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けにろんさんの人気コメント: 更新順(130/143)

人気コメント投票者
★3マトリックス リローデッド(2003/米)脳味噌にプラグ差し込みデータを送り込めばスーパーマンの出来上がりというのは設定だから我慢しても拮抗すべき現実世界が馬鹿踊りと青い純愛で表象されるしかないのならどうしようもない。100人のスミスに至ってはシャレとマジの境界さえマトリックス。Lostie, ボビチタ, tkcrows, kakiほか16 名[投票(16)]
★4寝ずの番(2005/日)猥歌とはエッチ願望を男どもが歌うものではなくトランス状態にのめり込む為の触媒なのである。それを表現するに3代目マキノは巧妙な過激度を加味しつつ短すぎず長すぎずの絶妙な塩梅で3度の通夜を描く。その果ての男泣きは心中ささるものがある。おーい粗茶, sawa:38, わっこ, セントほか5 名[投票(5)]
★2姿三四郎(1977/日)単なる荒技小僧が求道者としての風格を身につけていく変遷が三浦友和には表現し得なかった。最大の弱点はそこだが、手持ちカメラも殊更事象に迫ってリアルな何かを切り取るでもなく安い印象にしかなってない。今更の題材に喜八が乗れたとは思えない。ぽんしゅう[投票(1)]
★3星空のマリオネット(1978/日)虚無をポーズで終わらせることなく生真面目に内向する青春の黄昏。ただ、生真面目すぎてミニマムな閉じた世界に耽溺したままで終わるのでは今いち映画的とも思えないが、私小説世界と切って棄てるのも忍びない。生きることの虚しさは痛いほど出てる。ぽんしゅう[投票(1)]
★3純子引退記念映画 関東緋桜一家(1972/日)「引退記念映画」と銘打つからには頭からケツまで純子べったりであるべきなのに、いつしか比重は健さん鶴田の毎度の渡世の義理の世界へ。恩人マキノを立てた為『緋牡丹博徒』で花道を飾れなかったのが気の毒だが復帰したんだしええか…。ハム, イリューダ, sawa:38[投票(3)]
★1弟切草(2001/日)デジタルフィルムを安易に使った画面が空前絶後の汚らしさで、ここまで来るとスクリーンで観る客を端から無視してるのだろう。何かを語りかけようとする努力さえ念頭に無いゲーマー世代の唾棄すべき自己中が膿の如くに滲み出る様に吐き気さえ覚える。屑映画。トシ[投票(1)]
★3レッド・オクトーバーを追え!(1990/米)ポリティカルな虚々実々の駆け引きの醍醐味が不足しているから今ひとつ盛り上がらない。コネリーのヒロイズムを立てすぎたので文官ジャック・ライアンが霞む。撮影を含め1級の出来だけに惜しい。脇ではスコット・グレンが良い。CRIMSON[投票(1)]
★3季節の中で(1999/米=ベトナム)流行監督的物真似が無いだけましだがオリジナリティも感じられない。一見、心を打ちそうな物語が連ねられてはいるが、新奇さも無く表層的な感じが拭えない。大体カイテルを出したこと自体が相当に胡散臭い。TOMIMORI, ぽんしゅう[投票(2)]
★4バロン(1988/英=独)思い込みが激しすぎて相当にダラダラした物語だし、時には丸っきり漫画レベルの稚戯でしかないのだが、金に飽かせぬここまでの徹底ぶりには敬意をはらいたくもなる。カメオが効いておりロビン・ウィウィアムスが特に凄く深淵ささえ加味している。わっこ, 水那岐[投票(2)]
★5母(1963/日)夫婦の根元的な営みとは綺麗事言ったってこれしかないんだってことだろう。新藤は解りやすい。とてつもなく暗く真っ当な話を60年代ATG前衛テイストでクールに、しかもシャープに描いた傑作。黒田清巳のエッジの効いた撮影は特筆。氷野晴郎, 水那岐[投票(2)]
★3ブロンディー 女銀行強盗(1993/米)アベレージヒッターマルケイの90年代前半の水準作の中でも緩い方の作品。ストーリーも肝心の金庫破り描写も特筆点無しの中キム・ベイシンガーの魅力だけが興味を牽引する。ただ、そういう映画も悪いもんじゃない。わっこ[投票(1)]
★5にっぽん昆虫記(1963/日)膨大な情報量を内包しつつ小細工無しのリアリズムなアプローチで背景が醸し出される巨視感。こういう丁寧な労力でしか本物は産み出されない。あざといとも言える近代史の点描の中を始原的なストップモーションと短歌の反復を携え左幸子は駆け抜ける。ぽんしゅう[投票(1)]
★4魔女の宅急便(1989/日)異形である孤絶感は封じ込められるのに異郷での孤絶感は前面に出す。二重構造の孤独の背景にはユーミンではなく荒井由美が的確。冒頭の微かに聞こえる風やアナログなラジオの声。音の凝り方や飛翔感の素晴らしさ。だが、ストーリーはつまらん。ぽんしゅう[投票(1)]
★2ウンタマギルー(1989/日)それをこそ高嶺が描こうとしたことを理解した上でもダルい。延々と下手な田舎芝居を見せられてるような感じを小林戸川の客演が一層際だたせてしまう皮相さ。ましてやセイルズをやだ。寸分でも怒りをこそ見せて欲しかった。ぽんしゅう[投票(1)]
★4甘い人生(2005/韓国)これがイ・ビョンホンですか…確かに恰好いいっすな。ヨン様は理解を超えててもビョン様はわかる気がします。ただ俺としては、そういう男前野郎のプロモを技を尽くして淡々とこなすキム・ジウンも好きなんです。一塵の風に意地を見ました。デナ[投票(1)]
★3ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007/日)長大な物語をブッタ切った感が拭い難い。それくらいにアラバスタ王国をめぐる王とクロコダイルの確執や王女ビビと家臣たちの物語を見たいと思った。前作『カラクリ城』よか数段マシだが原作読めでは甘えだろう。全ては脚色に非がある。ダリア[投票(1)]
★4どですかでん(1970/日)黒澤描く夢は陳腐で幼児的なので本作の例えば浮浪者のイメージ等は見ていて恥ずかしいが、圧倒的な巨大映画の構想に挫折した後、反動で自分の色に染まらない役者を動員した枯れ具合と地面にまで色を塗った色彩美術への拘りが同居する歪さが良い。モノリス砥石, 水那岐[投票(2)]
★4恋文(1985/日)この物語に全面的な共感を覚える訳ではないが、ある局面に対しての男と女の心理的葛藤を技巧を凝らした精緻さでしみじみと描き切ったものとして、ターニングポイントに至った後期神代の代表作と言えるのではないだろうか。役者3人も文句無く素晴らしい。直人[投票(1)]
★2浪華悲歌(1936/日)確かに先駆的だったのであろうが、教科書的知識で判断したくはない。ルーティーンそのものの物語に於いても何かしらの凌駕し難い煌めきを保持するのがマスターピースの条件だとするなら、ほとんど無いと言うしかない。水那岐[投票(1)]
★4誰も知らない(2004/日)全面的自己犠牲を自らに課さぬからと言って、この母親も父親達も全否定は出来ない。かと言って子供達を救済出来ぬシステムにも所詮限界があるのだ。是枝の事実認識は正しいし題材選択の意義も認める。しかし、歪みを是正する糸口をこそ提示すべきだろう。林田乃丞, Linus[投票(2)]