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[コメント] ピアニスト(2001/仏=オーストリア)
- 点数順 (1/2) -

★5ミヒャエル・ハネケ監督による、現代人の「仮面の告白」。 [review] (muffler&silencer[消音装置])[投票(18)]
★5「映画」にここまで挑発されたのは、久しぶりのことだった。 [review] (くたー)[投票(12)]
★5何でハネケの映画もっと上映しないの〜〜〜。 [review] (芋虫)[投票(11)]
★5母親の存在と束縛は今となっては、他人とのかかわりを避けるための口実とさえなっているかのようだった。 [review] (kazby)[投票(8)]
★5人は誰でもピアニスト。 [review] (たわば)[投票(3)]
★5企画モノAVでも芸術でもないギリギリのラインを駆け抜けた超娯楽作。「クソババア!」から始まる面白さ。エレベーターでのファースト・コンタクトを始めとしたアクション演出の面白さ。身長差を無視してなんとか「見下そう」とするユペールの面白さ。 [review] (Lostie)[投票(2)]
★5音楽のないエンドロール。音楽が存在しない分、頭の中を色々な想いがかけめぐり混乱させられる。言葉が出ない。打ちひしがれた。そして、恋愛経験の乏しい俺は「人を愛する」ことに恐怖すら感じてしまった。 [review] (JKF)[投票(2)]
★5自分に厳しい人間は、他人に優しさを与えることで拠り所を得たりするが、自分にも他人にも厳しい人間はどこにそれを求めればいいのだろう。登場人物の誰にも感情移入を許さないハネケの冷徹な視点が冴えてる。 (リーダー)[投票(2)]
★5じっとりと湿った冷ややかさが画面に漲る。シューベルトのように極端から極端に走ることしかできない女が、密室の中で男と無器用にもゼロから性愛の規則を作り出して行く生々しい過程の描写がすばらしい。世俗的希望を捨てた無償の感情を捨て身で表現したイザベル・ユペールに脱帽した。 [review] (ジェリー)[投票(1)]
★5御年60歳。『ミヒャエル・ハネケ』のすごさ。参りました。スゴイ! [review] (chokobo)[投票(1)]
★5真実の映画である。確かめたい人は上野の和製コンセルバトワーに観察しに行けばいい。 [review] (ゴルゴ十三)[投票(1)]
★5全編をとおして体温が感じられない映像に最後には寒気がした。 (terracotta)[投票(1)]
★5物語の構造はきわめて典型的。自らの人生を見つめたくない母親のせいで、自分も他者も愛せないままの主人公が、他者に触れる可能性に出会って起こる事々。こういう人はフランスにも日本にも沢山いるでしょう。でも、こんなにクリアに正面から心理的な解釈を省いて映像で描かれたのは初めてかも。文学の素材に、映像がはじめて焦点を合わせた瞬間? (エピキュリアン)[投票(1)]
★5ある結び方から別の結び方に変えてもあるのは「結び方の違い」だけ、そしてそんなことはわかりきっているから気づいても涙は流れないが、涙は流れない、ということに涙する映画。 [review] (蒼井ゆう21)[投票(1)]
★5もう二度と見たくない作品。だからこそ5点。次は『ファニー・ゲーム』に挑戦 2002年6月16日劇場鑑賞 2003年2月22日追記 [review] (ねこすけ)[投票(1)]
★5尋常でない過剰な"愛"をリアリティを持って描いた問題作。ここまで強烈に描写するとは・・・そしてイザベル・ユペールの演技がスゴイ。 [review] (Keita)[投票(1)]
★5閉塞状況で育まれた自我が変態性にまで肥大化した世間知らず女の生態と言う事なんだろうが、この真正面から恥ずかしげも無く突き進むキャラクターは殆ど前代未聞。これを体現可能な唯一無二の女優ユペールの憑依演技。憐憫も共感も無い冷徹な視線が良い。 (けにろん)[投票(1)]
★5妄想の肥大。何度も観たい映画ではないけれど、一度は観ておきたい。 (夢ギドラ)[投票]
★5掴めない実感についての魅力的な物語がまた一つ。 (luckyme)[投票]
★5「年上のひと」を食い尽くすブノワ・マジメル。 (MM)[投票]
★5同じ女性として、こういう性的屈折は、全くリアリティなし。 [review] (worianne)[投票]
★5無駄のない映画。二度見て評価を上げた。ピアニストにも人間にもなれなかった『A.I.』の如き存在が愛(あるいは心)の獲得に至る葛藤。 (天河屋)[投票]
★4観終わった後、一刻も早く日の光が見たかった。帰り道、ずっと放心状態だった。 [review] (みかりん)[投票(5)]
★4中村うさぎ症候群 [review] (ボイス母)[投票(3)]
★4ノーマルにもアブノーマルにもなりきれなかった女の不幸な物語 [review] (TOMIMORI)[投票(3)]
★4最後の最後まで監督はエリカに冷たい。 [review] (ゆーこ and One thing)[投票(3)]
★4変態を毛嫌いする常識人を鼻で笑ってた自分でもついていけなかった悔しさ。 [review] (ざいあす)[投票(3)]
★4普通の幸せに背を向け閉塞した状況を甘んじて生きる女性を演じきったユペールはほんとうに素晴らしい。でもマジメルはねえ [review] (ハム)[投票(3)]
★42時間と少し。ユベールの表情の中に一瞬でも晴れ間を観たくて。母の呪縛による禁欲の軋轢。たぶん彼女は頭の中でどんどん性のストーリーを作っていったのだろう。理性と感情と表情が直結できない人間の悲劇。観る人を選ぶストーリーはともかく、こんな繊細な演技ができる女優は稀。 (tkcrows)[投票(2)]
★4美しいクラシック音楽の中、物語は進んでいく。それなのに見終わった後、私の頭に流れてくるのは、奥村チヨの「恋の奴隷」だったりする。 [review] (半熟たまこ)[投票(2)]
★4女、泣くな。泣くな、女。 [review] (ALPACA)[投票(2)]
★4抑圧されたというか、自らを抑圧してきた40女の欲望はへそ曲がりなのである。能面のようなユペールがそのおぞましさを増幅して、コミュ障の思い込みを絞りだすのだ。強くて弱い一人の人間として、最後は生き返る。 (jollyjoker)[投票(1)]
★4「なぜ、あやまるの?」彼女には本当にわからない。 [review] (らーふる当番)[投票(1)]
★4自己崩壊(2003/02) [review] (秦野さくら)[投票(1)]
★4徹底した冷たい描写がすごい。きっつい。演技がものすごい…。ラストのあの顔・・・ [review] (埴猪口)[投票(1)]
★4「理解できない嫌な人間」が、「よく見知った可愛い人」になっていく・・ (ヤッチ)[投票(1)]
★4主人公エリカの切実さに心打たれる。 (ぱーこ)[投票]
★4おばさんが変態だっていいじゃないか!(でも覗きはイクナイ) (あんきも)[投票]
★4ワルターの笑顔にわたしも凍りついた。 [review] (セネダ)[投票]
★4ものの見事にラストシーン迄お預け状態が続く究極の寸止め映画だね。モヤモヤとしたわだかまりが一向に消えない状況ながら、話の展開は至ってサスペンスフル。男でアレは五万といるが、程度の差こそあれ女も少なくないだろう。男はフーゾクで試せるから、そういう意味で女は可哀想だ。でもベールを脱いだ主人公の戸惑いには不思議と共感した。 [review] (クワドラAS)[投票]
★4この作品を見て、主人公の女性の姿を他人事だと思える30代以上の方は幸せな人だと思います。逆に、まるで自分を見ているように感じた人は・・・・・ (TM(H19.1加入))[投票]
★4観客に痛みを強いる作品だ。アブノーマルさに気分が悪くなると同時に、sympathyを抱かずにはいられない。 [review] (ころ阿弥)[投票]
★4ワルターは、もっとエリカに対して上位にあるかのように登場して、しかし、ただ振り回されるのだが、エリカで示されるそのキャラクターの説得力に比べて、ただただエリカに引き込まれているということ以上に伝わってこないワルターのその存在が、結局エリカを軽くしてしまっているような (SUM)[投票]
★4見ている間、トニー・リチャードソンの「マドモアゼル」の現代版かなと思っていた。ユペールとJ・モローって似ている。ユペール、意識していたと思う。女の性っていうか、どぎついところまでえぐり出すシーンはベルイマンの影響も。 [review] (セント)[投票]
★4音楽と映像だけの映画ではなかった。鍵盤の上でもつれ合う愛憎のドラマがシューベルトの音楽と響き合っているのかな?けっしてブラームスではなく。 (かふ)[投票]
★4衝撃的で哲学的で狂気的。人間の苦しみをこれほどまでに描くとは…すごい映画。恋愛SEXこれらの欲求のあるがままに生きることが人間としてあるがままの姿であり成長していくものなのだと改めて思った。 (撫子)[投票]
★4すげぇ。 [review] (浅草12階の幽霊)[投票]
★4ヒロインの愛の形にはさすがに付いていけない(ので★4だ)が、彼女を取り巻く人々(母親など)の姿をもきっちり描き、彼女の人物像に説得力を持たせている。[シネスイッチ銀座2/SRD] (Yasu)[投票]
★3sexは自己愛にあらず [review] (Linus)[投票(11)]
★3真上から見下ろされた鍵盤の上を漂う老いた(衰えた)手が物語るもの。 [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(5)]