★5 | 女優マルキーズ(1997/スイス=仏=伊=スペイン) | 悲劇も戯れも本人が望むなら、それは美しい生き方。どんなに銀幕に飾られた世界だとしても、時代という波に流されるのが人の定め。幸せはお金で買えない、でも彼女は歴史に名を刻める。石ころもダイヤと同じ様に大切に思える事が、人には出来ると教えられた。 | [投票(2)] |
★5 | 太陽に灼かれて(1994/仏=露) | 突然押し寄せる猛威的な軍の暴力を訴えたい。喉かな風景を邪魔する戦車、綺麗な絶景を邪魔する兵士達、心を脅かす存在として受け入れる事が出来なかった。そんな悲劇を尻目に描く人の愛が、眩しいくらいに輝き感動を覚える。?演出効果の優れ技にやられてた。 | [投票(5)] |
★5 | グリーンフィンガーズ(2000/英=米) | 世界中の刑務所がこうならば、犯罪は減少できるかも。暖かい人間ドラマだった。 | [投票] |
★4 | ボクと空と麦畑(1999/英=仏) | いつまでも醒めぬ悪夢ですね。可哀想で辛かった。 | [投票(1)] |
★5 | つきせぬ想い(1993/香港) | 一般日常光景が淡々と描かれ、温い心情が判り易く伝わってくる。急変展開から物語りはジェットコースターの様に終演を迎えた。観賞後、二人の笑顔と一緒に何気な想い出が零れてくる。安い指輪・饅頭飴・水上屋台・熱帯魚・香港の夜景。・・・この涙、優しい。 | [投票(2)] |
★4 | パリのレストラン(1995/仏) | 商人の人には是非見てもらいたい作品。何気ない仕事の中で出会える人々がこれほどに偉大と思えるほど綺麗な物語。閉店するからではなく、常日頃心掛けたいサービス精神満点な思い。こんなレストランに出会ってみたいですなぁ。 | [投票(2)] |
★5 | 永遠の愛に生きて(1993/米) | 人間は愛だけでなく、誰かに存在を認めてもらう事が嬉しいと感じました。自然に吹く風のような恋が綺麗だった。言葉で上手く言えなくても、気持ちが伝わればそれで良いと思います。得に夫婦はそんなもんじゃないのかな?なんて思いました。 | [投票(1)] |
★5 | アパートメント(1995/仏=伊=スペイン) | 戦争の傷跡、革命の熱気、健国の情熱、哀惜に満ちた感情溢れる作品でした。アパートを舞台に集う人々の心情や友情、愛情に触れ、微笑ましい光景には薄涙も心地良い刺激を与えてくれた。過去を振り返らず今を生き抜こうとする真っ直ぐな姿勢に感服しました。 | [投票(1)] |
★5 | 十二夜(1996/英) | 巧みに計算された三角関係の設定に満足した。豪快な展開にツボを抑えた笑いを交え、更に魅了させる出演者の演技が、時間を短く感じさせる。得にイヤミな執事を騙すシーンは圧巻でした。ありそうでない男女の一卵性もこの映画ではムードに流されて納得とした。 | [投票] |
★5 | 夏至(2000/仏=ベトナム) | 人間にとって恋愛の情熱とは、生き甲斐を与えるエネルギーのようなもの。密かに思い返す微笑みは、立派な糧なんだと痛感した。言わない事は聞かない温かな感情と、時折魅せる何気ない笑顔が素敵。自分も家族も自然に抱き合える絆って、本当に素晴らしい! | [投票(2)] |
★5 | 乙女の祈り(1994/英=独=ニュージーランド) | こ、これが乙女の祈りですか?いきなり衝撃を受けてしまいました。でも、確かに少女達の世界観が心情に込められた完璧な乙女の祈りだ・・・浅薄で軽薄な行動も彼女達の風習では意味合いが違っている。永遠を織り成した乙女像は美色のル・プアゾンかも。 | [投票(1)] |
★5 | ビヨンド・サイレンス(1996/独) | この映画は、みんな両親に愛されて成長して、自分で道を決めて生きて行く。そんな当たり前が嬉しく思える作品なのでしょうね。本当に愛されたり愛する思いは、何かを求めたり、何かを同情するのではなく、思ったままの純粋な気持ちが大切なのだと思いました。 | [投票(1)] |
★5 | オリヴィエ・オリヴィエ(1991/仏) | 一筆書きでは降ろせない巧みな設定に悲美を堪能しました。六年という月日が変えた心。見つめれば遠い未来、振り返ると早い過去、思い描く幻影と目の前の現実・・・絆と愛、そして恐を包み込む心情、女性監督ならではの繊細さが頷けます。 | [投票(1)] |
★5 | 鳩の翼(1997/英=米) | 堅物的な大人達を退けて、現代人的自由感情をぶつけるヘレナを見ていると、爽快で気持ちが良かった。彼女達を虜にしたライナスは、ビー玉みたいな可愛い瞳が印象的。アリソンも天使みたいで凄くキュート。個性的で魅力ある3人にやられました。 | [投票(2)] |
★5 | コーカサスの虜(1996/露=カザフスタン) | 「せめて、夢の中にでも現れてくれないだろうか・・・。」残酷すぎて涙が出ました。戦場へ出たものは、常に生と死を背中に感じている。助けた人は別の人に殺される。これが戦争なんだと見せ付けられた。そんな中で生まれる奇妙な友情だからこそ美しく見える。 | [投票(2)] |
★3 | アイ・ウォント・ユー(1998/英) | 自らの意思で心を閉ざす思い、自分で言葉を発さない分、人は心で感じ取る意志が強くなる。生きるのに多過ぎる雑音も、優しさに触れる事により美音に変貌する。毎日見つめる波、石、緑、自然全て、眺める角度が変わるだけで、世界が広がる事を知った。 | [投票] |
★5 | 王妃マルゴ(1994/仏) | 映画の中の映画、と言うよりも話の中の話。一言で言うならば「美しい」でカタをつけられる作品。演劇を見ている感覚に陥り、「愛」の深みが神話化された状態に映った。見終わった後も「愛こそすべてだ!」が響き渡る余韻が残った。 | [投票(2)] |
★5 | 点子ちゃんとアントン(1999/独) | 元気な点子ちゃんと優しいアントン君、小さな二人が小さい頭で考えて純粋に行動する姿がとても可愛かった。微笑みは絶やさないように、悲しみは俯かないように、二人のピュアな心が共鳴している。誰かを想う心は、とても優しくて安らぎを感じます。 | [投票(3)] |
★5 | あなたが見えなくても(1999/米) | 愛には絶対なんて言葉は必要ない。震える決心を感じられるほど幸せ。こんな気持ちは決して瞳で捉えられない。見えないからこそ見えてくる心の目、それを理解する相手ほど、相手の目になるに相応しい人物だと感じた。「愛」「恋」より「好き」を尊重したい。 | [投票(2)] |
★3 | パリ、18区、夜。(1994/仏) | タイトルにインパクトを感じたのですが、なるほど・・・そのまんまって事か。18禁とは何も関係ないのね・・・失礼。旅行中にちょっと迷い込んだ町を観賞した感じ。 | [投票] |
★5 | そして僕は恋をする(1996/仏) | 単純に心がポカポカ温まるお話でした。結局誰が好きなの?みたいな説が窺えるけど、ボーっと見るムード感がたまらない。一言だけの何気ないつぶやきも、ポエムのように聞こえると思ったら、突如目を凝らす展開が生じたりするので、眠そうになるけど眠れない。 | [投票(1)] |
★4 | 理想の結婚(1999/英) | 何はともあれ、やっぱ最初に相談すべき相手は奥さんじゃろー!文化が違っても結婚式の文句ってそんな変わりないんじゃない?誓い合ったはずなのでは?と、言ってもいざ暮らすとそれだけじゃないんだね。〜ああ、話ね、良かバッテン! | [投票(1)] |
★5 | 好きと言えなくて(1996/米) | ロマンスだけではなくコメディもイカしてて面白い。轢かれる〜、刺される〜、・・・なんだか男って情けない。やっぱり見た目も良くて、中身も良いに越した事はないでしょう。世の中の一般的、残酷な識別が存在するから、美は美なのだ!無論、人其々だけど。 | [投票(1)] |
★5 | ショー・ミー・ラヴ(1998/スウェーデン) | 人を好きになる事に意味なんてないでしょう。笑って、泣いて、怒って、拗ねて、悩んで、みんな色々体験して大人になる。自分で思った通り生きて御覧。そこから様々な答えが生まれるのだから。ただ、少数意見の生き方は、結構きつそうだと胸にきました。 | [投票(1)] |
★5 | 小さな泥棒(1989/仏) | とても風景が綺麗で音楽も印象的。シャルの表情の幅が広く、可愛い魅力に嵌りました。心情の裏側にある世界概念と表面に飾る偽りの世界。本当の心は晴れ渡る青空を望んでいたと知った瞬間、自分を理解しても進めない私情の戒めが切な過ぎて悲しくなりました。 | [投票(1)] |
★4 | ワンダーランド駅で(1998/米) | 主人公を通して「孤独」を感じる哲学が学べそうです。映画内の父との関係に娘への対する愛情が鮮明に感じられます。音楽は世界共通の喜びに溢れる文化のきわみ、そう思えた。 | [投票(1)] |
★5 | 楽園をください(1999/米) | 戦争と言う名の悲劇、過酷な歴史の荒波の呑まれた人々、顔見知りの人々との生死を賭けた戦い、当にタイトル通りの言葉を神に問い掛けたくなる。あまりにも悲惨なストーリーに何度も眼を伏せた。唯一友情に触れる瞬間に、涙が溢れ生きている喜びを感じられた。 | [投票(1)] |
★4 | 日蔭のふたり(1996/英) | 時代設定が反映する映像に「男」と「女」の違いがはっきり映しだされている。服装にも興味がもてるが心情は得に印象的。強さと優しさが絶妙に交わり二人の行く末に希望の欠片を探したくなる。結婚に罠なんて思いたくはないけど、人の駆引きは綺麗な罪だ。 | [投票(1)] |