★4 | 人形が心を持つこと。精神を持つというのではない。物質が心を持つということ、、。その反面、人間が心を捨てるということ。心を所有しないということ、、。
[review] (セント) | [投票(5)] |
★5 | バーチャルでないリアルなビニール性欲処理人形という実存はペ・ドゥナの緩んだ太股や汗ばんだおでこに継承され、死滅しゆく閉塞都市を彷徨い血と塵芥にまみれて消えるしかない。ピンビンの温もりの風景に包まれた是枝の冷炎の如き怒りの都市論。 (けにろん) | [投票(6)] |
★5 | 持ってはいけない心で眺めた世界は、綺麗で汚くて、フワフワで重たくて、楽しくて辛い。 [review] (青山実花) | [投票(14)] |
★4 | 抜群のロケーションと手練のカメラで見せる、約束事のない白昼夢のクリップ集。しかしこれは、いったい誰の夢なのだ? [review] (林田乃丞) | [投票(9)] |
★3 | ダッチと一見幸せそうな生活を送る男が、突如擬人化した彼女の為に、本人はおろか半径1km圏内位で接触する人々の生活に、時に愛おしい空気・時に場違いな空気・時に切実な空気を吹き込まれる。そして彼女ももがく。「私の存在って何なんだろう?」持つべきでなかった無垢な心によって映し出された人の心の機微は、ちょっと変態でちょっと愛おしく、そして辛い。 (クワドラAS) | [投票] |
★3 | きみ知るや、悲しき愛玩具の心を。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★5 | 人形が心を持ち人間になる話しだど思っていた。違っていた。人形は人間のような「もの」になるだけだ。そして、人間のような「者」たちの狭間で嬉々として、生に憧れ、愛を模索する。「されること」と「してあげること」。燃えないゴミと、燃えるゴミの交歓が切ない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★5 | 空気が抜ける音が切ない。彼女の吐息も切ない。中身が空っぽな僕たちは、彼女や蜉蝣と何ら変わりない。そのことを知らされたことが一番切ない。ペ・ドゥナは前半のストレートボブの方が可愛い。セックスシーンよりも、彼女が純一の息で満たされていくシーンの方がエロチックだと感じた。 (IN4MATION) | [投票(3)] |
★4 | 非常にシュールで哲学的でいろいろと考えさせられる作品でした。
[review] (TM(H19.1加入)) | [投票(2)] |
★4 | エアー(=空気)で生きている自分たち。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 終盤の「事件」が物語を安くしているものの、全般的には非常に秀逸に思えるのは偏に常にゆっくりと動いている映像(カメラ)だ。語る場面より言葉がないシーンのほうが作品がふくよかで密度が濃い。そういってしまうと環境映画か、と邪知されそうだが、実際環境映画的に観ていた部分は確かにある。本作のペ・ドゥナは本当に魅力的で一見の価値あり。 (tkcrows) | [投票(1)] |