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[コメント] ゴッドファーザーPARTII(1974/米)
- 投票数順 (1/4) -

★5王座は奪うよりも防衛する方が遥かに難しい。駆け上がる恍惚を味わうこともなく、維持することの重圧に疲弊する日々を送った息子。何もかも手に入れた傍ら、何もかも失った嘆きを押し殺し、男は静かにその席に座り続ける。 (kiona)[投票(13)]
★5物語の構造的な美や表層的な激しさは前作に譲るが、深い人間性を描いて本作が勝る。 [review] (よだか)[投票(11)]
★5続編の魅力をここまで発揮した作品は他に類を見ない。 [review] (甘崎庵)[投票(11)]
★4マイケルが父に劣っているのではない。「父」や「夫」であることがいよいよ難しくなってきた現代を、闘っても失われるものの多い逆説の時代を、彼は懸命に生きている。 (ジェリー)[投票(11)]
★5あまりにも悲しすぎる「バベルの塔」の物語。これは奇跡の映画だ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(10)]
★5これがまたいいんだ。愛する者を守るべく組織を固めていった父と、組織を守るため愛するものから孤立していく息子の対照的な姿!見事。 (おーい粗茶)[投票(10)]
★5マイケルの先鋭化と孤独。そこに張り付く影のように描かれる父・ビドーの屈折した青春。親から子、子から孫へと愛情とともに受け継がれる運命の憎悪の血。ビトーは憎悪の裏返しである信頼を核に結束を作り、マイケルは憎悪に根差した疑念を糧に結束を守る。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
★4時代を左右できた「ゴッドファーザー」という名の偉大なる父が存在し得た時代への挽歌。すでにアメリカが父によって裁かれる時代は終局を迎えた。デニーロの輝く瞳と、パチーノの諦念を秘めた表情は、それぞれに各時代を象徴する「アメリカの顔」である。 (水那岐)[投票(8)]
★5ふたつのファミリー(組織と家族)の構築と破壊の物語。挿入される父のエピソードとの対比があるからこそマイケルの孤独が際立つ。 [review] (cinecine団)[投票(8)]
★5若き日のビトをブランドの風貌とは似つかぬ無名の若手俳優がどう演じるというのか、と、上から目線で見下していた観客をその第一声で黙らせ、絶望の淵からのし上がった者だけが持つ強さ、優しさをその眼力にたたえ唸らせたデ・ニーロの衝撃に尽きる。 [review] (ナム太郎)[投票(7)]
★3「2」を知ることで、「1」の深みを知る。とても有意義な続編。(レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(7)]
★5自分が年をとるにつれてPARTIIの方が好きになってきた。Familyを守るために闘うことが“Family”を崩していく、その苦悩に満ちたアル・パチーノの佇まい。カリスマに満ちたロバート・デ・ニーロ。まさに史上最強の続編。 (マルチェロ)[投票(7)]
★4劇中に描かれるマイケルはほとんど食事を口にしない。逆説的に、これは食卓の映画だと言っていい。また、これは第一義的に「影」の映画である。深度を増して黒々と沈んだシルエットで語るコッポラウィリス)の画は、全ての人間が亡きヴィト像を通して投げかけられる影であることを示す。ヴィトの幻影(時代の名残)を懐かしみ、そのことによって苦しめられる、「影」として在ることしかできない「こどもたち」。 [review] (DSCH)[投票(6)]
★4志した者と継承する者の違い。 [review] (フランチェスコ)[投票(6)]
★5復活祭、断続的に消えゆくランプの灯の元、ある男の灯も消えていく。そして、その灯に照らされるかのようにドンの姿も浮かび始める、瞬烈な火花とともに。 [review] (あき♪)[投票(6)]
★5ビトーのシーンに切り替わるたびに鳥肌と涙が。 [review] (ざいあす)[投票(6)]
★4なんだ、これって普通に面白い映画じゃん。 [review] (G31)[投票(5)]
★5最初観た時はこの作品からどういうメッセージを受け取ればいいのか分からず、正直困惑した。しかし、それは自分が大切なものを失ったことが無かったからだったのだと今では分かる。→ [review] (むらってぃ大使)[投票(5)]
★5この作品でギャング映画の頂点を極めたと思った。激しい銃撃戦だけではなく新鮮な親愛表現もこよなく愛させる名画の秘訣だと痛感した。濃厚なストーリーに丁寧な設定、それでいて魅せる複雑さ、前作に継ぎ描きたてるあのメロディーが哀愁を注いでいる。 (かっきー)[投票(5)]
★5ミスキャストと思えたデ・ニーロが、次第にマーロン演じるビトーに近づいていく。 (アルシュ)[投票(5)]
★4考えに考えたうえで「1の方が好き。」と言ったら「全然わかってない。」とがっかりされしょんぼり…。答えを期待したうえでの質問に、このような名作を使うのはやめて欲しい。 [review] (tredair)[投票(5)]
★5前作がパンフォーカスに依って「距離」を現出した映画の中の映画なら、これは徹底して斜光とシルエットに拘った「栄光と挫折」の豪華絢爛たる影絵芝居。シンプルで、だからこそ実に雄弁。総てを守ろうとし総ての愛を失なった男の、雪に覆われた心象風景は多分一生俺の瞼から離れない。 (町田)[投票(4)]
★3撮影は凄腕ゴードン・ウィリス。ゴールデン・アンバーの色調の素晴らしいフィルムです。このころ同時に彼は、ウディ・アレンの『マンハッタン』などをモノクロームで撮ってもいて、物語をなめらかに進行させる撮影のお手本のような仕事をしてる気がする。え?関係ないって?・・・なんかねー、コッポラのこのシリーズって我が侭をロマンティックに誤魔化してる感じがしてならないのねー(汗)。 (エピキュリアン)[投票(4)]
★5ブランドの声色まで真似たデニーロの演技は、素晴らしいを通り越して正直不気味だった。 (天河屋)[投票(4)]
★4守ろうとすればするほど、皆いなくなる。そんなヤマアラシのような愛憎劇。 (代参の男)[投票(3)]
★5父も息子も、同じところを目指しているはずなのに、この結末の違いは一体・・・。 [review] (ゆーこ and One thing)[投票(3)]
★4親兄弟は選べない。綺麗事だけじゃ世の中生きていけない。一体何の為に頑張ってきたんだか。。。 (レディ・スターダスト)[投票(3)]
★5ジョン・カザールのダメ男ぶりが、素晴らしく哀しい。 (uyo)[投票(3)]
★5成長するにつれて周りに仲間が増えていく父、逆に減っていくマイケル。ラストの彼の表情は印象的なカットであった。★が5つでは足りない。傑作。 (goo-chan)[投票(3)]
★4コルレオーネとはイタリア語で獅子の心と言う意味です。例えばリチャード獅子心王は、リッカルド・イル・レ・コル・レオーネと呼ばれています。 [review] (りかちゅ)[投票(2)]
★3このデ・ニーロの特異なる存在感をどう表現すればよいのか。ファースト・インプレッションから、ただ佇んでいるだけで全身からカリズマティックな説得力が滲み出る。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★5リアルタイムでこのPART1・2という奇跡に遭遇できて、私は幸せです。しかし、PART3という激しい失望もリアルタイムでご馳走になりました。人生甘くないですね。 (カレルレン)[投票(2)]
★3何とも苦渋の3点。前作の空気の受け継ぎ方は絶妙、ストーリーもこうなるべくしてこうなったっていう必然性に溢れている。ロバート・デ・ニーロに至ってはマーロン・ブランドへの敬意すら感じる最高さ加減。ただトータルするとちょっとダルい。 [review] (Myurakz)[投票(2)]
★3この作品をみて、はじめてビトーとマイケルの器の違いに気がついた。 [review] (shaw)[投票(2)]
★4組織を作り上げる過程で「絆」も作り上げる父と、その組織を守るために「絆」を失って行く息子の対比が素晴らしくて、まるで物置の奥から出てきた古いアルバムをめくるような映画だ。 (タモリ)[投票(2)]
★5ロバート・デニーロの演技は出演シーンの割にはがっちり瞼に焼き付くくらい強烈な印象。組織が拡大していく中での苦悩がよく表現されていた。続編ものはこう作れ!という良き見本。 (ADRENALINE of Adrenaline Queen)[投票(2)]
★5マイケルよ。本当は、何をやりたかったんだい? ドン・ビトよ。マイケルに用意していた道は、何だったんですか? ファミリーをテーマにした傑作。 (スパルタのキツネ)[投票(2)]
★5やっぱり大きくなる秘訣は地域密着なのかー。存在価値のなくなりつつあるマフィアを引き継いで大変なマイケルよりも、初代ドンの成りあがり人生と彼のカリスマ性に、より魅力を感じる。 (KADAGIO)[投票(2)]
★5小学生の頃の自分も中年になった自分も同じようにうっとりさせてくれる映画。 (ニュー人生ゲーム)[投票(2)]
★4大河ドラマはこうじゃなくちゃ。ますますいい。 (ぱーこ)[投票(2)]
★4この場合は前作を越えたと言わざるを得ません。同じ年に『チャイナタウン』という素晴らしい映画があったんだけど、こちらの黄昏ぶりにはかなわなかったもんな。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★51と2どっちの方が好き?と言われたら寝れないぐらい悩んじゃう。 (モン)[投票(2)]
★51ほど衝撃はないが、2は深みがある。 (ヒロ天山)[投票(2)]
★5時間を行き来する中でハッとする瞬間がある。 [review] (t3b)[投票(1)]
★5マイケルの陥った暗黒。逆説的にではあるが、赦されたいのなら自らが赦しを与えねばならない、と痛切に感じた。 [review] (週一本)[投票(1)]
★4圧倒的な「凄み」は感じるものの、悲しいかな、複雑なストーリーが十分に理解できない。いつか全て理解できたときに、星5つをつけようと思う。 (パグのしっぽ)[投票(1)]
★5二世代に渡るストーリーがどちらも活きている。見事。 (NAO)[投票(1)]
★4神かつ家長たるものの苦闘。 [review] (たかひこ)[投票(1)]
★5名作であるIの後でこれを撮る気負いや恐怖は全く感じられない。覇権とともにファミリーを得ていく父と、ビジネスの成功に反してファミリーを失っていく息子の対比が見事に描かれている。 [review] (サイモン64)[投票(1)]
★5完成度の高さでは前作に劣るのはいなめないけど、歳の取り方の見事さに5点。役者だけではなく、映画としても、とても2年後につくられたとは思えない熟成っぷり。 (月魚)[投票(1)]