★4 | 漠然と拡散し続ける希望の先に、責任という名の帰結に向かって収束する行く末が垣間見たとき、青春は青春というモラトリアムに疑義を感じ始めるのだ。人生で人が最も輝いて見えるときであり、最も狂気や死が近くに忍び寄るときでもある。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 若者の輝く群像。それなりに時代を反映しているが、いつの時代でも不変です。楽しい学生生活の中にもちょっぴりにがい人生の真実を見せたいい映画です。 [review] (セント) | [投票(5)] |
★5 | 人は渦中から傍観者になり又再び渦中へと入って行かざるを得ない。甘酸っぱい追憶と茫漠たる不安に晒された青春。大森自身がその出口に立った臨場感こそが映画に真実を付与した。青さも含め持てるもの全てを投入した総力戦の趣に俺達は感動したのだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 医大生たちの苦悩と煩悶といい加減さが炸裂するフィルム。この試練に耐えてあえて医者にならんとする者は、大きな使命感に突き動かされているか、それとも何も考えていないかのどちらかなのだろう。とはいえ、死の重さと生の軽さが等価値としてあるこのフィルム、「あの」ラストつきで自分は好きです。 (水那岐) | [投票(2)] |