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DSCHさんの人気コメント: 更新順(1/18)

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★4親切なクムジャさん(2005/韓国)悪魔であるからこその「優しさ(親切)」と、天使であるが故の「残酷(愛からの憎悪)」という両極を具有する復讐者が体現する世界観。人のためならぬ「情け」で作り上げたその「ケーキ」は、甘いのか、苦いのか。 [review]おーい粗茶[投票(1)]
★3ドクター・スリープ(2019/米)あの禍々しい妖気が、邪気が視えないのだ。私の「輝き」が足りないからか?それとも、足りないのは・・・まさか、フォース? [review]ロープブレーク, ふっちゃん, サイモン64, 月魚ほか5 名[投票(5)]
★3ダイナマイトどんどん(1978/日)「かつての野球少年達は、戦争という青春と時間の断絶を経て、ヤクザに成り果てた。彼等は、体が大きいだけの子供に過ぎない」というさりげないウェットさが隠されていて、はしゃげばはしゃぐほど笑えて切ない・・・はずなのに、どうにも眠い。一本調子で笑いの彫琢が浅く、エモーションを掻き立てる楔がない。たいへん惜しい。『ジャズ大名』の達成とは雲泥の差。キャラは愛せる。irodori, disjunctive, けにろん, 寒山拾得[投票(4)]
★2来る(2018/日)映画の神的なぼぎわんがいるなら、監督が食われるのが相応しい。「だって、あんた、嘘つきやから。」 [review]おーい粗茶, ロープブレーク, ゑぎ[投票(3)]
★5ゼロ・グラビティ(2013/米)人間がクルクルと無重力に翻弄され、「宇宙」が襲いかかる画は『2001年』を想起させるが、冷笑で支配するキューブリックとは真逆を行くエモーション。体の重さを失って心の重さを知る。心の重さを知って、大地を踏みしめる。これは「生まれること」についての物語だ。再突入シーンの「死と虚無に追いつかれないように速く!もっと速く!」という臆面もない熱さに射貫かれる。これをこそ待っていた。(修正改稿) [review]アブサン, Myrath, ナム太郎, ゑぎほか9 名[投票(9)]
★3バトルシップ(2012/米)侵略者側の行動規範や目的がいまいち不明瞭で、もしかして宇宙人さん可哀想なのではとすら思ってしまうのだが、SF的示唆もろとも四の五の言わずにぶっ潰すという脳筋ぶりがいっそ清々しい。とにかく昨今珍しいレベルで威勢がよく、このテのにありがちな国粋的きな臭さもなくてカラッとしており、ベタの崇高さを教えてくれる。浅野も冗談を楽しんでいる空気が愉快。爺連の素晴らしさは言うに及ばず。 [review]クワドラAS, disjunctive, けにろん[投票(3)]
★3アイアンマン(2008/米)いかがわしくも愛嬌がありそれを凌駕して男臭くまた翻っていかがわしくも愛嬌があり・・・というロバート・ダウニーの奇跡的複雑に恵まれた風貌と演技を純粋に愉しむ。コイツは確かにスタアだと思います。グウィネスもこんなにキレイだったっけか、という驚愕の映りの良さですが、だからこそ、このキャスティングを外したらどうなったかと考えると夜も眠れません。 [review]さず, Lostie, けにろん, 3819695[投票(4)]
★5ビッグ・リボウスキ(1998/米)何故「ボウリング」なのか。いや、「ボウリング」でなければ語れない物語。「人間のコメディ」によって、「湾岸後」、「イラク」を予言した物語。怪作。 [review]サイモン64, SOAP, 3819695, けにろんほか5 名[投票(5)]
★3キングスマン(2015/英)素敵なおじ様のオンパレードで鼻の下が伸びるが、それだけだ。キレッキレなどと謳っているが、イメージギャップとグロで幻惑するだけの手管で飽きる。『キックアス』の遺産でしのいでいるだけだ。何より「見せ場」と思われる教会の大立ち回りが作劇上エモーションの高まりに何ら寄与しないといういい加減さは致命的な後退である。暴力を弄んでいるだけのようでその実そうではないタランティーノとの差が歴然。 [review]kiona, ナム太郎, Cucker Carlson, 3819695ほか5 名[投票(5)]
★4孤狼の血(2018/日)役所大先生の右も左もなぎ倒す全能感が次第にクセになり、戸惑う松坂との対比で黒い笑いのリズムを生む前半。キッタナイ役所大先生が大好きな私には最高のアイドル映画で、石橋御大との対峙など、願ってもない顔合わせが垂涎モノ。それでも、時代の中でこうあるしかない、汚れ承知の義だったという吐露と顛末も期待通りの絶対アイドル映画。 [review]けにろん[投票(1)]
★4教授のおかしな妄想殺人(2015/米)エマ・ストーンの続投からも分かる通り、『マジック・イン・ムーンライト』の対となる作品。「ミューズ(笑)」を軸に、男の厭世のこじれの反動が陰に振れるか、陽に振れるかのケース比較の解説で、これは前者に解放されてしまったほう。頭がいいのか悪いのか、こっちにハマってしまう、際どく哀しいおかしさ。ハンナ・アーレント曰く「悪は凡庸」。 [review]けにろん[投票(1)]
★5ルパン三世 カリオストロの城(1979/日)感動して涙が出た、みたいなことは珍しくないのだが、痛快過ぎて涙が出た、というのは、私の乏しい映画経験の中からではこの作品の他にはにわかに思い出せない。「すり抜けながらかっさらえ!」とか、「人間にしちゃ、やるね」とか、犬とペンギンの戦いとか、タイムマシンの話ぐらい、か。 [review]ぽんしゅう, ナム太郎, ペンクロフ, けにろんほか5 名[投票(5)]
★4エイリアン:コヴェナント(2017/米=英)容赦ないグロはともかく、キーマンがちょっと他に例を見ないレベルで狂っており、このキレ振りは凄いとワクワクしながら見た。私のSF偏差値は全然高くないので詳しい方には序の口なのかもしれないが、手塚治虫が本気で病的な側面を晒したのに触れたような感触がある。 [review]Cucker Carlson[投票(1)]
★4インヒアレント・ヴァイス(2014/米)インヒアレント・ヴァイス、内在する欠陥。卵は割れる、船は沈む、国家は堕落する。中毒にしては治し、罪を犯しては贖罪する病魔。陽気に病んだ過渡期のアメリカ、象徴の迷路とクスリの酩酊の中で、それでも最後は明晰にドックは語りかける。「結局俺にはこれしかなかった。失われたり変質したりしたかもしれないが。で、あんたはどんな時代の、どんな愛を生きてんの?」実はセンチメンタルなPTAらしさが嬉しい一本。 [review]jollyjoker, けにろん, ペペロンチーノ, 週一本[投票(4)]
★5グエムル 漢江の怪物(2006/韓国)「韓国的である」ことへの警戒フィルタを、「あまりにも韓国的である」直情によって見事に突破されたことを告白せねばならない。不条理を前に爆発する怒りはしかし更なる不条理に阻まれ、思い描いた威力を持って相手に届かない。このニヒリズムを前にしてこそ、想いを新たにする。「どんなに滑稽でも泣き叫び歯ぎしりしながら全力で家族を守れ」と。それは望むと望まざるに関わらず、意外な形で、しかし必ず世界を変えるのだ。 [review]おーい粗茶, 3819695, 寒山拾得, Cucker Carlsonほか5 名[投票(5)]
★3マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪)「今、ここを楽園にしろ!考えるな!走れ!戦え!死ね!生きろ!」というアジが臆面もなく炸裂する山場30分には流石に鼻血が出て、「何か」を呼び覚まされる。この原始的単純さは崇高であり、作り手の熱量には敬意を払うべき。面白いのは間違いないのだが、 [review]ゑぎ, KEI, ロープブレーク, disjunctiveほか5 名[投票(5)]
★4帰ってきたヒトラー(2015/独)「ヒトラー」は既に身近だということよりも、SNS、YouTubeのメディア双方向性時代に、誰もが軽薄な「ゲッベルス」になり得るということの提示が、時勢を踏まえて優れているのではないか。 歴史的文脈も踏まえず「一理ある」とヒトラーに共鳴する悪意なき「発信者」の跳梁にゾッとさせられる。選んだ時にはもう遅い。歴史は既に死んだ、という暗い感慨が残る。 [review]YO--CHAN, 寒山拾得, シーチキン, ぽんしゅう[投票(4)]
★3ショーン・オブ・ザ・デッド(2004/英)ロメロ版を観ないと確信を持って言えないのだけど、「zから始まるアレ」と頑なに"zombie"の呼称を避けるのは、ロメロへの敬意と共に"living dead"という呼称が醸すイメージを重視するからだろう。「蘇った死体」、ではなく「死んだように生きる生者」。だからアポカリプス以前も以後も、世界はさほど変わらない。このコンセプトを踏まえた諧謔的な開幕と終幕は傑作。 [review]おーい粗茶[投票(1)]
★4プロメテウス(2012/米)単なるSFスリラーではなく、「エイリアン」という生命体を鏡として、ヒトを含む生命そのもののグロテスクや母の強さ(恐ろしさ)を裏テーマとして扱ってきた。ギーガーのデザインと切り離せないそのテーマを、改めて説明したという意味では買い。そして、デイヴィッドの造詣が良く、手塚治虫的という意外な余韻が残される。超個人的だが。 [review]おーい粗茶, シーチキン, けにろん[投票(3)]
★3ディパーテッド(2006/米)「ちょっと散歩に行ってくる」的風情で両手を血に染めて現れるニコルソン親父。ぶらり御大のトボケ顔や構図も相まって醸し出されるどす黒い笑い。この、血に退屈したキレキレ感には「有難や」と落涙して悦んだが、それ以外ほとんど印象に残っていない。テクは確かと思うが、「心」の面で突き抜けるものを感じない。もっとも、落下ショットは心技ともに傑出していたかもしれないが。 [review]おーい粗茶, ぽんしゅう[投票(2)]