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★3 | 21ブリッジ(2019/中国=米) | 100分を切る尺だが、サービス精神いっぱいに見せるので、120分くらいあったように感じた。それは冗長ということではなく、満足感がある、という意味だ。 [review] | プロキオン14 | [投票(1)] |
★3 | グリーンブック(2018/米) | いかにもアカデミー脚本賞受賞作に相応しい、映画としてのダラシナサが滲み出た映画だ。まず、本作は典型的なロードムービーだが、自動車の扱いがダラシナイ。 [review] | 緑雨, トシ, ぱーこ, ぽんしゅうほか7 名 | [投票(7)] |
★3 | 無頼の群(1958/米) | 面白い。面白くないわけが無い。ヘンリー・キングのファンとしては擁護したい気持ちが湧き上がる。勿論、見所は沢山あって、四人の無頼達(リー・ヴァン・クリーフ、アルバート・サルミ、スチーブン・ボイドそしてヘンリー・シルヴァ)との対決シーンなんかをいちいち上げていけば擁護論もものすることが出来るだろう。 [review] | KEI | [投票(1)] |
★4 | リオ・グランデの砦(1950/米) | いかにもマイナープロダクションらしい「つつましさ」だが、画面とそこに定着している豊かな映画の時間は他の誰のものでもないフォードのものだ。サンズ・オブ・ザ・パイオニアーズを多用していて殆どミュージカルと云っても良いぐらいだが、このあたりは同じリパブリック社製『静かなる男』での歌の使い方に繋がっている。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★4 | ノマドランド(2020/米) | 貸倉庫の中に置かれたカメラから撮ったカット。ドア(シャッター)が開き、マクドーマンドが現れる。エンディング(正確には最後から2番目のカット)はエンパイアの社宅の中のカメラから、ドア外を撮ったカット。マクドーマンドが屋外へ出て行く。
[review] | 緑雨, プロキオン14, けにろん, おーい粗茶ほか9 名 | [投票(9)] |
★4 | 荒野の七人(1960/米) | 私も以前は『七人の侍』と比べて貶していたのだが、見直してみるとこれはこれでヤッパリ面白い!3時間を超える原本をコンパクトにまとめた構成も見事だが、何と云っても群盗の首領カルベラ(イーライ・ウォラック)のキャラクターを膨らませたことが映画としての勝因だ。 [review] | 動物園のクマ, シーチキン, Lostie, おーい粗茶ほか11 名 | [投票(11)] |
★3 | 地上より永遠に(1953/米) | ジンネマンらしい刺激を欠いたフィルム。それは画面作りもプロット構成も含めてだ。クリフトとリードはいいと思う。残念だがシナトラはつまらない。ランカスターとカーも予想の範囲を全く超えない。船上のエピローグも古めかし過ぎる。イキのいいボーグナインの悪役ぶりがもっと見たい。 | モノリス砥石 | [投票(1)] |
★3 | パッセンジャー(2016/米) | 宇宙旅行を舞台にしたお伽噺。キスで生き返る「眠れる森の美女」のモチーフ。しかし、美術装置は見応えがある。『シャイニング』を思い起こさずにはいられないバーテンダーのアーサーの造型も見事だ(ダイアローグも含めて)。 [review] | IN4MATION, KEI, シーチキン | [投票(3)] |
★3 | BLUE ブルー(2020/日) | 全編全カット手持ち撮影か。ずっと小刻みに揺れている画面。浮遊感ではない、揺れている。臨場感創出のためなのだろう。動きのあるシーンが多い映画なので、ほとんど気にはならないし、奏功している場面が多いのだが、 [review] | ペンクロフ | [投票(1)] |
★4 | 女神の見えざる手(2016/仏=米) | 歩く人の映画。また、強い顔の映画。そして卓越したカッティングの映画である。ロング、フルからミディアムへのカッティング。はたまた真俯瞰、俯瞰、仰角の使い方。見応えがある。 [review] | プロキオン14, Orpheus, ぽんしゅう, 赤い戦車 | [投票(4)] |
★3 | 不滅の熱球(1955/日) | 沢村栄治の半生を描いた作品。演じるのは池部良。池部のピッチングフォームがちゃんと様になっているので驚いた。マウンドから投げるカットで、捕手までの球筋も何度も見せるのだ。そうとう練習したに違いない。序盤の捕手は千秋実だ。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | 危険な英雄(1957/日) | 小学生の誘拐事件を題材にして、新聞記者の報道倫理をテーマに描く社会派の作品だが、主人公の記者を石原慎太郎がやっているという、ある意味お宝映画だ。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | ドリームガールズ(2006/米) | カッティングが刻み過ぎの上に説明的過ぎる。説明的過ぎ、というのは例えば、ラストの歌唱シーンにジェイミー・フォックスの表情が挿入される部分なんかを指していて、表情で多くを伝え過ぎている、ということなのだ。ビル・コンドンは補完ショットを撮り過ぎていたのかもしれない。 [review] | irodori, マカロン, 緑雨, ナム太郎ほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | Mank マンク(2020/米) | 面白かった!そりゃできれば1930〜40年代のハリウッド映画について、ある程度知識があったほうが良いとは思いますが、しかし、そんなペダンティックな面白さだけではない、活劇としてのテンポの良さ、画面の強さ美しさを持った映画だと思うのです。 [review] | ぽんしゅう, けにろん, 袋のうさぎ | [投票(3)] |
★4 | ドリームランド(2019/米) | 基本、シネスコだが、度々挿入されるフラッシュバックは、スクウェア(正方形)に近い画面になる。主人公フィン・コール(ユージン)の妹が、兄のことを語るナレーションで進行する。 [review] | シーチキン | [投票(1)] |
★4 | 彌次喜多道中記(1938/日) | クレジットの最初に、片岡千恵蔵と杉狂児の主演、という一枚が出る。開巻はお江戸日本橋。犬が一匹向こうから走って来るカット。この茶目っ気がいい!そして、最初の御用捕り物のシーンの迫力と洗練されたカット割りで既に瞠目する。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
★3 | 水の娘(1924/仏) | 冒頭は運河を行く船。船上をカトリーヌ・エスランが歩く。この船が異様に長く(航行する船の舷側がフレームから切れない!)、まず目を引く。続くエスランが叔父から襲われる場面では、すごいクローズアップが使われる。ピンボケするぐらいのアップなのだ。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | 星の子(2020/日) | まずは、芦田愛菜の表情が良く、科白が全てとても素直でいい。だから、新音(なべちゃん)のような共感性の高い友達(クラスメート)がいるのだと思わせる。また、教団活動の描写、子供らの純真さと心性の複雑さも面白いし、よく描けている。 [review] | IN4MATION | [投票(1)] |
★4 | ミスター・ミセス ミス・ロンリー(1980/日) | これは再評価されるべき映画。原田美枝子は勿論だが、この宇崎竜童!素晴らしい。また、想像していたよりも、ずっと豊かなプロット展開がある。宣材写真等の印象だけで、全編グダグダにダラダラした、画面造型だけお洒落な映画かと思っていた。
[review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★4 | ア・ホーマンス(1986/日) | 前半余りにダラダラしている上に出鱈目な演出ばかり目立つので「ええ加減にせえよ」と思っていたところ、取り調べのシーンで枯葉が舞うところへさしかかって、もしかするとこのリズムは凄いんじゃないかと思い当たった。確かに、松田優作は一貫した自分のリズムを掴んでいる。見ながら「これは映画だ」と呟いていた。 | disjunctive, 赤い戦車, ALPACA | [投票(3)] |