★5 | 右往左往する女たち。ネチネチまとわりつく男たち。この半分つながりの姉妹たちの生活空間には、母親(浦辺粂子)が撒いた負の磁場が存在するかのようだ。その証拠に、この母親は娘を引き寄せ、あるいはのこのこと何処にでも顔を出しさりげなく存在を主張する。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | ドラマツルギー無視の大胆な転覆と飛躍。ドライヤー、ブレッソンと比肩する宗教映画の傑作(含原作と『祇園の姉妹』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |
★2 | 余りにダメ人間ばかりが出てくるのでしんどい。どうでもいいような連中のどうでもいいような話をそれなりには撮っているが、その中にカメラは一片の煌めきでもいいから掴み取って欲しいのにフルショットの連続はそれさえも放棄したかのようだ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | なんだ、これだけかよ! [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★3 | 「浮雲」の由紀子はやはり特別でこの「稲妻」の登場人物たちが普通だと思う。その普通の人々の男、特に女を活写した林芙美子ワールドを成瀬の力で的確に赤裸々に画面に表出させた、といったところか。 (KEI) | [投票] |
★4 | 高峰秀子と浦辺粂子に尽きるが、村田知栄子、小沢栄の憎憎しさ、根上淳、香川京子の清涼剤的役割も貴重。['03.5.30京都文化博物館] (直人) | [投票(1)] |