★4 | いやあ、いくらなんでも面白すぎるだろ。伊藤雄之助と高峰秀子が夫婦で子が市川雷蔵という配役を思いついた時点で傑作なのだが、人体実験合戦というハイパーな展開が強いる緊張感を「〜よし」やら「〜のし」やらの柔らかな紀州言葉で無理矢理中和する荒業に驚愕しきり。 [review] (3819695) | [投票(6)] |
★3 | 有吉佐和子の原作と新藤兼人の脚本は最強のタッグだったはずが、増村保造の凡庸な演出によってぼやけてしまった。それから… [銀座シネパトス1] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★3 | 競争者としての父親から母親(高峰秀子)を簒奪したエディプス(市川雷蔵)が、次にその母親による胎内再取り込み=去勢の危機を、伴侶(若尾文子」)との連携によって逃れ、麻酔手術の成功を通じて壮年の男子となる、という物語構造が実に露わであるが‥‥‥、 [review] (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | 姑に恋し憧れて家に入り、姑の息子だから青州を愛し姑を愛しつつも憎しむ…その反面、それを許してしまう相関関係の根底は、難解にして輝く擦れ違いの愛憎劇。でも悲劇であり逆説で喜劇だといえないだろうか。市川雷蔵が終盤で伊藤雄之助の顔に似てきた演出が結構好きでツボ。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(3)] |
★4 | 面白い!何度も笑える。若尾文子と高峰秀子の対決では、高峰の勝ちだろう。高峰の表情、泣きの演技、素晴らしい!また伊藤雄之助もいつもながらだが怪演だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★3 | 痛い映画だなぁ・・・ [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★3 | 息子の成功を祈りつつ医者の家系を守ろうとする母親(高峰秀子)の言動はいたってまともで、嫁(若尾文子)の方が嫉妬で被害妄想にとらわれているだけに見えてしまうのは、やっぱり私が男だからか。叱られ覚悟で書くが、女の閉塞物語はつまらない。
(ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 姑というのは、実のところ、嫁の人生に多大な影響を与える人でもあるのです(←実体験者) [review] (ボイス母) | [投票(1)] |
★4 | 有吉佐和子の神懸り的な心理描写を、表情・声色の変化のみで慎ましく再現した増村&若尾に再敬礼。雷蔵が淡白なのも理に適っている。曼荼羅華の美醜を体現しきった音楽は林光の最高傑作の一つ。 (町田) | [投票(3)] |
★3 | どこにでもありそうな嫁姑ものだが、美談としないのが奥ゆかしくて味わい深い。 (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★2 | 「女のどろりとした情念」を描かせたら右に出るもののいない保造ちゃんが、いずれ「嫁と姑の事情」をテーマに撮るのは必然だったか。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | 仲睦まじかった姑と嫁の間に突如として確執が生まれる。この鋭くも鮮やかな空気の転換の描出、そしてそれを体現する高峰と若尾が素晴らしい。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★4 | 嫉妬と自己犠牲がスパイラルに昇華し某かの崇高さを獲得するドラマトゥルギーに於いて増村は有吉に勝てない。だが、その葛藤に躊躇しつつも希求は別ベクトルな雷蔵のスタンスの微妙。そこに同期する生理こそ納得もの。小林撮影も格調高い。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | 再見して良さを再認識。子供には分からない情念の世界です。['03.6.20京都文化博物館] (直人) | [投票(2)] |