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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★2KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016/米)お母さんが顔から声から役処から岸田今日子そのもので面白かった。製作者の理想的な日本人像は岸田今日子なのだろうか。 [review][投票(2)]
★3女囚さそり けもの部屋(1973/日)力弱く、ゴマンとあるエログロ映画の一本に過ぎない。さそり対官憲の闘いというフォーマットから逸脱したからだろう。 [review][投票(2)]
★4女囚701号 さそり(1972/日)死ぬ前に化けて出るお岩さんであり実に純日本的。日の丸をここまでコケにした映画は類例がなかろう。 [review][投票(2)]
★4あゝひめゆりの塔(1968/日)役者がみんな誠実に取り組んでいるのが伝わってくるのがいい。 [review][投票(2)]
★5街の灯(1974/日)生命力溢るる『家族』のパロディ。不良老人と化した笠智衆とその一行は徒歩で逆ルートを東京から九州まで遡り、道中当然のように捨て子を拾い続ける(含『家族』のネタバレ)。 [review][投票(2)]
★2明治天皇と日露大戦争(1957/日)「杉野はいずこ」はじめ戦前の軍国美談のオンパレード。渡辺邦男がこういうの大好きなのは伝わってくる。それはもう、充分に。 [review][投票(2)]
★4デトロイト(2017/米)実に真面目な告発で神妙に観た。半世紀たっても殆ど変わらない対立構図を浮き彫りにして重厚。 [review][投票(2)]
★2フィラデルフィア物語(1940/米)高評価の脚本らしいが退屈。何やら陽気だが笑いはなく、古臭い倫理観に引っ張られて突飛な面白さに欠け、つまらぬ説教まで聞かされる。一流の俳優が一流の演出で空疎なお芝居をさせられているとしか見えない。 [review][投票(2)]
★1大鹿村騒動記(2011/日)痴呆患者をコメディにして何が面白いのか。控え目に云って私の理解を超えている。 [review][投票(2)]
★1海を駆ける(2018/日=仏=インドネシア)その場の思いつきでキャメラを廻し続けたとしか思えない貧相さ。『淵に立つ』の変奏だがこれでは前作が可哀想だ。 [review][投票(2)]
★4第3逃亡者(1937/英)爽やかなノヴァ・ピルビームの冒険を語ってとてもいい原題。邦題は何なんだろう。 [review][投票(2)]
★2激動の昭和史 沖縄決戦(1971/日)撮られるべき被写体は『ひめゆりの塔』や『沖縄の民』の縮小再生産、付け加えたのは責任者である牛島中将の美談、では話にならない。沖縄の人は怒るんじゃないのか。 [review][投票(2)]
★4いちごブロンド(1941/米)ある種極めつけの小市民賛歌。良質のハリウッド喜劇らしく喜劇が転がりに転がり続ける。 [review][投票(2)]
★4ウィンダミア夫人の扇(1925/米)この洒脱な会話劇をサイレントで撮る真意をずっと測りかねていたのだが、クライマックスでこれが突然に氷解する。これは無言劇であらねばならなかったのだった。 [review][投票(2)]
★5愛と死をみつめて(1964/日)吉永小百合だからこそ原爆被害を真面目に想起すべきだろう。本作には花も恥じらう妙齢に水膨れて死んだ娘、ケロイドで苦しんだ娘の無念が倍音として響いている。 [review][投票(2)]
★4大地のうた(1955/インド)ヒンドゥー教の輪廻転生を美しく肯定しているように見えてしまうのがどうにも鬱陶しいのだが、それがための映画的強度は認めざるを得ない。 [review][投票(2)]
★4崖(1955/伊)なにかと散漫だがフェリーニらしさが端々で輝いており、嫌いになれない作品。 [review][投票(2)]
★5港町(2018/日=米)主役のお婆さん、町内に必ず一人はいるような煙たがられるタイプなのだ。映画は彼女の饒舌を延々記録する。これは画期的だろう。 [review][投票(2)]
★3現代インチキ物語 騙し屋(1964/日)物語を積極的に排して逸話の累積の強度で勝負しているんだが、総体何が目指されているのか私には読み取れず、口の巧い人は得ですねという胡乱な感想しか出てこなかった。 [review][投票(2)]
★2八つ墓村(1977/日)見処は中野良子の麗しい割烹着姿、大滝秀治花沢徳衛の味わい及び岡本茉莉が寄り目で呟く「祟りよ!」 [review][投票(2)]