コメンテータ
ランキング
HELP

DSCHさんの人気コメント: 更新順(1/18)

人気コメント投票者
★4SUPER 8 スーパーエイト(2011/米)クソな大人の世界に純情で風穴を開け、ひょんな事件の破壊を経て再生に至り、少年達は大人になる。そして、世界はそこまでクソでもない。正直粗いが、コートニー&エルの突出が決定的で、マニュアル感から脱却。吸血もいいがメイクシーンのトキメキが最高でキュンキュンする。しかしタイトルの掘り下げは浅い。そこが悪い意味でスピルバーグ的。けにろん[投票(1)]
★2ジョン・ウィック(2014/米=カナダ=中国)身の丈なりに生身で頑張るのが健気だが、物語が求める水準と乖離しており不憫。伝説などと大上段に振りかぶっているが「腕が落ちてね」なる台詞が笑えない冗談に。コレがレジェンドなら『ザ・レイド』の下っ端などは何と評されるべきか想像もつかない。機知も非情さも飢えも乏しく、デフォーすら盆暗に描く無礼と下着姿で狙われるキアヌ、字幕強調のセンスの悪さなど呆然ポイント多数。車を用いた「格闘戦」は若干新鮮。アブサン, けにろん[投票(2)]
★4電人ザボーガー(2011/日)鼻が詰まったような主役の発声など開幕は微妙に感じたが、意外や業が業を呼ぶ骨太展開と、まともにやれば『ブレードランナー』もかくやという生命SFのモチーフに驚き。そしてまともにやらないという驚き。それが原作通りである(らしい)という更なる驚き。しかもどれも本気らしく、確信に満ちたバカのキレが良い分、職安等でのセルフツッコミが惜しい。もっと脇目も振らず突っ走るべきだった。柄本大先生が素晴らし過ぎる。けにろん[投票(1)]
★4スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019/米)「俺たちの方が速い」「行くぜ、チューイ!ハッハッハァ!」・・・何という至福。もう色々どうでもよくなりました。これはたぶん志の低い映画です。うるさ方には噴飯モノでしょう。しかしそれでいいのだと思います。チューイが共にあらんことを。全ての亡き者たちのために。 [review]tredair, ジェリー, 死ぬまでシネマ, Orpheusほか6 名[投票(6)]
★3ミザリー(1990/米)「希望」が僅かに残される距離感が醸す隔靴掻痒の狂おしさ。愛も憎も狂的であることに変わりない紙一重という説明の簡潔さと、愛と憎の両極を瞬間移動するベイツの瞬発力。そして、事は全て「ハーレクイン」(愛の安売り)に起因するというむなしい滑稽さ。絶望的ストレスの蓄積の果てに笑うしかなくなる。素材はいい。素材は。 [review]週一本, ぽんしゅう, けにろん[投票(3)]
★4鉄男 TETSUO(1989/日)無機物のグロテスクな有機感(濡れた鋼)。呼応しあう鉄と肉の怒号と交歓。「都市への怒り」→「強くなりたい」→「鉄と肉の融合(媾合)」という 短絡性が確信に結びつくとき、馬鹿馬鹿しい程のエネルギーが生まれ、鉄は肉に、肉は鉄になる「新世界」へ。ある都市論の可視化が鉄肉愛憎表裏一体 のセックスと戦いに至ったという力業。ぐちゃぐちゃだが一貫してる。タイトルからしてエッチ。御苦労。 [review]寒山, けにろん[投票(2)]
★4復讐者に憐れみを(2002/韓国)苛烈であるが故に、もっとも反語的に道徳的な映画のひとつ。因果応報を「100%」と断定するチャヌクの演出にはケレンだけでなく厳しさも貫かれている。血まみれの、やさしい世界に憐れみを。優しい悪魔たち。 [review]おーい粗茶[投票(1)]
★3インセプション(2010/米)レオの懊悩に「巻き込まれる」のは予定調和を避ける意味で良いとしても、最後まで引っ張って結局予定調和なのはある意味驚き。結局「何となく全てが巧くいった」その様子を呆けて眺める他なく、その過程にカタルシスを感じられず。映画に「ルール」を要求しすぎ。チーム・ディカプー、『パプリカ』に完敗。画の密度は買う。おーい粗茶, Bunge, けにろん[投票(3)]
★4英国王のスピーチ(2010/英=豪)風土的歴史的素地の相違は脇に置いて、単純に、ちょっと特殊なだけの小さな物語として観た私は完全にやられた。主演3人の鉄壁布陣の滋味深い応酬だけでも鼻血が出る。劇伴の反則技にも目を瞑る。「セラピー」を意識したカメラなどの小技も奏功。何より嬉し恥ずかしなヘレナファースの交歓に理性が崩壊。 [review]死ぬまでシネマ, ゑぎ, サイモン64, 煽尼采ほか6 名[投票(6)]
★2ジョン・ウィック:チャプター2(2017/米)誰か「お家に帰るまでが暗殺です」と諫めてあげる人はいないのですか。戦略性皆無ならそれをカバーする正面突破の説得力もない、機械的なモグラ叩き。因果の鎖の物語に、思慮も覚悟も、カケラもない。 [review]けにろん[投票(1)]
★4ゾンビ(1978/米=伊)「生きている死者」なのか、「死んだように生きる生者」なのか。曖昧になった境界からの目覚め(dawn)。zombieという邦題ではこの主題が見失われてしまうだろう。これはliving dead「生ける屍」の物語である。印象に残ったのは痛々しく冷え切った男女関係。生ける屍になりたくない女と、生ける屍になった男。 [review]けにろん, ハイタカ, ゑぎ, Myrathほか6 名[投票(6)]
★4イット・フォローズ(2014/米)子どもの頃、廊下の隅や電灯の付いていない部屋、鏡の奥が怖かった。多くの子どもが感じるだろうこの漠然とした、まだ何とも説明出来ないが、そこに在ることだけはわかる、死や闇に対する原初的で潜在的な恐怖。ナニとも説明されない「アレ」の象徴性の器を介して、これが呼び覚まされた。笑って観るつもりだったのに思いのほか怖くて狼狽した。トイレ怖くて行けない、、、 [review]おーい粗茶, 濡れ鼠[投票(2)]
★3ドクター・スリープ(2019/米)あの禍々しい妖気が、邪気が視えないのだ。私の「輝き」が足りないからか?それとも、足りないのは・・・まさか、フォース? [review]サイモン64, 月魚, 濡れ鼠[投票(3)]
★4フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017/米)塗りたくられたペンキや建物の装飾、ジャム、シロップ、スプライト・・・これらが象徴する「甘さ」が、希望を偽装している。希望は嘘をつくことがあるが、絶望は嘘をつかない。でも、やはり嘘に縋らざるを得ないではないか。世界は偉人の水準で生きるわけにはいかないから(押井守)。 [review]けにろん[投票(1)]
★5風の谷のナウシカ(1984/日)ウチでは何かが腐ると「腐ってやがる・・・早すぎたんだ」「焼き払え!」と口にするのが習わしになっている。余談はさておき、口にすれば分かるが、前者は実に変な台詞なのだ。しかし、優れたSFには必ず、その世界でのみ圧倒的なリアルを発散する台詞が登場する。これだけの世界観の充実に神業的演出をかぶされると、マジで漏れちゃう。 [review]寒山, 緑雨, けにろん[投票(3)]
★4GONIN(1995/日)和製ノーカントリーの趣。皆が皆、成就後の事態好転を信じていないような、命燃やして死にたいという衝動が先行する。バブルの浮つきに反比例して沈潜した虚無と反動。時代的・風土的説得力は『トカレフ』の手触りに近いが、より観念的な撮られ方で、死より前から世界は黄泉の国に浸食される。空虚なネオンやディスコの照明と対比されるのが、死体にかかる虹。これが絶品。推しメンは問答無用で根津先生。合掌(涙) [review]disjunctive, けにろん[投票(2)]
★5ジョーカー(2019/米)徹底的に、執拗に繰り返される問い。Why are you so serious? あるいはWhat is so funny?「笑い」は混沌に突き落とされ、相対化され、脱構築される。彼を狂っていると言えるのか。なあ?笑えるだろ?「笑えよ。」 [review]ざいあす, サイモン64, ぽんしゅう, おーい粗茶ほか7 名[投票(7)]
★4タクシードライバー(1976/米)「あなたは歩く矛盾ね」。きれいはきたない、きたないはきれい・・・矛盾を平然と同居させるトラヴィスのグロテスクな「正義」。ネオンの色のように、内実をよそに、その評価は移り変わる。昼と夜、陰と陽、聖と邪、善と悪、いずれもどちらが「裏」でも「表」でもなく、不眠症の熱で潤んだ瞳の中で、ぐちゃぐちゃに混濁していく。その混沌は「街そのもの」でもある。 [review]ぽんしゅう, さず, jollyjoker, 週一本ほか5 名[投票(5)]
★4万引き家族(2018/日)血縁という呪い、あるいは祝福。狭間を垣間見た佐々木みゆの眼差しの果てに何を見出すか。そのことに思いを馳せられるかが重要。 [review]寒山, けにろん, 水那岐[投票(3)]
★5ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019/米)たかが映画(嘘)、されど映画(嘘)。虚構の限界よりも、虚構への全幅の信頼。紛れも無い稀代の嘘つきらしい作品だが、タランティーノ先生も、今回は随分センチメンタル。年取ったのかな。 [review]おーい粗茶, 緑雨, けにろん, ゑぎほか5 名[投票(5)]