★2 | 小賢しいオンナを叩きまくる菊池寛原作みたいな古臭い作劇にウンザリさせられるし、毒親対決の一方に軍配を上げるのがそもそも無理筋。愛と再生縛りの物語は不自由、水で薄めた『家族ゲーム』という感想。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 表現への乾いたプライオリティが板尾創路の徳を発見できても小泉今日子に悲嘆の実体を見出せない。かかる洒脱はむしろ記憶改変という様式への興味を取っ掛かりにして女の情緒に近接を試みる。 (disjunctive) | [投票] |
★2 | 題名の「空中」に忠実たらんとしたというより視覚的な不安定感によって、人間関係の不安定感を演出することから逃げたとしか思えぬカメラワーク。視覚的には確かに面白いが、タイトルバックのずれたセンスからして悪い意味での違和感が拭えないまま終了。 [review] (煽尼采) | [投票(1)] |
★4 | えっ、これで終わり?と思った。がこれで良いんですね。 [review] (KEI) | [投票] |
★1 | 動く絵コンテかNGカット集かと思ったが、本編を撮影したつもりらしい。ささくれ立った神経だけでできあがった映画を鑑賞することなど出来ない。愚昧な精神によるテーマの弄び。安易な落としどころ設定で片がつくほど、本当の家族崩壊は簡単でない。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | キョンキョンが主婦を演じるというところが凄い! [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 人は親にわが身を投影する。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★4 | 整然と区画された無機質なベッドタウン(センター北辺りですね)と、様々な思念が渦巻く有機体。同じマンションに長い間住んでても言葉はおろか顔さえ知らない住人達もいる。壁を隔てたった数メートル隣ではこちらが知る由も無いドラマがある。たぶん本作の人々はその一例に過ぎない。冷え冷えと聳え立つマンション群。その景観美。 [review] (クワドラAS) | [投票] |
★4 | ストイックな心理劇を予想してたんだが、実際に観てみると奇抜な表現満載のかなりカルト的な作品だった。ある意味ホラーでもあり、バカ映画としても観れる。将来カルト映画として認知されそう。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 『地に足がついてるってカッコイイよ』というマナのセリフに妙に納得。様々な皮肉や工夫が凝らされてる上、バースデイパーティからラストまでのたたみかけなど鳥肌が立つ。94/100 (たろ) | [投票] |
★3 | あんな乾いた家族でさえ幕張や多摩ニュータウンの人工的な都市空間の中ではオアシスのように思えるから不思議だ。そんな意味で話自体は退屈だがロケーションはいい。
(TOMIMORI) | [投票] |
★3 | キョンキョンの痛快コメディホラー。 [review] (笹針放牧) | [投票(1)] |
★5 | 去年の誕生日に見た。あのひとは私だ、とスクリーンの前で固まった。 [review] (tredair) | [投票(8)] |
★4 | 研ぎ澄まされた正気は、まるで狂気と見分けが付かない。 [review] (林田乃丞) | [投票(1)] |
★5 | 所々、「あぁ、やっぱりトリップしてたのかな?」と思わせるシーンがあるものの、これはもしかしたら凄い作品かも知れない。['07.4.11DVD] [review] (直人) | [投票(3)] |
★3 | 音楽が素晴らしい。音楽 ZAK / ヤマジカズヒデです。 (夢ギドラ) | [投票] |
★4 | 三世代のおんなたち(小泉今日子、大楠道代、鈴木杏)がそれぞれの歴史をうまく語っていた。父親も息子も、定型的ではあるもののしっかり描写されているので一家がきれいに浮き彫りになる。日本版『秘密と嘘』。 (カフカのすあま) | [投票] |
★3 | 原作を読んだときは正直『ウザイ』家族だったが、映像になると本当に『普通の家族』のように見えて少し怖かった。 (あちこ) | [投票] |
★3 | 彼女の住んでいた場所は団地なのでしょうか?「団地」とは、集合住宅の集合体を差すのでは?
(2006/10) [review] (秦野さくら) | [投票(2)] |
★5 | やっぱりこの監督を好きでよかった。間違ってなかった。早く、早く帰ってきて欲しいと心から思った。(06.10.27@新京極シネラリーベII) [review] (movableinferno) | [投票(3)] |
★3 | 如何にそれが虚構であろうとも守り抜きたいモノ、それが家族。尖った時代の醒めた映画なら壊すべき対象となるところだ。だが、他に守るべきモノなど無くなった現代では家族こそが唯一のアイデンティティー。誰も自己崩壊したくないから・・・ (sawa:38) | [投票(4)] |
★5 | 冒頭の過剰なカメラワークに、「ああ、ドラッグムービーなワケね」(件のタイホも加味、)と一度は期待を捨てるも、俳優陣の好演に次第に釘付け。ほとんどのシーンに伏線が有り、無駄なものがほとんど無い。 (眠) | [投票(2)] |
★3 | いわゆる「砂上の楼閣」モノではなく、「空中庭園」であるトコロがある意味現代的なのかも。信ずるべき土台すら前提にはない、という意味合いで。それより極私的な理由で、何よりも怖かったのは [review] (くたー) | [投票(2)] |
★5 | 私には「思い込み」がないかな、とってもとっても不安になりました。それはせっかくの人間関係を時には崩してしまうから。 (eye-drop) | [投票] |
★3 | 平成の『家族ゲーム』。鍵が一つしかない庭園つき団地という牢獄。典型的ないわゆるサバービア物で若干古臭さを感じた。 (グラント・リー・バッファロー) | [投票(1)] |
★4 | 角田光代の原作と似ているようでもあり、違うようでもある。最大限に原作の持ち味を生かしつつ、映画だからこその表現でアプローチされた秀作。原作読者にとってはストーリーに収穫はない。しかし、映画として良かった。(2006.02.18.) [review] (Keita) | [投票(2)] |
★5 | 鉄を舐める。 [review] (浅草12階の幽霊) | [投票(1)] |
★4 | 原作を読んではじめて、豊田監督の脚本の上手さを感じた。この監督の持ち味は
映像だと認識していたけど、そーじゃなかった。6人の心理描写で構成され、全員の気持ちがすれ違っている小説を、もう一度新たに組み立て直し、大きな物語(映画)にすることができたのは、棋士養成時代の修練がなせる技? (Linus) | [投票] |
★4 | 凝ったカメラワークにうんざりな前半。 [review] (カルヤ) | [投票(8)] |
★3 | しつこいまでに彷徨い揺れるカメラは確かにある種の不穏をもたらしてはいたが、結局は「空中庭園」を造り出した女の葛藤と、その場での生活を強いられた者たちの歪みは相容れたのか否なのか。やり直しは、繰り返しなのか。お茶を濁された感がある。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | 演出過剰な『こわれゆく女』。秀作。揺れから回転へ。「おめでとう」で初めて固定。エンディングテーマがいいな。 (バーボンボンバー) | [投票(1)] |
★3 | 独楽と凧。 凝ったカメラ技法に息を飲み、翻弄されつつも、リアリティがあまり感じられない。あの状態であの家族が10年以上持ち堪えたことに疑問が残るが、本作の吸引力はすごい。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(1)] |
★5 | 遊び心のある構図と美術、骨太な人間描写、基本に忠実な舞台効果の挿入と、包み込むような底深い優しさ。初期の阪本順治作品を支えた才能を、今、改めて感じる。しかし何より舌を巻いたのは板尾弄りのうまさである。凄く手馴れてる。小泉、大楠、ソニンちゃん、皆絶品です。 [review] (町田) | [投票(4)] |
★5 | 豊田利晃の初の女性映画と思いきや、骨太の人間ドラマに仕立てている。その鮮やかさ。男がなぶりながら女を解体するその面白さ、すごさ。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 古ぼけた鐘のように左右に弧を描いて揺れる、小泉今日子の偽善に満ちた生活。目で追いながらだんだんに気持ちが悪くなってくる。 [review] (水那岐) | [投票(7)] |