★4 | 『CURE』や『蛇の道』で顕著だったような、それ以外にはありえない絶対的なカメラ・ポジション/アングル/ワークは確認できず、それは意図的なものであろうと思う反面、この物語に対する黒沢の戸惑いの反映であるようにも見える。 [review] (3819695) | [投票] |
★2 | この映像はちょっと特筆もの。[新文芸坐] [review] (Yasu) | [投票] |
★3 | 「荒み」を威風堂々と描ける映画作家に黒沢清はなった。工場経営や家庭生活といった目的的な活動の領域にテロルの陥没点を穿ち悪意の媒質を注ぎ込む登場人物たち(若い八人組含めて)と、命の慄きと怒りのイメージを託されたクラゲとの饗応関係の美しさに鳥肌が立つ。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | 床下のクラゲや川面のクラゲのアイデアは素晴らしいと思う。画面はスペクタキュラーで映画的だ。しかし家庭用DVカメラで撮影したシーンや自動車の運転席と助手席との画面分割なんかはうまくいっているとは思えない。ラストはある種の「確信」がうかがえてとても感動的だが、同時に「照れ」も垣間見えてしまう。 (ゑぎ) | [投票] |
★5 | かなりコメント書いてきたが、ペペロンチーノ様と全く同感。これは初めて。どうすりゃいいんだろう。一応書きます。 [review] (セント) | [投票(5)] |
★2 | 内容(だいたいそんなものに用はないのに!)はともかく、服とか演技とか俳優とかセリフとか音楽とかインテリアとかクラゲとかそういう細部の趣味の悪さだけは明らかだと思うんだけど。目をつぶれないほどに。 [review] (tomcot) | [投票(3)] |
★5 | かつて明るい未来に導かれた幸せな時代があった。が、結果をみれば現実という名の状況が今はあるだけ。元来、未来など明るくも暗くもないのだが、確かに若者が幻想を見ることのできない世の中は誰にとっても生きにくい時代である。黒沢清の覚悟を感じる。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | 「明るい未来の為には待っててはいけない。行くことだ」というメッセージは
言葉にしたらなんだか陳腐で説教くさいけど、決してそうならないのが黒沢作品のよさ。
[review] (TOMIMORI) | [投票] |
★4 | 若者に寄り添っているようで、どこまでも視線は対岸から。 [review] (くたー) | [投票(4)] |
★3 | 黒沢清らしさはあまり出てないと思う。その分観やすいが物足りない。デジタルによる屋外シーンの陰影、色合いは結構好き。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | アカルイクラゲ [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★2 | どうにも「特定の層に向けて作られた映画」という印象がぬぐえない。だって、身の回りを振り返ってみたってこんな連中いないでしょ。 [review] (緑雨) | [投票] |
★4 | 暗喩としての「友人」や「クラゲ」は生硬と感じるが突然視野が開けて世界観が変わるのは解る気がする。前世代の屍を足掛かりに閉塞から殻を破って飛び立つ主人公は、やがて次なる世代に乗り越えられるだろう。それが「アカルイ」未来というなら健全だと思う。 (けにろん) | [投票(8)] |
★3 | 妹やその恋人の世間並みというステイタスが無自覚に疎外してくることへの反逆が、あんな矮小な形でしかありえない絶望。家庭崩壊の只中、世間に馴染めない若者と世間から弾き出された中年、寄る辺無き身の抱擁は、しかし、逆説的に父子の関係を捻出してみせる。俯瞰を装うラストが蛇足。 (kiona) | [投票] |
★3 | 前半はかなり不快だが、中盤以降は独特の空気感がそれなりに楽しめた。黒沢清は基本的に合わないというか、意味分からん事が多いし、主人公のキャラの描き方が極端でキ○ガイに見えるが、未来への不安や焦燥感の描き方はやっぱり上手かったりする。オダギリジョー、藤達也の突出した演技力による貢献度も高い。['05.3.31VIDEO] (直人) | [投票(2)] |