★4 | 文学的ファンタジー映画。作り込んであるので+1。ぺ・ドゥナはすごかった。 [review] (ぱーこ) | [投票(1)] |
★5 | バーチャルでないリアルなビニール性欲処理人形という実存はペ・ドゥナの緩んだ太股や汗ばんだおでこに継承され、死滅しゆく閉塞都市を彷徨い血と塵芥にまみれて消えるしかない。ピンビンの温もりの風景に包まれた是枝の冷炎の如き怒りの都市論。 (けにろん) | [投票(6)] |
★5 | 空気が抜ける音が切ない。彼女の吐息も切ない。中身が空っぽな僕たちは、彼女や蜉蝣と何ら変わりない。そのことを知らされたことが一番切ない。ペ・ドゥナは前半のストレートボブの方が可愛い。セックスシーンよりも、彼女が純一の息で満たされていくシーンの方がエロチックだと感じた。 (IN4MATION) | [投票(3)] |
★4 | ダッチワイフはオンリー・ワンの夢を見るか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(11)] |
★5 | 映画の要所要所で脇役である余貴美子、富司純子、高橋昌也が屹立している。秀作の証(あか)し。 見ること、触れること、発音すること、動くこと、存在すること、記憶すること、伝えること、観ること。様々な醍醐味に溢れた、『空気人形』。
[review] (いくけん) | [投票(7)] |
★5 | 持ってはいけない心で眺めた世界は、綺麗で汚くて、フワフワで重たくて、楽しくて辛い。 [review] (青山実花) | [投票(14)] |
★4 | 終盤の「事件」が物語を安くしているものの、全般的には非常に秀逸に思えるのは偏に常にゆっくりと動いている映像(カメラ)だ。語る場面より言葉がないシーンのほうが作品がふくよかで密度が濃い。そういってしまうと環境映画か、と邪知されそうだが、実際環境映画的に観ていた部分は確かにある。本作のペ・ドゥナは本当に魅力的で一見の価値あり。 (tkcrows) | [投票(1)] |
★4 | フワフワとした肌触りの観念論として一本通してしまっているのはこれはこれで凄いかも。
[review] (おーい粗茶) | [投票(12)] |
★5 | 人形が心を持ち人間になる話しだど思っていた。違っていた。人形は人間のような「もの」になるだけだ。そして、人間のような「者」たちの狭間で嬉々として、生に憧れ、愛を模索する。「されること」と「してあげること」。燃えないゴミと、燃えるゴミの交歓が切ない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★4 | エアー(=空気)で生きている自分たち。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 是枝さんはリアルからまたファンタジーへ。リー・ピンビンの映像は空気が映っている。 (ina) | [投票(2)] |
★3 | 鉄砲洲あたり?と思って見てたが、新大橋や両国橋に近いのだとするともちっと北方か。話を考えると不思議なのだが、詩情ある映画でした。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | 敢えて言えば、今更、なんだ。みんながみんな「空っぽ」だ、なんて。でもほんとうのほんとうにそうなのか? その先の物語は語られないのか? この一見美しい寓話に仕立てあげられた自己完結した物語に感じるのは、そういう欲求不満だった。しかしペ・ドゥナさんのダッチワイフぶりには参った。〔3.5〕 [review] (鷂) | [投票(4)] |