disjunctiveさんのお気に入りコメント(32/39)
赤穂城断絶(1978/日) | 柳生』の次に「忠臣蔵」とは企画力が圧倒的に貧困で約束事の名場面集を寄せ集め俳優を使って深作流の或る意味バタくささで形成しただけに過ぎない。東映が狼煙を上げた時代劇復興の掛け声は2作目にして夢のまた夢と潰えたのでござる。 (けにろん) | 何でもありの『[投票(1)] |
グエムル 漢江の怪物(2006/韓国) | review] (もーちゃん) | カップ麺を皆で黙々とすする。ただそれだけの場面が序盤の怪物大暴れシーンを軽々と超えていく。 [[投票(1)] |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007/日) | review] (DSCH) | 時間的制約の中でフェティシズムへの偏向が生む「欠落」と奇妙な「充足」。得体が知れない不気味な作品。 [[投票(5)] |
スーパー!(2010/米) | M・ナイト・シャマラン『アンブレイカブル』である。 [review] (3819695) | 仮装ヒーローの誕生という荒唐無稽な題材を実に切実ぶって、観客の感情を上下に揺さぶることに関してはよく計算して作劇している。しかし、ありふれた言葉で云えば「狂気」、私なりの語彙を用いれば「真顔感」が足りない。というのは何と比較してか。[投票(2)] |
ラストキング・オブ・スコットランド(2006/英) | ヒトラー最期の12日間』の無常的境地に至らず、不謹慎との批判を恐れずに述べると、権力を巡るブラックコメディという印象に終始。 (DSCH) | 狂言廻しの記号的軽佻浮薄が過剰に不愉快だが、対するアミンの造形に筋と愛嬌すら通っているよう見えてくる所にミソがある。「怪物」を「嫉妬し恐れサッカーする過敏な一般人」という次元に引きずり下ろし鏡として対面させる。「環境」が作り出す、特殊ではない狂気。試みは基本好きだが『[投票(1)] |
SP 革命篇(2011/日) | takamari) | 2部作としてみると、前・後編で主役が入れ替わってしまうことに気付く。また粗が目立つ脚本であり、テロ側の作戦も相当乱暴だ。更に言えば、未解決の謎は「観客の判断に委ねる」というより「丸投げ」に感じられ、いかがなもんだろうか。 ([投票(1)] |
スキャナー・ダークリー(2006/米) | review] (ジョー・チップ) | これまでのディック映画は、いわば原作に託けたSF、アクション、ミステリー映画であって、まあそれなりに面白いものもあったが、別に作者の世界観とか苦悩に忠実な訳ではなかった(というか、どうでもいい?)。なので、原作に忠実に映像化するとこうなるのか、という感慨があった。 [[投票(4)] |
トゥルー・クライム(1999/米) | LOPEZ que pasa?) | インド人の知人が、クリント・イーストウッドはどの画面を見ても全く同じ顔をしている、と言っていた。一理ある意見だ。 ([投票(2)] |
至福のとき(2001/中国) | あの子を探して』『初恋のきた道』と狡猾に商業性を狙った作品の後にこのような一味違った、しかし狡猾と云えば狡猾な映画を撮り上げてしまうのだからこの監督は面白い。この曖昧な突き放しも私には実に面白い。 [review] (ゑぎ) | 『[投票(4)] |
ヒッチャー(1986/米) | けけけ亭) | まさに若気の至り。警察も本当に情けない。そういった意味では、ヒッチハイカーだけが唯一まともに行動している。後は皆だらしない。 ([投票(1)] |
沈まぬ太陽(2009/日) | 木村多江が不幸な役だと、最近、笑えてしまいます。CGがあまりにもひどい。雰囲気台無し。行天のとなりにガキの使いの新おにぃがいたので、また台無し。長い映画って、いいですね。 (ぱちーの) | [投票(1)] |
復讐は俺に任せろ(1953/米) | フリッツ・ラングにしては通俗的過ぎる家庭描写だなと思っていると、一瞬にしてこちらの違和感を瓦解させる演出を持ってくる。本作についてもラングは完璧な世界を構築していると思う。それは観客の感情操作を含めてであり、我々はもう冒頭からどっぷりとラングの術中にはまってしまう。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
きみに読む物語(2004/米) | review] (水那岐) | 正直、ラブストーリーとしては三流であり、襲い来る睡魔と幾度となく闘った。この陳腐な物語を「駄作」から辛うじて救っているのは、老いの忘却と戦うふたりのリアルな挑戦だ。 [[投票(2)] |
戦場でワルツを(2008/イスラエル=独=仏=米=フィンランド=スイス=ベルギー=豪) | ナム太郎) | 監督はドキュメントとして撮ったのだろうが、その外見は劇映画であり、あのラストも(気持ちは分からなくはないが)異物が混入されたような違和感を感じた。筋書きも途中までのサスペンスが分断された感が残り、個々の意匠は悪くないだけに残念な思いが残る。 ([投票(1)] |
ソーシャル・ネットワーク(2010/米) | 赤ちゃん教育』〜エディ・マーフィの伝統的文脈から距離を置いて「笑い」を求めず、「成功」はたかだかサイトのアクセス/登録者数・会社の評価額・株式の保有率といった「数字」でしか表わされない。 [review] (3819695) | 世界は夜と曇天に覆われ、照明は主演者の眼窩に影を落として人格を示唆する。マシンガン・トークも『[投票(14)] |
クヒオ大佐(2009/日) | review] (ペペロンチーノ) | 好みの役者陣にウヒウヒ楽しんだけど、設定ほど映画がはじけていない。せめてクレイジーケンバンドのエンディング曲くらい突き抜けてればなあ。 [[投票(3)] |
クヒオ大佐(2009/日) | 堺雅人がウッチャンナンチャンの内村に見えた時点で底が割れた。松雪泰子、満島ひかり、中村優子と現在熟れどきの女優を揃え、男優も新井浩文の存在感は格別だというのに、何故こうも浅薄なコントになるのだろう。結婚詐欺師などというアナクロな存在は、当時の湾岸戦争と絡めて無理矢理な意味づけでもせねば浮き上がると監督も先刻承知のお粗末劇か。お涙話の過去も尻拭いには不足。 (水那岐) | [投票(2)] |
暴走機関車(1985/米) | カフカのすあま) | 刑務所内の美しい映像が、キレた犯罪者とあいまって不思議な雰囲気をかもしだしていた。どことなく甘美。 ([投票(1)] |
トロン LEGACY(2010/米) | アバター』と対抗するもうひとつの極を形成しようという気概はある。(どちらも画面に占める実写素材の割合は極めて小さいとは云え)『アバター』がどこまでも自然の風物で構成された世界で飛翔運動を活劇の中心に据える一方、こちらは暗黒と人工光の無機質空間で疾走運動を展開する。 [review] (3819695) | 3D表現に関して『[投票(5)] |
人生万歳!(2009/米) | 夢ギドラ) | 前作バルセロナと言いたいこと同じだと思う。前作よりも軽快さわやかで、しかし強引に結論に向かう。私は前作も本作も好きだ。元日に観れて大変よかった。 ([投票(2)] |