代が変わり、蒔岡家も変わりゆく。 無常観を据え、家族間の対立、結びつきを、ユーモアとアイロニーで描いた市川崑の傑作。[投票]
★3結婚行進曲(1951/日)めし」の鑑賞シーンは面白い。早口セリフの割りに全体のテンポがよくないのは残念。[投票]
★4破戒(1962/日)主演の市川雷蔵から脇役全てのキャスティングが完璧で、テーマの割りにドライな脚本や演出が見受けられ、市川崑らしい端正な作品。終盤の岸田今日子のセリフが非常に印象的。[投票]
★4野火(1959/日)結末の説得力と淡々とした描写、俳優の不気味な存在感は、まさに市川ワールド。[投票]
★3鶴(1988/日)最後の方で「アレ」を出してきた以外は、サユリ映画としてまずまずよいと思う。木下順二「夕鶴」が原作としての許可が下りていたらどうなったか、気になるところ。[投票]
★3果てしなき情熱(1949/日)カメラワークや音楽のセンスがよく、笠置シヅ子の関西キャラが微笑ましい。が、主人公、堀雄二のどうしようもない暗さは共感する余地がない。[投票]
★3三百六十五夜(総集編)(1948/日)高峰秀子は強気な関西人を演じて、すでに大女優の風格があった。山根寿子はあまり主役向きじゃなかったかと。市川崑の演出はまだ発展途上にあった様子。[投票]