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irodoriさんのお気に入りコメント(6/21)

早春(1956/日)★4 しょぼくれた池部良笠智衆に見えてくるそれが小津マジック。 [review] (町田)[投票(2)]
早春(1956/日)★5 戦後の小津には本当にハズレがない。この映画の演出の緊密度も並大抵なものじゃない。例えば麻雀シーン。高橋貞二須賀不二夫田中春男等を切り換えるカット割りなんかでも、もう魔法のような美しさを感じる。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
遥かなる山の呼び声(1980/日)★2 地道にコツコツ生活する奴を不憫と憐れむ視線が俺はイヤだ。武田鉄矢に同情されたくない。 [review] (G31)[投票(1)]
月世界旅行(1902/仏)★3 書割芝居にすぎないが書割自体のデザインは面白い。換言すれば、画心はないが絵心はある。砲弾型ロケットを発射台に押し込める女性たちの衣裳がむやみに肌を露出させていてマック・セネットのベイジング・ビューティーズのよう。あるいは単に観客の欲求を満たそうとするジョルジュ・メリエスの興行魂か。 [review] (3819695)[投票(3)]
アース(2007/独=英)★4 このかたちは愛に似すぎている。 [review] (The★黒)[投票(2)]
鉄西区(2002/中国)★5 単に廃墟巡りとして観てもこの工場群と住居群のスケール感は圧倒的でセンス・オブ・ワンダーそのもの。本作を観ずに重厚長大と云うなかれ。CG仕立てのSF映画は本作のモノホンの迫力には到底太刀打ちできまい(レヴューは8時間分)。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
トンネル 闇に鎖された男(2016/韓国)★5 セウォル号沈没事故の隠喩なのだろうか。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
残菊物語(1939/日)★5 廊下から登場人物がいなくなってからもしばらく廊下を撮り続けるカットに至ってはもう意味不明。1939年のやりたい放題。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
陸軍(1944/日)★4 ラスト10分で国策映画から木下恵介の映画に切り替わった途端に、カメラは尋常でない程躍動する。そこに木下の作家性が見えるのは勿論だが、本当に身震いするのは、「勝利」への希望も入っている点である。後世の我々が軽々しく「反戦」などとは言えない。 [review] (sawa:38)[投票(3)]
鉄男 TETSUO(1989/日)★4 無機物のグロテスクな有機感(濡れた鋼)。呼応しあう鉄と肉の怒号と交歓。「都市への怒り」→「強くなりたい」→「鉄と肉の融合(媾合)」という 短絡性が確信に結びつくとき、馬鹿馬鹿しい程のエネルギーが生まれ、鉄は肉に、肉は鉄になる「新世界」へ。ある都市論の可視化が鉄肉愛憎表裏一体 のセックスと戦いに至ったという力業。ぐちゃぐちゃだが一貫してる。タイトルからしてエッチ。御苦労。 [review] (DSCH)[投票(3)]
秋日和(1960/日)★4 日常の中に迫り来る変化。 (それにしてもなんだか、妙に楽しいピクニックシーンでした。) [review] (ちわわ)[投票(3)]
秋日和(1960/日)★4 これは母娘の物語というより3バカトリオの間宮(佐分利信)、平山(北竜二)、田口(中村伸郎)を笑うコメディ。母娘パートはむしろオマケかも知れない。 [review] (立秋)[投票(3)]
愛と希望の街(1959/日)★3 役者がつまらない。ヌーヴェルヴァーグにしてもネオレアリズモにしても、それはまず役者の魅力の提示法を更新するものとしてあったはずだ。その意味では望月優子や靴磨きの小母さんらがよい。道行く客に向かって発する「磨きませんか?」の声に滲む必死さ・卑屈さ・諦めほか諸々のニュアンスに戦慄する。 [review] (3819695)[投票(2)]
プロジェクトA(1984/香港)★3 キャラ立ちアクション立ちが良しもストーリーを追うだけではなくドラマを語る技術を得ればひときわ輝いたはずのSO-SOムービー [review] (junojuna)[投票(2)]
プロジェクトA(1984/香港)★5 素晴らしい。これこそ「アクション映画」だ。 [review] ()[投票(3)]
プロジェクトA(1984/香港)★4 自転車とか時計台を観ていて思い出した感覚。有名なギターソロを初聴きした時の瞬間に酷似。 [review] (torinoshield)[投票(6)]
プロジェクトA(1984/香港)★5 映画の話をしていて怪我をしたのは、この映画だけです。 (東京シャタデーナイト)[投票(7)]
メメント(2000/米)★4 シークエンスが変わる度に、観客も記憶障害になってしまう、バーチャル・・・・・・あれ?僕は今何を言おうとしたんだ?(レビュー、ネタバレ要注意!→) [review] (さいた)[投票(12)]
死の棘(1990/日)★3 狂っていても「子供には玩具。あなたの為にはウィスキー」を買って来る奥さん。よく出来た奥さんだと言うと「あなたなら、銘柄が違うと文句言うでしょう」とウチの奥さん。夫婦の日頃の隠れた感情が赤裸々に現れる。仲の良い夫婦は見ない方がよい。 (KEI)[投票(1)]
死の棘(1990/日)★4 理性的にみせかけながら感情を吐き出すことで関係性を挑発する妻。感情の断片をつなぎ合わせて理性的な関係性を繕おうとする夫。言葉の意味を見失った文士夫婦の「つながり」の壮絶と滑稽が松坂慶子の“重さ”と岸部一徳の“無さ”の間に充満している。 (ぽんしゅう)[投票(2)]