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3819695さんのお気に入りコメント(110/180)

イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)★5 あのブラピを脇に廻しても納得させてしまう他俳優陣の濃密ぶり。冒頭、ナチ到着までの距離感と一念発起の洗顔による緊迫感の醸成。「ミルクのお代わり」という要求がこれ程恐ろしいと感じたのは初めてだ。人間が生死の狭間で発揮するそのポテンシャル。これを銃弾や体躯は程々に、高等なダイアローグで主戦する紛れもない戦争映画だと思った。 (クワドラAS)[投票(8)]
モホークの太鼓(1939/米)★4 ジョン・キャラダインの扱いをはじめとする物語上の大胆すぎる省略が不満だが、美しい大地や自然の風景を惜しげもなく繰り出すジョン・フォード演出は、これが初の色彩映画とは思えない素晴らしさだ。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
ベスト・キッド(2010/米)★4 ミヤギさんのドラマから、シャオドレたちの成長物語へ(オリジナル版のネタバレもあります。また、かなり長いです) [review] (tredair)[投票(8)]
借りぐらしのアリエッティ(2010/日)★4 小人たちの生活の描写が作りこまれていて、見ているだけで楽しい。小人視点のカットが挿入されることにより、人間の普段の生活スペースを歩き回ることすら大冒険なのだと伝わってきてわくわくする。ストーリーも小品ながらうまくまとまっている。 [review] (agulii)[投票(1)]
借りぐらしのアリエッティ(2010/日)★4もののけ姫』では共存不可能のネガティブさを描いたジブリが、この『借りぐらしのアリエッティ』では共存不可能のポジティブさを描き、子供たちの想像力を後押ししようとしてくれている気がします。少なくとも私は脳ミソのどこかが非常に活発になった。(子供じゃないのに!) [review] (づん)[投票(4)]
借りぐらしのアリエッティ(2010/日)★4 小人の質量と物語の節度、宮さんの背中。 [review] (林田乃丞)[投票(8)]
ガールフレンド・エクスペリエンス(2009/米)★3 チェルシーは、客にも恋人にすらも、笑い顔を見せない。能面のような表情に、彼女の本心は閉ざされている。そんな彼女を前にして男たちは、欲望とともに不安や不満を吐き出し渇きを癒す。現実と虚飾の境界を見失った男と女の、心と体の危うい資本主義経済活動。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
ダーティハリー5(1988/米)★3 続編を重ねるにつれてハリーは爺さんになっていくが、作風は幼児化。ハードボイルドさは失われ、明らかに4作目以前と断絶している。 [review] (緑雨)[投票(1)]
ベスト・キッド(2010/米)★5 坊や、知らないかもしれないけど、君のアパートで管理人をしているその人はとんでもなくスゴい人なんだよ。 [review] (Myurakz)[投票(16)]
レポゼッション・メン(2010/米)★4 ちょっとスケールの小さいところがあるが、それも含めてなかなかユニークな映画。それなりに一つの世界観を貫いたSF映画の秀作として、楽しめる。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
しあわせの隠れ場所(2009/米)★4 本当に実話?と疑ってしまうほどデキた家族。家族の一人でも反乱者がいたらもっとホッと出来たと思ってしまうのは自分がスレてしまった証拠か。毅然とした母親を中心に良き理解者の夫、そんな2人の子供だからこそここまで慈愛に満ちた家庭がつくれたのだろう。サンドラを含め、役者陣のすべてが良い。 (tkcrows)[投票(3)]
アカルイミライ(2002/日)★4 「明るい未来」という言葉の意味性を剥ぎ取った空疎な明瞭さとしての「アカルイミライ」。無意味に光り輝くことと、確かな未来としての死。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
救命士(1999/米)★4 疲労疾走の車から見える亡霊のショットにはハッと引き込まれる。 車が転倒してもプロットに影響しない所や、メアリーとフランクが車に乗って揺れている可笑しさ、その他好きなシーンががたくさんある。ちょっとニコラス・ケイジの疲労が私にも移転したけどネ。 (モノリス砥石)[投票(2)]
救命士(1999/米)★4 BGMはヴァン・モリソン、真っ赤なサイレンを点けながら「病んだ街」ニューヨークを疾走する真っ白い救急車。顔面真っ青の二コラス・ケイジは呟く、「シラフじゃやっていられない」と。 [review] ()[投票(6)]
救命士(1999/米)★5 とっても面白い。始終くすぐられてニヤニヤしながら見た。充分に傑作と呼んでいい出来映え。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
マイ・ブラザー(2009/米)★3 今も昔も前線に立つのは中低所得の市民であり、決して豊かではない基地の町の生活描写はよいとは思うが、なにもここまであの映画に似せなくてもいいじゃないか。終盤でテーマが転換してしまうのも拙い。 [review] (shiono)[投票(4)]
ソルト(2010/米)★5 冷戦終結後の世界でも、米ロの緊迫関係が描けるんだなと妙に感心した。彼女が何故その時点でその行動を取るのか(あるいは取ろうと発想しえたのか)がよくわからないところもあるし、「んな、アホな!」のアクション連発ではあるが、豪華に楽しめる作品だと思う。ちょっと人死にすぎ? (サイモン64)[投票(1)]
ソルト(2010/米)★4 アンジェリーナ・ジョリーは憑かれたような表情で、連打される運動のためのアイディアと一体化し、一瞬たりとも留まることなく映画内時間を駆け抜ける。物語ではなく肉体が生む高揚は、あのバスター・キートンが撒き散らしていた原初的映画の快楽と同質のもの。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
上意討ち 拝領妻始末(1967/日)★3人間の條件』的骨太作風でこそ描いてほしい、システムに翻弄される弱者の叛逆や、骨抜け人生を送った男の老後の目覚めや、息子や嫁への真摯な愛情なのだが、『怪談』風表現主義演出のの小賢しさが興を冷めさせる。貧乏くさいのだ。 (けにろん)[投票(3)]
映画は映画だ(2008/韓国)★3 俳優とヤクザが共に似たような短髪・ヒゲヅラ、前者が白、後者が黒のシャツ、前者が撮影時にはその上に黒の上着をまとうという、あまりに図式的な構図がいかにもキム・ギドク。 [review] (煽尼采)[投票(1)]