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ロープブレークさんのお気に入りコメント(51/81)

この世界の片隅に(2016/日)★4 いつもボォーとした夢想少女すずの、半径数メートルで起きる「世界の片隅」の細部を描き連ねることで、戦時下という特殊な状況に過剰に感情移入することなく私たち鑑賞者も、いつしか彼女とともに日常という「あたりまえ」が生み出す幸福へと導かれ同化していく。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
この世界の片隅に(2016/日)★5 これを戦争映画だなんて呼びたくない。「語り伝えたい物語」なんて言葉で飾り立てたくない。これは「時代にテメェを変えられない女」の物語だ。 [review] (水那岐)[投票(15)]
この世界の片隅に(2016/日)★4 やっぱり、本作において最も重要な色彩は白色なんだろうな、と、つらつら思いました。思いつくまま、白い色をあげてみます。白いタンポポ。タンポポの綿毛。白鷺。白鷺の羽。波間の白うさぎ。白粉、白粉をふった、すずの顔。雲。アイスクリーム。包帯。砂糖。白米。 [review] (ゑぎ)[投票(14)]
この世界の片隅に(2016/日)★5 まぎれもない傑作映画。狂った世界のリアルな日常で起きる悲劇、などという言葉ではとても言い表せない。身体の奥深くに突き刺さり、揺るがすような悲しみにおそわれる。「理不尽」でも「無残」でも言い足りない。 [review] (シーチキン)[投票(4)]
サウスポー(2015/米)★3 ジェイク・ギレンホールの肉体改造に☆、丹下フォレスト段平に☆、ファイトシーンに☆。だって、タイトル『サウスポー』なのにさぁ、雑すぎるよ、脚本。 (jollyjoker)[投票(1)]
あやしい彼女(2016/日)★4 パワフルかつ嫌味のない多部未華子の弾けぶりと存在感は、ハリウッドの良質なクラッシック・ミュージカルのヒロインを連想させる、倍賞美津子から多部を経て小林聡美へと、時空を超えて通貫される普遍の情愛は、誰もが納得する無垢さに満ちている。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
あやしい彼女(2016/日)★4 所詮は小娘のお婆ちゃん芸と高を括った観客を一気にかっさらうモールでの母息子とのやり取り。演出は映画以前でコクも何もない凡庸さなのだが、仕掛けられた催涙爆弾が峻烈でそれを茶番に終わらせない多部ちゃんの胆力に救われた。正直3度嗚咽しました。 (けにろん)[投票(2)]
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪)★3 「今、ここを楽園にしろ!考えるな!走れ!戦え!死ね!生きろ!」というアジが臆面もなく炸裂する山場30分には流石に鼻血が出て、「何か」を呼び覚まされる。この原始的単純さは崇高であり、作り手の熱量には敬意を払うべき。面白いのは間違いないのだが、 [review] (DSCH)[投票(6)]
恋人たち(2015/日)★4 映画は文句なしに面白い。だが、ドキュメントタッチで映画的演出をおこなった結果、リアルさより気持ち悪さや不気味さが浮き出ていないか。 [review] (pinkmoon)[投票(2)]
恋人たち(2015/日)★4ぐるりのこと。』(08)では傷ついたものに寄り添うことの大切さが「カップル」をとおして描かれた。『ゼンタイ』(13)では空疎な言葉に傷ついたものたちが無になって「連帯」していた。今回は不寛容のなかの「個」からキツイけど絶望は嫌だという叫びが聞こえる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
シン・ゴジラ(2016/日)★4 戦災も震災も同じ括りで捉える国民性からすれば、謎の巨大生物に防衛出動で対抗することも全く違和感はない。 [review] (緑雨)[投票(2)]
マイ・バック・ページ(2011/日)★3 時代は若返ったのだろうか、一体。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
サウルの息子(2015/ハンガリー)★5 祝!オスカー受賞。暗いし、重いし、楽しい要素なんて一つもないし、それでもこの映画に出会えてよかったと思います。 [review] (プロキオン14)[投票(2)]
サウルの息子(2015/ハンガリー)★5 昔懐かしスタンダード画面。カメラはサウルだけを追う。クローズアップ。彼とともに動く。望遠レンズで撮ったかのように彼の周囲はボケている。しかし、観客はそれが何を表わしているのかつぶさに気づく。それは人間が見てはならないものなのだ。 [review] (セント)[投票(3)]
シン・ゴジラ(2016/日)★5 庵野は庵野。ゴジラはゴジラ。これはエヴァンゲリヲンの実写版だ。 [review] (ぱーこ)[投票(4)]
シン・ゴジラ(2016/日)★5 庵野監督、ヱヴァの件は許した。と、上からナニサマ発言。 [review] (サイモン64)[投票(5)]
シン・ゴジラ(2016/日)★5 「会社」が作ったものより、「優秀な個人」なんですね。少なくともエンターテイメントに関しては完全に。 [review] (おーい粗茶)[投票(9)]
シン・ゴジラ(2016/日)★5 原理主義者と呼ばれてもいいです。ゴジラナショナリストと呼ばれてもいいです。私は、これが見られたので、それで良かったです。 [review] (ロボトミー)[投票(4)]
シン・ゴジラ(2016/日)★2 庵野秀明が真剣に「可愛くないゴジラ」を突き詰めたならそれは評価しよう。だが、今さらゴジラでポリティカルフィクションを撮ってなにが面白いものか。見た目の特異さのみを売りにして活劇を忘れたことで、本作はターゲットに入らない子供ばかりか大人をも遠ざける凡作に仕上がった。 [review] (水那岐)[投票(8)]
エクス・マキナ(2015/英)★3 なにしろエヴァちゃんが魅力的なのだが、それがかえってSFを映画でやることの限界を感じさせる。 [review] (ペンクロフ)[投票(7)]