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[コメント] インランド・エンパイア(2006/米=ポーランド=仏)
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★4ローラ・ダーンの内村光良顔がホワイトトラッシュの質感にふれたとき、北米がロシアンパブに覆われていく。その偶発的な軟地盤は構造物を彷徨ううれしさをともないつつ、納品は終わったのに疲弊で不機嫌しか残らない負の達成感に物質的土台を獲得する。 (disjunctive)[投票(1)]
★4リンチはデジタルビデオの質感ととても相性が良い監督なのだろう。リンチ的アップにしてもフラッシュにしてもDVの殺伐とした映像によって酩酊感が増幅されている。次のシーンで、というか次のカットで何が起こるかサッパリ分からない、という緊張を2時間も味わわせてくれるのだから大したものだ。終盤の辻褄合わせがむしろ邪魔とさえ感じる程楽しめた。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★4魑魅魍魎が美しい悪夢でした (ユメばくだん)[投票]
★5そう、これが魅惑の「電波」の世界。「狂気」のシステムをめぐる最狂の「ジャズ映画」。何たる恍惚。乙。 [review] (DSCH)[投票(4)]
★3この悪くない倦怠感はさすがにリンチ。ただ、最終的に「結び」のパートが用意されていて、それが故に一見複雑に思える構造が実は非常に単純なカラクリであることが見えてしまうなんてところは、彼も歳を重ねて丸くなったのかという印象を受けた。 (ナム太郎)[投票]
★4統覚として現出する以前の未整理の意識断片が、まるで握り手がいくつもあるクラインの壷のようにつながりあいながらやがて何か一つにまとまろうとしつつ結局断片のまま下意識になだれ落ちていく生々しい運動の軌跡。人格と名づけられたものの構造解析としてこれほどクリアなものはない。 (ジェリー)[投票(2)]
★5映像を想像力で繋ぐ事。想像力を解き放つこととは? [review] (mikaz)[投票]
★3裕木奈江がかわいい。☆2.9点。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★2個人的な実験に観客を3時間も付き合わせちゃいかんよ。ローラ・ダーンの顔芸が見所。 (地球発)[投票]
★3この映画の「あらすじ」を書いた方、尊敬します。一票。 [review] (プロキオン14)[投票(2)]
★3ストーリーは分かりずらいが、あの色彩、あのライト、そしてあの重低音。これだけでも「ああっ!俺はリンチの映画を観ているんだなっ!!」と満足してしまう。もうそんなリンチ印な映画。 [review] (CRIMSON)[投票]
★5リンチ自身の手持ちのデジカムによる撮影は、フィルムの質感を犠牲にしてはいるが、手振れや、不器用なズーミングが、覗く者=リンチの身体性を感じさせる。彼の主観に身を重ね、眼前の光景に立会う気持ちで観れば、奇妙な味わいが愉しめる。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
★3現実と虚構が入り乱れる、お馴染みのリンチワールド。でもちょっと???の時間が長く、見ていて辛い。 (NAO)[投票]
★4こんなもん見せられるとわかっていたら見ていたかどうかわからないけど、それほど損した気分にはならなかった。まぁ、その程度。 [review] (ishou)[投票]
★1意味不明の登場人物とセリフの羅列。これで180分は長すぎる。 [review] (saku99)[投票(3)]
★3パラレルワールドに時空を介した接点が垣間見えたとたん、脱関係指向のリンチパワーは半減し吸引力が下降する。展開される多層世界も妙に辻褄合わせの蛇足が蔓延し、女性性をめぐるただのミステリに成り下がった感あり。手だれた計算がイメージの萎縮を生んだか。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★2こんなにドキドキしないリンチ映画は初めてです。ローラ・ダーン(のお顔)がだんだん北斗晶化していくのが最大のドキドキポイントだなんて… [review] (ささやん)[投票(1)]
★2断片化され重層化された映像群は、夢の中を彷徨うようだった。でも他人の夢話ほど眠たいものもなく。 (G31)[投票]
★4昔キューブリック曰く『2001年宇宙の旅』を「一回観たくらいで意味がわかってたまるか」と言ったそうだが… [review] (BRAVO30000W!)[投票(2)]
★4デヴィッド・リンチの趣味はきわめて悪い。画面も音楽も趣味が悪すぎる。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4起きてたはずなのに半分寝ながら観た映画みたいだ。 [review] (かるめら)[投票(4)]
★4泥沼のような悪夢世界に浸りたい人には絶対にお勧め。ただし観てるうちに酔いそうになるので、これをご覧の場合、それなりの注意が必要です。 [review] (甘崎庵)[投票(5)]
★3リンチ作品初見な者ですから、大滝秀治さんばりに「お前の話は分からん!」って事で良いですか? [review] (Master)[投票(1)]
★4まったくこの監督は女の味方なんだか敵なんだか。映画は細切れだけど終始女の幸せ(人生)について悩んでしまった。うーん。。。とにかくローラ・ダーンを「気持ち悪いんだよババァ」と褒めてあげたい。 (レディ・スターダスト)[投票(2)]
★5相変わらず、ウカツに友達を誘ったり、デートに使ったりできない映画を作ってくれる… [review] (kazya-f)[投票(2)]
★4これは、絵画でやるべき芸術だよ〜、と思いました。 [review] (夢ギドラ)[投票(2)]
★4物語は半ばで急速に溶解。鳴り響く重低音と混線したイメージの氾濫から、「帝国」が騙し絵のように浮上して来る。巨大で、不可知で、おぞましく、泥のようなユング的世界。短く感じた。 ()[投票(1)]
★3終わりは寝て待て [review] (ぱーこ)[投票(2)]
★3醒めない夢 [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(2)]
★4本年屈指の実験的映像映画です。3時間のリンチ回遊ワールドへようこそといった感じのお楽しみ映画となっている。 [review] (セント)[投票(2)]
★5この理解不能さは最悪の映像拷問であり、それと同時に、すべてを委ねて陶酔できる最高の映画体験でもある。(2007.07.29.) [review] (Keita)[投票(4)]
★03時間リンチの刑 (ハシヤ)[投票(1)]
★4あのシーンがあそこになって、あそこがここにきて、ここがあのシーンに……っだぁ!わかんねぇよ! それにしてもあいもかわらずジジィやらババァやらが不気味。 [review] (X68turbo)[投票]
★3入れ子の物語が均質で一体な戦慄に昇華するには、ポーランド劇中劇の比較的平易なエモーションがバランスを欠き、ローラ・ダーンのマジ怖い顔面演技全開ぶりだけでは楔効果は不足。瞬間的には戦慄すべき即物感を醸すデジカメだが全篇使用は好悪半ばか。 (けにろん)[投票(5)]