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太陽と戦慄さんの人気コメント: 更新順(3/21)

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★2地獄(1999/日)時代を切り取った映画とは言えるが、中途半端にマジメな作りのオウム編が再現ドラマ並の凡庸さで、監督独自の視点みたいなものがあるでもなく、ただただつまらない。ラストだけは笑えるがカルト作家と持ち上げられた結果がこれかと思うと悲しい空疎な作品。寒山拾得[投票(1)]
★4怪異談 生きている小平次(1982/日)尺を80分足らず、登場人物を3人のみに抑え簡潔極まりない内容だが、撮影はセットもロケもこれぞ怪談映画という雰囲気が充満しており緊張感が緩まない。低予算ながらも拘るべきところにしっかり拘り、みすぼらしさをまったく感じさせない映画作りは見事だ。pori[投票(1)]
★4仁義なき戦い 完結編(1974/日)映画会社に無理矢理作らされた完結編ということらしいが、それでもエネルギッシュに押し切る深作演出に絶頂期の勢いを感じる。ヤクザに対して厳しく取り締まる方向に変容していく時代を背景に、政治力で成り上がる北大路欣也が物語を引っ張る。 [review]緑雨, けにろん[投票(2)]
★2八月の濡れた砂(1971/日)嫌がって抵抗する女を無理矢理・・・って感じの性描写が一箇所ぐらいならまだしも最初から最後まで続いてさすがにウンザリ。こういう無軌道青春映画が『狂った果実』あたりからの日活の得意ジャンルだったことは了解しても、肝心の面白さはまったく理解不能。 [review]けにろん[投票(1)]
★3スパイの妻(2020/日)戦時下の狂った状況では正常な人間が狂人扱いされてしまう。ごもっともなメッセージではあるが、多くのリベラルな反戦映画が描いてきたことを黒沢が拙くなぞってるだけにも見えてしまい、物足りなさが残る。そんな中でも東出の不気味な存在感には惹かれた。ロープブレーク[投票(1)]
★4ずべ公番長 夢は夜ひらく(1970/日)仁侠映画の安いパロディと化す後半はどうかとも思うが、豪快に暴れ回る女たちを見るだけでも気持ちがいい。石井輝男映画の被虐的ヒロイン橘ますみが、ヒモの左とん平を尻に敷く溌剌としたキャラを演じているのが嬉しい。藤圭子の歌唱シーンも見所。寒山拾得[投票(1)]
★4破れかぶれ(1961/日)母性愛溢れる女がひたすらクズ野郎に尽くすベタな物語ではあるが、川地民夫渡辺美佐子も素晴らしい存在感。しかしそれ以上に、ロケ撮影のカメラワークや室内シーンの照明が最高にかっこいい。走る描写のダイナミズムも良いが、何と言ってもラストカットに痺れまくった。寒山拾得, ぽんしゅう[投票(2)]
★4ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985/日)なんちゃってゴダールって感じで拙いんだけど、この拙さがいとおしく感じるというか、少なくともカメラを回すことへの情熱みたいなものはビンビン伝わる。だから、これは紛うことなき青春映画なのかもしれない。作り手の青春時代を感じさせるという意味で。DSCH, 赤い戦車, ぽんしゅう[投票(3)]
★4天使のはらわた 赤い教室(1979/日)ポルノでありながら、主眼として描かれるのはプラトニックな愛だ。ロクデナシ男の一途な想いは純粋とも独りよがりとも言えるが、いずれにせよ悲しく、蟹江敬三の演技の説得力が僕の胸を打つ。 [review]ぽんしゅう, 寒山拾得[投票(2)]
★3風と共に去りぬ(1939/米)前半はモブシーンを奥行きのある豪華な画面で見せていて南北戦争の描写の迫力なんか凄いが、後半はダレる一方。スカーレットが嫌な女であることは別にいいとしても、長々と時間かけたわりには周辺人物が不幸に見舞われていく展開が駆け足で雑に感じる。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★5日本春歌考(1967/日)様々な対立図式が示されているのだが、それを『日本の夜と霧』のような難解な政治用語じゃなく歌によるバトルで描く手法が面白く、アンゲロプロスにも影響を与えたはず。後半になるにつれ理解不能な次元に突入していく破綻気味の展開が堪らない。 [review]けにろん[投票(1)]
★4愛のコリーダ(1976/日=仏)性愛に耽溺し世間と隔絶していく主人公2人のみにフォーカスし、そのいくとこまでいくという描写の力で引っ張る。女に身を捧げひたすら消耗していくかのような藤竜也が醸し出す男の色気。演じるのが彼でなければこれほどの説得力は生まれなかっただろう。水那岐[投票(1)]
★4スピオーネ(1928/独)中盤は正直に言って少々かったるく冗長に感じるが、冒頭シーンのスピード感、終盤の圧倒的な盛り上がりは凄まじい。緻密でありながらスケールのでかい映像に痺れる。それにしてもラストは衝撃的、度肝を抜かれました。寒山拾得[投票(1)]
★4白薔薇学園 そして全員犯された(1982/日)過激な設定のわりには陰惨というほどじゃなく、どこかごっこ遊びのような脳天気さが漂う。だがそこも含めて嫌いじゃない。とにかく先生役の三崎奈美は美しくてグッとくる。ポルノとして一つの方向性を示し、やるべきことやってる映画ではあるだろう。けにろん[投票(1)]
★5イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)嘘や秘密を見破られまいとする際の動揺を見事に表現するメラニー・ロランら役者陣の力量。ねちっこい会話の応酬が生み出すヒリヒリした緊迫感が圧巻だ。映画館という舞台設定及び映画内映画という手法を最大限効果的に使った映画としても記憶に残る。jollyjoker, 緑雨, クワドラAS, けにろんほか5 名[投票(5)]
★3いつかギラギラする日(1992/日)荻野目慶子の見るに耐えないイタい芝居、ロックバンドの聴くに耐えないダサい演奏・・・その全てが絶望的なセンスの悪さ。勢いがあるので飽きはしないものの、作風と時代性が合わなくなってしまった悲哀を感じずにはいられない。ペンクロフ, すやすや, ボイス母[投票(3)]
★3喜劇 日本列島震度0(1973/日)誰もが単調な日々の営みに閉塞感を覚えているからこそ、地震という極端な状況を夢想することは人々に生気を取り戻させる。災害こそが希望の光であり、終わりの見えぬ日常から脱するための突破口であるという逆説。シニカルさが歪な魅力を放つ異色喜劇。寒山拾得[投票(1)]
★4今年の恋(1962/日)ウェルメイドなラブコメだが、口喧嘩の描写がとにかく笑える。岡田茉莉子の不機嫌顔と毒舌ぶりが素晴らしく、見事なハマり役と言っていいと思う。幸福感溢れるラストシーンも良い。けにろん, 寒山拾得[投票(2)]
★5マンディンゴ(1975/米)ラスト数分の衝撃。人種差別という重いテーマを説教臭くせずクールに描いた、リチャード・フライシャーの隠れた傑作。さり気なく凝った鏡の使い方など、映像も見事。けにろん, 寒山拾得, りかちゅ, ゑぎ[投票(4)]
★4男性の好きなスポーツ(1964/米)主人公が迷惑女に振り回されながらも恋に発展していく『赤ちゃん教育』の変奏とも言うべきラブコメだが、こちらは鮮やかなカラー映像が魅力的。室内のセットがとても洒落ている。軽妙な会話が楽しく釣りのシーンでのロック・ハドソンの悪戦苦闘が笑える。 [review]ゑぎ[投票(1)]