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DSCHさんの人気コメント: 更新順(1/17)

人気コメント投票者
★3ゲット・アウト(2017/米)欠点はあり、面白さは最大限ではなく、惜しいという感が強いが、面白かった。一見唐突な話ではあるが、差別を巡る寓話としては全く妥当であると思う。 [review]ゑぎ, 3819695, けにろん[投票(3)]
★4悪魔のいけにえ(1974/米)凶兆・・・顔を持たない「何か」に、世界は切り刻まれる。全てが喰らい尽くされるまで。 [review]濡れ鼠[投票(1)]
★3マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪)「今、ここを楽園にしろ!考えるな!走れ!戦え!死ね!生きろ!」というアジが臆面もなく炸裂する山場30分には流石に鼻血が出て、「何か」を呼び覚まされる。この原始的単純さは崇高であり、作り手の熱量には敬意を払うべき。面白いのは間違いないのだが、 [review]KEI, ロープブレーク, disjunctive, けにろん[投票(4)]
★4マルサの女(1987/日)憑き物が落ちたような安堵感、もしくは呆けたような虚脱感を漂わせる山崎努の背中に「呪い」としての「欲」の本質を見る。祓えぬままに膨らむ呪いと深化する手口のデフレスパイラル。憑かれていても苦しいが、「呪い」なしにも生きられない業を茶化しながらも突き放さない主題曲やブラックユーモアの温度感がいい。演出が多少安いのは気にならない。何よりこのにぎやかないかがわしさだ。 [review]週一本, pori, アブサン, けにろんほか6 名[投票(6)]
★5シャイニング(1980/英)圧縮された狂気、禍々しい妖気で歪む空間を確かに捉えた最初の映画だと信ずる。「視えてない」時のほうが、より「視えそう」な感じがして怖い。絨毯と壁紙が邪悪。照明、音、グッと寄るカメラが邪悪。もろもろ邪悪。先生の美意識が炸裂する。バルトークとかリゲティとか、一番狂ってて正しいのはやっぱりあなた。先生ありがとう。余談だが・・・ [review]ロープブレーク, たわば, きわ, ぽんしゅう[投票(4)]
★4もののけ姫(1997/日)封じられた「飛翔(上昇)」。世界の業苦と憎悪全てを「タタリ(重み)」として背負う生命達が、ただ生きるため、つまりは「死に喰われない」ため、互いが互いをテロリストとしてしか認識しないリアリズムのアクション。世紀末的呪詛の大放出だが、私は支持する。これに震え上がることで見える意味もある。正直だと思う。いっそ氏にはタタリ神になっていただきたい。 [review]緑雨, Sigenoriyuki, Orpheus, 煽尼采[投票(4)]
★4ニューヨーク1997(1981/米)突然顔を出すゴージャス感(ガンエフェクト、キャスティング)と弛緩したB級真空的演出の落差が唯一無二の笑いを生む。「間」の悪さが天才的だが、批判を寄せ付けない「愛」のコク深く、最終的に漢気でつけるアウトロー的落とし前が熱い(ただし何がどうしてこうなったのかさっぱりわからない)。この「愛」を笑ってはいけないのかもしれない。ある意味卑怯。 [review]ゑぎ, 3819695[投票(2)]
★5イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)映画に対する愛よりも、映画に徒なす者への憎しみ。転じて愛。 [review]ロープブレーク, 若尾好き, 煽尼采, ジェリーほか6 名[投票(6)]
★3ダイナマイトどんどん(1978/日)「かつての野球少年達は、戦争という青春と時間の断絶を経て、ヤクザに成り果てた。彼等は、体が大きいだけの子供に過ぎない」というさりげないウェットさが隠されていて、はしゃげばはしゃぐほど笑えて切ない・・・はずなのに、どうにも眠い。一本調子で笑いの彫琢が浅く、エモーションを掻き立てる楔がない。たいへん惜しい。『ジャズ大名』の達成とは雲泥の差。キャラは愛せる。disjunctive, けにろん, 寒山[投票(3)]
★5グエムル 漢江の怪物(2006/韓国)「韓国的である」ことへの警戒フィルタを、「あまりにも韓国的である」直情によって見事に突破されたことを告白せねばならない。不条理を前に爆発する怒りはしかし更なる不条理に阻まれ、思い描いた威力を持って相手に届かない。このニヒリズムを前にしてこそ、想いを新たにする。「どんなに滑稽でも泣き叫び歯ぎしりしながら全力で家族を守れ」と。それは望むと望まざるに関わらず、意外な形で、しかし必ず世界を変えるのだ。 [review]寒山, 濡れ鼠, 水那岐[投票(3)]
★4マッドマックス2(1981/豪)「こんな世界でも、どんな生でも、生は承認される。生きたいように生き、死にたいように死ね。だが生まれたからには、いのちを燃やし尽くせ」。場違いな「Happy birthday to you」がイロニーでなく、福音であるというジョージ・ミラー流の生のアジテーション。『地獄でなぜ悪い』。 [review]けにろん, 週一本, 水那岐[投票(3)]
★4ゴッドファーザー(1972/米)眼窩に影を落とすライティングが非常識と当時言われたそうですが、演出の必然性を考慮せずにそんなことを言い放った方に「あなたこそ非常識です」と言ってあげたい。オープニングの完成度だけでご飯何杯でもいける。「ファミリー」という言葉を前に、善悪・聖邪は境界線を失い、ついに一つに重なりあう。その描写が極めてフラットでドライであることの凄み。その分、単純な好みとして、ニーノ・ロータはやや過剰に思う。 [review]たろ, ALOHA, サイモン64, ナム太郎ほか7 名[投票(7)]
★3ナイスガイズ!(2016/米)享楽的で猥雑で軽い70年代感は及第点。ゴズリングのヨレヨレ感は、所々で某スコセッシ作品中のディカプリオのラリリに匹敵し、70年代的胡散臭さも十分。何がどうしてうまくいったかよくわからんという味わいがジャンル的に正しく、子役が最高に可愛いが、ジョン・グッドマン化してなおクロウが三枚目に徹し切れず、やや歯切れが悪い。主演二人のダメ男が子役にどつき回される感じがより徹底してれば★4だった。jollyjoker, けにろん[投票(2)]
★4セトウツミ(2016/日)臆病な二人、「流れ」と「沈殿」の映画。オモロいというよりも切ない、ほとんど恋愛映画。他愛ないような見た目と裏腹に引き締まった会話劇の機微と相まって、交わされ、外される視線の演出がとてもスリリングだが、ここまで切なくする必要があったのかとも思う。 [review]tredair, カルヤ, ぽんしゅう, けにろんほか5 名[投票(5)]
★5ファーゴ(1996/米)例えば、本来ならタトゥーロを配する場所にストーメアを置くこと。そして、究極的な悲哀の固まり=メイシーを軸に据えて笑いを拒むドン引き感。ブシェミを巡る描写も針が振り切れている。雪の白に血の赤がにじみ、暴力と非日常の世界への侵食を示唆する。「滑稽さ」も凍り付く寒さに、マクドーマンドは頑なに「日常的」であることによって対峙する。『ノーカントリー』の時代にもう一度思い出すべき作品。 [review]けにろん, jollyjoker, 3819695, ぽんしゅう[投票(4)]
★4スペース カウボーイ(2000/米)映画にとって、「本当らしいことは少しも重要ではない」ということを教えてくれる(けしからぬ宇宙空間の音の扱い。だがそれがいい)。もちろん別の映画の使命があることも承知だが、これは純粋に愉しい映画。死に伍するにあたりユーモアを持ち出す映画に弱い私は、晴れやかな表情で憎まれ口を叩き合うクソジジイどもに憧憬を禁じ得ない。信頼の裏返しであり、年輪の証であり、悟りである。 [review]3819695, pori, jollyjoker, ぽんしゅうほか6 名[投票(6)]
★3バトルシップ(2012/米)侵略者側の行動規範や目的がいまいち不明瞭で、もしかして宇宙人さん可哀想なのではとすら思ってしまうのだが、SF的示唆もろとも四の五の言わずにぶっ潰すという脳筋ぶりがいっそ清々しい。とにかく昨今珍しいレベルで威勢がよく、このテのにありがちな国粋的きな臭さもなくてカラッとしており、ベタの崇高さを教えてくれる。浅野も冗談を楽しんでいる空気が愉快。爺連の素晴らしさは言うに及ばず。 [review]disjunctive, けにろん[投票(2)]
★5羊たちの沈黙(1991/米)「視線」の物語。記憶の克服と絶対善へとクラリスをいざなう導師レクターの挑発的かつ透徹した眼差し。覚醒し人として存在意義を賭けて戦うクラリスの眼差し。それは「対決」ではない。「愛」の不可解な「共犯関係」。フジモトショアの職人仕事が低温かつ鋭い緊張感の屋台骨を支える。そして対置される「熱っぽい視線」。「熱」こそが人を動かす。それが善であるか悪であるかは問題ではなく。 [review]濡れ鼠, 3819695, ジェリー, 煽尼采[投票(4)]
★5百円の恋(2014/日)終盤の安藤サクラに「がんばれと応援したくなった」などと軽はずみに言うと、無言+三白眼の左フックで沈められそうだ。外部の視線と価値を求めず、内なる光のみで輝いている。こういう人が強くて美しいのだと思う。私は私の在り方で、このように在りたい。憧れる。 [review]jollyjoker, ナム太郎, ぽんしゅう, けにろんほか5 名[投票(5)]
★4ムーンライズ・キングダム(2012/米)真・『小さな恋のメロディ』。偏執的に端正な画面と対比して、子どもの「純粋さ」を軸に、予測不可能な「不穏」が漲っている。この不穏が世界を瓦解させ、やはり「不穏」により再構築される。納得だし「純粋=不穏」の表現は刺激的だが、知った話とも思うし、この監督さんにはもっとキャラに肩入れした、しょっぱくもほろほろ温かい情緒を求めたい。ちょっと巧すぎる。 [review]ゑぎ, 週一本, けにろん, ぽんしゅう[投票(4)]